桜田ひより主演の『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)より、主題歌を担当するざきのすけ。の現場訪問レポートが到着。さらに11月11日(土)放送の第5話に登場する料理も公開された。
極度の人見知りで他人とまともな会話ができず、目すら合わせられない。コミュニケーション能力ゼロ、ゆえに友達もできず空回りばかりしてしまう大学3年生の辺清美。そんな清美が、唯一可能なコミュニケーション手段は「料理」だった。本作では、料理を通じて清美の成長を描く。
辺清美を演じるのは、女優として目覚ましい活躍を見せる桜田ひより。清美が働く定食店「阿吽」の店主・中江善次郎に渡部篤郎。また善次郎の一人息子で、父親に素直になれずお互いに壁を感じている高校生・中江清正を窪塚愛流が演じる。
このたび、ドラマの主題歌「オレンジ」を歌う22歳のシンガーざきのすけ。が撮影現場を訪れた。日頃はストリートライブを行っているというざきのすけ。は、自前の機材を用意して登場。また楽曲にちなみ、オレンジ色の駄菓子をいっぱい持ってきたざきのすけ。に桜田も大喜び。
さらに、「阿吽」のセット内で、桜田、渡部、窪塚を前に主題歌を熱唱した。歌い終わるとスタッフからも大きな拍手を受けたざきのすけ。は「阿吽のセット内ということもあり、自分も作品の一部になれたような感覚です」と、興奮冷めやらぬ様子だった。
「目の前でプロの方の生歌を聴いたことがなくて、本当に心に響きました。ざきのすけ。さんの力強い歌声が阿吽の雰囲気とも相まって、とても素晴らしい空間になりました」と桜田は感激。一方、渡部が「本当にすてきな歌ですね。このような定食屋で歌っていただいて感謝しています」と冗談交じりに言うと、ざきのすけ。も大恐縮。
そして窪塚の「自分が出演しているドラマの生歌を聴くのは初めての経験で、とてもうれしいです。撮影では桜田さんと渡部さんに追いつくのに必死の毎日なんですが、曲を聴いてまだまだ頑張ろうという気持ちになりました」という熱い言葉に、今度は大感激。柔らかなメロディに、ざきのすけ。による他にはない世界観の歌詞が乗ることで、土曜の夜にふさわしい温かな曲となった。
ざきのすけ。コメント
最初にオファーを受けたときは、驚きと同時にとても光栄なことだと思いました。またこのドラマは料理がテーマになっていますが、僕自身も料理がとても好きで、そこにリンクした温かな作品が作れるのではないかというワクワク感も感じました。
実は僕自身も人とのコミュニケーションが得意な方ではないんですね。清美さんのコミュニケーション手段が料理だとしたら、僕の場合は音楽。音楽を通じて人とのつながりができたり、自分なりの居場所を作ることができています。
「オレンジ」の中にも「おかえりでほどけるように ただいまでほぐれるように」という歌詞があるのですが、そうした居場所の大切さや、当たり前すぎて忘れがちな日常の優しさみたいなものを伝えられたらいいなと思い、この曲を作りました。
ドラマというのは、僕のことを知らなかった方にも曲を聴いていただける「場所」。清美さんは自分らしくいられる場所を見つけ成長していきますが、皆さんもそういう場所の大切さに気付いて、この曲を聴いて、温かな気持ちになっていただけたらすごくうれしいです。
また、11月11日(土)放送の第5話には、清美(桜田ひより)が幼い頃に両親を亡くしたことから、清美をずっと気遣い見守ってきた叔母・辺明美(原沙知絵)が登場。その突然の訪問から、家族にとっての思い出の味がひもとかれていく。
今回、登場するのは寒い季節には欠かせない豚汁。もちろん、東京・恵比寿「賛否両論」店主の笠原将弘が料理監修を行った、ここだけのオリジナルレシピだ。
根菜をたっぷり加えることで、主菜のようなボリューム感が出る豚汁。日に日に寒くなるこの季節には欠かせない、心も身体も温まる一品だ。基本に忠実な善次郎のレシピに対し、今回紹介するのは、柔らかな味わいの清美流の豚汁。うまみが身体に染みわたる、あっさりした味付けが特徴だ。
そのポイントの一つ目は「具材を炒めずに煮ることで、柔らかな食感に」。豚汁の作り方は、豚バラ肉や野菜、こんにゃくを油で炒めてから煮ることで、素材それぞれの味を引き出すのが一般的。しかし、今回清美が選んだのは具材を炒めず、だしでそのまま煮るという手法だ。これにより具材全体にだしのうまみがしっかりと染みて、みそ汁のような柔らかな食感が生まれる。
二つ目は「コクを出す隠し味は、みりん」。具材が柔らかくなるまで煮てみそを溶き入れたら、最後にしょうゆとみりんを加える。しょうゆには香りづけの、そしてみりんにはコク出しの効果があり、品良くまろやかな味に仕上がる。また最後に針しょうがを乗せたり、辛いもの好きなら七味唐辛子を加えると、味のアクセントにもなる。
さらに、笠原は「私の店でも豚汁にみりんを加えて、コクを出しています。また具材を“煮る”清美と“炒める”善次郎の間を取って、下ゆでしてから炒めるという方法もあります。肉の脂が適度に落ちるので、豚バラ肉が苦手な人の口にも合うのでは」と。
また、「季節によって入れる具材を変えてアレンジするのもおススメです。たとえば今の時期であれば、数種類のキノコを入れて仕上げにゆずの皮を乗せてみたり…。もう、想像するだけで食べたくなりますね(笑)」ともうひと手間を提案した。
第5話 あらすじ
「阿吽」で毎年秋から冬にかけて提供している定番メニューの「豚汁」。味見を頼まれた清美(桜田ひより)は率直においしいと感想を伝えるが、豚汁は一年前に亡くなった妻が担当していたこともあり、善次郎(渡部篤郎)は同じ味が再現できていないと考えていた。そんな中、何の連絡もなしに清美の叔母・明美(原沙知絵)が「阿吽」にやって来る。
アルバイトが忙しくなり、メッセージの返信が減った清美を心配し訪ねてきたのだ。子どもの頃のようにあれこれと世話を焼く明美を少し疎ましく思う清美は、つい感情が爆発してしまい…。
番組情報
『あたりのキッチン!』
東海テレビ・フジテレビ系
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分
出演:桜田ひより、窪塚愛流、工藤美桜、峯村リエ、原沙知絵/渡部篤郎
原作:白乃雪「あたりのキッチン!」(講談社アフタヌーン KC)
企画:市野直親(東海テレビ)
脚本:橋本夏(『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)、『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~』(読売テレビ・日本テレビ系)、『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)ほか)
ニシオカ・ト・ニール(『賭けからはじまるサヨナラの恋』(U-NEXT)、『イケメン共よ メシを喰え』(テレビ大阪)ほか)
音楽:MAYUKO、眞鍋昭大
演出:岩田和行(『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』『家族ゲーム』(フジテレビ系)、『黒鳥の湖』(WOWOW)ほか)
菊川誠(土ドラ『リカ』、『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)、『悪魔はそこに居る』(Paravi)ほか)
本間利幸(『アイゾウ』『シンデレラはオンライン中!』(フジテレビ)、『左ききのエレン』(TBS)ほか)
木下高男(『ばらかもん』『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)、『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)
プロデューサー:遠山圭介(東海テレビ)(土ドラ『三千円の使いかた』『おいハンサム!!』『その女、ジルバ』ほか)
貸川聡子(共同テレビ)(『忍者に結婚は難しい』『推しの王子様』『知ってるワイフ』(フジテレビ系)ほか)
制作協力:共同テレビ
制作著作:東海テレビ
番組サイト:https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/
番組Instagram:https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/
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