上川隆也、陣内孝則、緒形直人、平岡祐太、吉柳咲良、川瀬莉子が松本清張 二夜連続ドラマSP第一夜『顔』に出演【コメントあり】

ドラマ
2023年11月29日
『顔』上段左から)緒形直人、上川隆也、陣内孝則 下段左から)川瀬莉子、吉柳咲良、平岡祐太 ©テレビ朝日

後藤久美子と武井咲がW主演を務める、テレビ朝日開局65周年記念 松本清張 二夜連続ドラマスペシャル 第一夜『顔』(2024年1月3日(水)午後9時~11時05分)に上川隆也、陣内孝則、緒形直人、平岡祐太、吉柳咲良、川瀬莉子の出演が発表された。

後藤久美子×武井咲が初共演にしてW主演で挑む同作は、これまで幾度となく実写化されてきた松本清張の名作を人気脚本家・浅野妙子の手で現代版へと大胆にアップデート。武井演じる殺人を犯した覆面アーティスト・井野聖良と後藤演じる殺人犯を目撃した弁護士・石岡弓子が、追いつ追われつのサスペンスを展開する。

このたび、本作を彩る共演陣が解禁された。上川隆也、陣内孝則、緒形直人、さらには平岡祐太、吉柳咲良、川瀬莉子がW主演の後藤&武井を取り囲み、物語をますます盛り上げていく。

『松本清張・最終章 わるいやつら』(テレビ朝日)や『松本清張サスペンス・影の地帯』(TBS)などの清張作品に出演してきた上川が演じるのは、聖良が犯した殺人事件を捜査する刑事・進藤薫。事件と事故の両面で調べられていた被害者・森尾亘の死が“事故”という形で片付けられた後も、亘の死に疑念を抱き、執念深く犯人を追い続けている。

独自に捜査を進める過程で、ただ1人の目撃者である弓子、そして被害者と関係があった“かもしれない”聖良と面識を…。決定的な証拠がないまま3年が過ぎたある日、事態は突然、急展開を迎え、聖良を追い詰めていくことに…。

上川が演じる「うだつは上がらないがやる気だけはある」という刑事の進藤が、物語にどのような影響を与えるのか。「監督とワンシーン毎に確認し合った」と話す上川が造り上げる刑事像に注目だ。

これまで数々の清張作品でその存在感を発揮してきた陣内が演じるのは、聖良と殺された亘が所属する芸能事務所の社長・大西彰。亘と聖良の交際に薄々気付いていた彼は、聖良のその後の行動に不審感を抱いていた。デビューを目前に事務所を辞め、自分のもとから逃げた聖良を快くは思っておらず、成功した聖良と再会した大西はある企みを…。

演出を手掛けた藤田明二監督からの「ちょっと昭和のニオイのする昔ながらの芸能プロの社長を」というリクエストを受け、自身の持つ“昭和感”を前面に押し出しながら大西を演じたと話す陣内。聖良への恨みから捜査の目が彼女に向くよう仕向ける狡猾な事務所社長を陣内がいかに演じるのか。

『松本清張作家活動40周年記念 西郷札』(TBS)や『松本清張没後10年記念・張込み』(テレビ朝日)などの清張作品に出演してきた緒形は、ネットニュースの情報屋・岩城昌義を演じる。

芸能関係、政治関係なんでも扱う悪名高き暴露系の動画サイト「イワッキーチャンネル」の配信者である岩城は、聖良の素顔を暴こうと彼女に接近。その中で弓子の娘・紗由美が抱えた秘密を知った岩城は、それを「イワッキーチャンネル」で何倍にも誇張して配信するという暴挙に出る。

緒形が「物語を引っ掻き回す曲者」と語り、クセのある人物に仕上げたという岩城が、この物語にどんな不穏な要素をまき散らすのか。その行動から目が離せない。

また、聖良が歌う動画を見て彼女の才能を見いだす音楽プロデューサーの高木信介役には平岡祐太、ある理由からひきこもりになり、母親に対して反抗心をむき出しにする弓子の娘・石岡紗由美役には吉柳咲良、そして殺された亘のマネージャーの伊藤左希役には川瀬莉子が決定した。

弓子と聖良を取り巻く魑魅魍魎(ちみもうりょう)たち。それぞれの立場で事件と関わる彼らは、どのように運命の糸を絡ませていくのか。上川、陣内、緒形によるコメント全文は以下を参照。

上川隆也 コメント

今回、松本清張二夜連続ドラマスペシャル『顔』というとても大きな企画でお声がけいただけたこと、大変うれしく思いました。
私が演じた進藤薫という刑事は「うだつは上がらないがやる気だけはある」。ともすれば場を荒らす要素にもなる男ですが、その進藤の気質を緊張感のある物語の中で良い形で生かしていけるよう、監督とワンシーン毎に確認し合いつつ、進藤の言動を楽しみながら造っていきました。
武井咲さんの物腰柔らかく嫋(たお)やかな佇まいはこれまで画面を通して拝見していた印象と変わる事はありませんでしたが、ある日現場に入られた際、指に巻かれた絆創膏に「家事の最中火傷してしまって」と打ち明けられた時の微笑みはとても無邪気で、幾つもの側面をお持ちなのだろうと思わされた一コマでした。
そして後藤久美子さんには、これまでの半生を彩る華々しい経歴や足跡にも関わらず、初対面から気さくにお声掛けいただき、胸襟の開かれた親しみやすいお人柄には驚かされました。
後藤久美子さんの久し振りの地上波出演という大きな話題もあるかと思いますが、武井さんとお2人で描いていく緊張感のあるストーリーこそが今回の見どころでしょう。私もその一角で御力添え出来るよう、精一杯演じさせていただきました。ぜひお楽しみいただきたいと思います。

陣内孝則 コメント

もはやレジェントといっていい、後藤久美子さんの30年ぶりの復帰作であり、同時に武井咲さんの久々の作品に立ち会えて大変光栄に思います。
また『顔』という作品は、私は昔の松竹映画の印象があるのですが、今回は松本清張作品の面白さをそこなわない、2人が軸の令和の『顔』になっているのではないでしょうか。
私が演じた大西には、藤田監督から「ちょっと昭和のニオイのする昔ながらの芸能プロの社長を…」というリクエストがありまして…。私自身昭和の男という自覚があるので…そのまま演じました(笑)。
藤田監督の現場はいつもチームワークがよく、心地良い現場なのですが、今回はさらに武井咲さんはもちろん後藤久美子さんのスタッフや共演者に対する気遣い心遣いが座長然として癒されました。と、みんな言ってました!
武井さんはもともと美貌の女優さんですが、結婚や出産を経験された事で逆に女性としての美しさに磨きがかかった上にすごく温もりを感じるすてきな女優さんでした。そんな華のある武井さんと後藤さんというお2人が対峙したシークエンスで放つ華麗なハレーションが、このサスペンスを一層盛り上げてくれる事だと思います。お楽しみに。

緒形直人 コメント

名作を、現代版として届けられることをうれしく思います。
この作品では、物語を引っかき回す曲者の役です。台本上では、チンピラのような人物でしたが、藤田監督からの提案で、少々クセのある人物像にしてみました。
藤田監督はとても熱い方なので、皆を引っ張り現場はいつも活気にあふれています。
同じような勢いを感じたのが、後藤久美子さんです。
毎日を、役をとても楽しんでいて、彼女の新たな魅力を作品から感じることができると思います。
1月3日よる9時からです。ぜひご覧ください!

番組情報

テレビ朝日開局65周年記念 松本清張 二夜連続ドラマスペシャル 第一夜『顔』
テレビ朝日系
2024年1月3日(水)午後9時~11時05分

<キャスト>
後藤久美子
武井咲

緒形直人

平岡祐太
吉柳咲良
川瀬莉子

川﨑麻世
西尾まり
佐戸井けん太
平泉成

陣内孝則(特別出演)

上川隆也 ほか

原作:松本清張「顔」(新潮社刊)(新潮文庫傑作短編集5『張り込み』所収)
脚本:浅野妙子
音楽:沢田完
演出:藤田明二
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:残間理央(テレビ朝日)
中込卓也(テレビ朝日)
目黒正之(東映)
望月卓(東映)
制作:テレビ朝日 東映

©テレビ朝日

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