2024年1月スタートの日曜ドラマが、主演・門脇麦、永瀬廉と大森南朋の共演による『厨房のありす』(日本テレビ系 毎週日曜 午後10時30分~11時25分)に決定し、コメントが到着した。
「もっと要領よく、うまく、生きていけたらいいのに」。本作は、みんながそんな想いを抱えながら明るくお互いの凸凹を埋め合い、支え合い、あったかい言葉とごはんで絆を結ぶ物語。門脇麦×永瀬廉×大森南朋が繰り広げる新時代のハートフル・ミステリーだ。
主演は2023年1月期の水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』でも主演を務め、確かな演技力で映画・舞台でも幅広く活躍中の門脇麦。「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症の料理人で、主人公の八重森ありすを演じる。
「自閉スペクトラム症」とは、主に社会的なコミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりがあるなど、多種多様な特性の見られる発達障害のひとつ。
自閉スペクトラム症の特性から、ありすは頑固でこだわりが強く、人とのコミュニケーションは苦手。しかし、驚異的な記憶力の持ち主で、特に大好きな化学においては膨大な知識を持ち併せている。食材の栄養素や調理工程の化学変化の知識から、それぞれの客に合った、おいしくて癒やされる“やさしいごはん”を作り出す天才料理人なのだ。
そんなありすの料理店「ありすのお勝手」にバイトとして転がり込む謎の青年・酒江倖生役には、数々の映画・ドラマで主演を務め、俳優としても活躍する永瀬廉(King & Prince)。一見すれていて無愛想な倖生だが根は心優しく、ありすの行動や言動に戸惑いながらも徐々に寄り添い、支えるようになっていく。
そして、ありすの父親で有機化学を教えるゲイの大学教授・八重森心護役を演じるのは、2002年1月期放送の『続・平成夫婦茶碗』以来、22年ぶりの日本テレビ出演となる名バイプレーヤー・大森南朋。3歳でありすを引き取り、大きく深い愛情でありすを見守り育ててきた“ゲイのお父さん”心護の想いとは。
脚本は、舞台演出家・映画監督でもある玉田真也のオリジナル作品。ハンディがあったり、マイノリティだったり、それぞれに生きづらさを抱えた登場人物たちの心温まるヒューマンドラマでありつつ、ある事件の謎を解き明かすミステリーの側面も。
その事件とは、ありすの家族、出生の秘密と深く関わっていて――!? 25年前、なぜ心護はありすを1人で育てることになったのか。突然店に現れた倖生にも“ある目的”があるなど、複雑に絡み合う人間関係も注目だ。
キャラクター詳細&門脇、永瀬、大森、鈴間広枝プロデューサーのコメントは次ページに掲載。
八重森ありす役 門脇麦
〈キャラクター〉
小さな料理店「ありすのお勝手」の店主。
自閉スペクトラム症の特性のため、頑固でこだわりが強く、コミュニケーションは苦手。だが、驚異的な記憶力の持ち主で。特に大好きな化学においては膨大な知識を持ち併せる。
3歳の頃から、有機化学者の父・心護と2人暮らし。心護の影響で化学にハマり、5歳で大学生の課題を解くまでに。やがて食材の栄養素や調理工程を、化学式や化学変化で理解するようになる。「料理は化学です」が口癖で、ひとたび料理の解説をし始めると止まらない。
お客さんの健康状態や精神状態から、その人に合った“やさしいごはん”を作る天才料理人。
〈コメント〉
私自身も大好きなお料理がたくさん出てくるドラマです。
私が演じるありすは自閉スペクトラム症でコミュニケーションを取るのは苦手だけど、料理で人とつながりたいと、不器用ながらに一生懸命な女の子です。
料理を化学式で説明するシーンも多く、恐らくかみまくってしまうのではないかと今から危惧しているほどせりふが少しややこしそうです。でも、脚本家の玉田さんが紡ぐ、どうしたってほっとしてしまうせりふや、胸が温かくなるストーリーが冬にぴったりの、心がほっこりするドラマになるのではないかと今からワクワクが止まりません。
永瀬さん、大森さんをはじめとするキャストスタッフの皆さまといい作品にすべく日々まい進したいと思います。皆さまにも優しさがじんわり伝わる作品になりますように。
酒江倖生役 永瀬廉
〈キャラクター〉
「ありすのお勝手」に、住み込みバイト希望でやってくる。
住所不定のフリーターで、一見すれていて無愛想なため、周囲から怪しまれるが、ありすが気に入り、ホールスタッフとして雇われることに。
自閉スペクトラム症のありすの行動や言動に戸惑うことも多いが、その才能やひたむきさに次第に引かれ、支えるようになっていく。ぶっきらぼうだが、根は優しい。
実は、ある目的で店にやって来ていて…。
〈コメント〉
2022年の『新・信長公記』に続いて、また日曜ドラマに出演できるのがうれしいです。
僕は全く料理をしないのですが、台本を読んで、“化学”という目線で料理を捉えているのが、とても新鮮でした。たくさんの料理が登場するので、撮影中はドラマの料理だけでおなかいっぱいにできそうで、楽しみです!(笑)
僕が演じる倖生は、ありすの元に住み込みバイトとして現れるミステリアスな青年。人との距離の取り方が不器用で、無愛想に見られがちな感じですね。僕も結構、人見知りですが本当は寄り添いたいタイプ(笑)。でも、寄り添いたい気持ちが相手にうまく伝わらなかったりするところが、倖生と似ているかもしれないです。
初めてご一緒する門脇さん、一度共演させていただいている大森さんとのお芝居を、そしておいしい料理を、精いっぱい楽しみたいと思います!
温かい気持ちになれてクスッと笑える作品ですので、倖生はなぜ、ありすの元にやって来たのか? という謎に注目してもらいつつ、皆さん楽しみにお待ちください!
八重森心護役 大森南朋
〈キャラクター〉
ありすの父親。未婚でゲイ。
大学で有機化学を教える教授。かつては大手製薬会社・五條製薬で創薬研究をする化学者だったが、25年前に大学の研究室へ戻る。
ゲイであることを公言し、ご近所さんに助けられながら、男手一つでありすを育ててきた。
温厚で心優しく、ありすを深い愛情で見守っているが、娘に関してはかなり心配性。
ありすには「母親は亡くなった」と説明しているが、多くは語らず…。
〈コメント〉
このドラマはユニークな角度から、さまざまな特性を持った人たちに踏み込んでいくお話です。“化学者でゲイ”という役柄は、自分とは異なる部分も多くありますが、人間的に持っている大きく深い部分での共通点を大切に演じていけたらと思います。
ドラマに出てくる料理も楽しみにしていてください! 料理は普段あまりしませんが、食べるほうでは、サバの塩焼き、おそばなどが好きで最近はヘルシー路線です。強いて言うなら得意料理は餃子。といっても包むことに特化しているので、これを料理と呼んでよいものか分かりませんが(笑)。
素晴らしい面白いキャストが集まっています。このメンバーでどんな化学反応を起こせるか、とてもワクワクしています。
いろいろな謎が途中で明かされていくところも大きな見どころになりますので、ぜひ楽しみにしていてください!
鈴間広枝プロデューサー コメント
ありすという難しい役もきっと繊細にキュートに演じてくださる! と信じてやまない大好きな門脇麦さん。カッコよさとはかなさをはらむ倖生に、華があるのに影もある唯一無二の空気をまとう永瀬廉さん。そして、ありすを包み込む大きな愛の人・心護に、穏やかな包容力のあるお芝居が魅力の大森南朋さん。こんなにすてきなキャストの皆さまにご参加いただき、撮影が待ち遠しいです!
自閉スペクトラム症の主人公、セクシャルマイノリティの父親が登場する本作。制作にあたり、たくさんの当事者の方々、ご家族、医療・福祉関係の皆さまが取材にご協力くださいました。本当にありがとうございます。共通する想いは「ちゃんと知ってほしい」ということ。その想いを大切に、脚本の玉田真也さんと、素晴らしいキャストの皆さまと共に、スタッフ一同、1シーン1シーン丁寧に制作して参ります。
そして、この物語は決して特別な世界のお話ではありません。仕事、恋、子育て、対人関係やコンプレックスに悩むすべての方へ。ありすと彼女を取り巻く人々の生き方や言葉たちが、心のカサカサやチクチクを、少しでも癒やすお手伝いができたら。また、秘密を抱えた登場人物たちの人間関係も見どころになりますので、ミステリーとしても存分にお楽しみいただける作品に致します! 1人でも多くの方に受け取っていただけたら幸いです。
番組情報
『厨房のありす』
日本テレビ系
2024年1月スタート
毎週日曜 午後10時30分~11時25分
<キャスト>
門脇麦、永瀬廉、大森南朋
脚本:玉田真也(『スイートモラトリアム』(23年TBS)監督・脚本、『かしましめし』(23年テレビ東京)脚本、『純愛ディソナンス』(22年フジテレビ)脚本、映画「そばかす」(22年)監督、映画「僕の好きな女の子」(19年)監督・脚本 ほか)
音楽:横山克
演出:佐久間紀佳、鈴木勇馬
プロデューサー:鈴間広枝、諸田景子、松山雅則
チーフプロデューサー:三上絵里子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/alice/
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