趣里がヒロインを務める連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合 毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか)より、桜庭和希役の片山友希からコメントが到着した。
連続テレビ小説第109作『ブギウギ』は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとしたヒロイン・鈴子(趣里)を主人公に、足立紳が描くオリジナル作品。ブギウギは陽気で踊り出したくなるような音楽リズムの一種で、“ブギウギのように多くの人を明るく元気にしたい”という思いが込められている。
片山演じる桜庭和希はスズ子とUSK同期入団の男役。仲良し同期3人組の一人。不器用だが頑張り屋で、真面目な性格。貧しい家庭で、家業を手伝いながら練習をしている。ポジションが同じ後輩の秋山(伊原六花)に実力で抜かれ悩みを抱えている。
片山友希 コメント
◆『ブギウギ』に出演することが決まったときのお気持ちは?
朝ドラでは『べっぴんさん』(2016年)に出演させていただきましたが、それ以来の出演なのでとてもうれしかったです。NHK大阪の建物に入ったときに、そこにあったイスを見て「前回のオーディションの時に、あのイスに座ったな」と思い出し懐かしかったです。スタッフに「大阪にようこそ」と迎えられましたが、私は京都出身なのでNHK大阪は「ただいま」という感覚です(笑)。
◆ご自身の役柄についての印象や、役作りでの工夫や苦労は?
和希のいらだちや焦りは、私が18、19歳の時に仕事がうまくいかず感じでいた気持ちに似ていて共感できます。心が揺れ動く不安定な感じが魅力だと思うので、そこを大事に演じるように心がけています。和希が秋山(伊原六花さん)とこれから次第にコミュニケーションをとれるようになっていく過程も、自分自身がお芝居でいろんな現場に行かせてもらい、だんだん人の意見を聞けるようになっていったのと似ています。和希は秋山の才能を認めることで自分のことも認められるようになったんだと感じます。大変だったのは大阪ことば。京都出身だからこそ大阪ことばと京ことばの微妙な違いが難しかったです。ご指導いただいても違いがわからなくて、「もう一回お願いします」と何回も教えていただきました。
◆ダンスやステージのシーンはいかがでしたか?
ダンスはOSK日本歌劇団の皆さんに1から10まで丁寧に教えていただきましたが、私より教える側の皆さんのほうが大変だったんじゃないかと思います。私の大変なことといえば筋肉痛ぐらいです(笑)。歌劇シーンの撮影は、テンションが上がってとても楽しかったです! ハットのかぶり方やステッキの持ち方など、男役としてかっこよく見えるコツもOSKの皆さんにご指導いただきました。
◆放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
『ブギウギ』はとてもおもしろいドラマです! 演じていて楽しいし、台本読んでいるだけでも楽しいし、スズ子だけでなくリリー(清水くるみさん)、秋山、和希などみんなの心の変化が見られます。和希を演じてあらためて自分のことを俯瞰して見たときに、やっぱり1人では成長できないんだと強く思いました。和希としてもリリーにズバッと言われたら「なんでこんなこと言われなあかんの!?」って思いますが、やっぱりその一言があるから和希の心が動かされるんです。だから私はリリーのせりふが好きなんです。和希の感情があふれるシーンにはリリーの一言がすごく大事です。『ブギウギ』ではそういった「相手がいる」ということが大切に描かれていると感じました。それぞれがそれぞれに支えられていて頑張る姿が描かれています。葛藤しながら自分と向き合って成長していく登場人物たちをぜひ楽しんでください。
番組情報
連続テレビ小説『ブギウギ』
NHK総合ほか
毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか
番組公式HP:https://nhk.jp/boogie
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