『あたりのキッチン!』第8話は「試合前の水ギョーザ」 料理監修・笠原将弘も阿吽の客役で登場「まさか夢がかなうとは」

ドラマ
2023年12月02日
『あたりのキッチン!』©東海テレビ ©白乃雪/講談社

桜田ひより主演ドラマ『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)の第8話(12月2日(土)放送)に登場する料理が公開。また、今回出演も果たす料理監修担当・笠原将弘からコメントが到着した。

極度の人見知りで他人とまともな会話ができず、目すら合わせられない。コミュニケーション能力ゼロ、ゆえに友達もできず空回りばかりしてしまう大学3年生の辺清美。そんな清美が、唯一可能なコミュニケーション手段は「料理」だった。本作では、料理を通じて清美の成長を描く。

辺清美を演じるのは、女優として目覚ましい活躍を見せる桜田ひより。清美が働く定食店「阿吽」の店主・中江善次郎に渡部篤郎。また善次郎の一人息子で、父親に素直になれずお互いに壁を感じている高校生・中江清正を窪塚愛流が演じる。

第8話では、清美(桜田ひより)が就職活動でプレゼンに挑戦。清正(窪塚愛流)もサッカー部の試合で強豪校と対戦と、それぞれが新たなステージに進む。それに続けと役者に挑戦するのは、料理監修担当で「賛否両論」の笠原将弘。いったいどんな役で登場するのか。

『あたりのキッチン!』©東海テレビ ©白乃雪/講談社

そんな今回登場する料理は、栄養満点で消化もいい「試合前の水ギョーザ」。「ギョーザの魅力は、やっぱりパリパリの皮だよね」という人にこそ食べてほしいのが水ギョーザ。ゆでることで生まれる独特のもっちり感は、焼きギョーザとはひと味違うおいしさ。

大事な試合を明日に控えた清正のためにあえて具が少なめの水ギョーザを作った清美だが、なぜ具が少ない方がいいのか。そもそも試合前に水ギョーザを作った清美の真意とは。

『あたりのキッチン!』©東海テレビ ©白乃雪/講談社

調理時のポイントの1つ目は「ギョーザの皮は、厚めのものをチョイス」。ゆでる際に皮が破れやすい水ギョーザは、焼きギョーザよりも厚めの皮を選ぶといい。具を入れたらしっかりと閉じ、湯に入れる際もお玉で軽くひと混ぜすると、鍋の底にくっつかずにゆで上がる。ちなみにゆで上がりのタイミングは、皮にモチモチ感が出てきて、浮き上がってきたら食べ頃だ。

2つ目のポイントは「具はしっかり混ぜ、なめらかな食感に」。今回のレシピでは豚肉も野菜も量が少なめだが、その分しっかりとした味にしたい。そこで具材と調味料を混ぜ込む際は、十分に粘りが出るまで混ぜるのがポイント。ねっとりとした粘りが出るところまで混ぜると具材に調味料の味が含まれ、ゆでた際の食感も良くなる。

『あたりのキッチン!』©東海テレビ ©白乃雪/講談社

監修の笠原は「水ギョーザを作る場合、具は焼きギョーザよりも野菜を多めに入れたほうが、おいしく仕上がると思います。その分あっさりとした味になるので、付けダレでいろいろ楽しんでみては?」と提案。

「おススメは、ハチミツおろし酢(水気を絞った大根おろし100グラム、酢大さじ3、しょうゆ大さじ2、ハチミツ大さじ2、黒こしょう少々)と、梅みそダレ(種を取り除き包丁でたたいた梅干し5粒分、卵黄1個、みそ大さじ2、サラダ油大さじ1、砂糖小さじ2)という、さっぱり味とこってり味の2種類。簡単なので、両方作って食べ比べてみるのもいいですね」と付けダレの例を。

また、「ちなみに日本ではサイドメニューで頼むことの多いギョーザですが、中国では主菜になります。だからもし副菜を付けるなら、生野菜たっぷりのサラダや卵焼きなどが合うと思います」ともうひと手間も提案した。

なお、笠原はおなじみの調理服ではなく、ジャケット姿でドラマに登場。「阿吽」に昼食を食べに来た客の役で出演する。清美が笠原演じる客に唐揚げ定食を出すという設定で、出し終わった後「確かにみんな(唐揚げが)好きだよね…」と独り言をつぶやく清美に、思わず客が「何か?」と声をかけるという流れだ。

「お客さん役の笠原将弘さんです!」とスタッフに紹介されると「素人なんで、お手柔らかにお願いします」と、少し緊張した様子の笠原。それでもドライ(本番前に俳優陣とスタッフが、せりふや動きを確認する工程)を終えると、「おっ、これならイケるかも」と手応え(?)をつかんだようだ。

『あたりのキッチン!』©東海テレビ ©白乃雪/講談社

いよいよ本番。清美がリハーサル通りに料理を出して独り言をつぶやくと、「1個食べます?」と、まさかの台本にはないアドリブを入れた笠原。これにはセット裏でモニターを見つめていたスタッフ陣もビックリ。『ノンストップ!』(フジテレビ)で毎回、設楽統と軽妙なトークを繰り広げている笠原ならではの“瞬発力”が発揮されたといえる。

カットがかかった後、「いやぁ、思わず言っちゃいました」と照れる笠原に対して、「すごく自然で良かったんですけど、一応台本通りのバージョンもお願いできますか?」という監督の指示に現場は笑いに包まれた。その後、通常のバージョンも撮影し、「役者・笠原将弘」の仕事は無事終了。果たしてどのテイクが使われるのか、楽しみなところだ。笠原によるコメントは以下を参照。

笠原将弘 コメント

◆ドラマ初出演の感想を教えてください。

いやぁ、人生において大変貴重な経験をさせていただきました。料理監修のお話をいただいた時、「できたら料理人の役で出演したいなぁ…」みたいなことをポロッと言っていたのですが、まさか夢がかなうとは…。まぁ料理人の役ではなく、「阿吽」に昼食を食べに来た近所のIT会社の社長、という設定だそうです。

◆本番ではいきなりアドリブを入れていましたね!

「自分が客だったら、こんなこと言っちゃうかな」ということを、とっさに言ってしまいました。出てきた唐揚げが本当においしかったので、心の声が思わず漏れてしまった感じです。
役を演じるということについて自分は素人。本業ではないからこそ、意外と伸び伸び演じられたのかもしれません。
ちなみに私の実家は焼き鳥屋だったので鶏料理が出てくる比率は高かったのですが、唐揚げに関してはなぜかいつも甘酢がかかっていました。だから大人になるまで、それが当たり前だと思っていたんです。

◆もしまたオファーがあったら?

いやぁ、怖いですね(笑)。ハマってしまったらどうしよう。オファーがあったらやりたいですね。今後は料理人と俳優の二刀流ということで(笑)。それは冗談ですが、とても勉強になりました。これからの仕事にも生きると思います。もし何かの機会があったらぜひ「役者・笠原将弘」を呼んでください。

『あたりのキッチン!』©東海テレビ ©白乃雪/講談社

番組情報

『あたりのキッチン!』
東海テレビ・フジテレビ系
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分

出演:桜田ひより、窪塚愛流、工藤美桜、峯村リエ、原沙知絵/渡部篤郎

原作:白乃雪「あたりのキッチン!」(講談社アフタヌーン KC)
企画:市野直親(東海テレビ)
脚本:橋本夏(『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)、『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~』(読売テレビ・日本テレビ系)、『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)ほか)
ニシオカ・ト・ニール(『賭けからはじまるサヨナラの恋』(U-NEXT)、『イケメン共よ メシを喰え』(テレビ大阪)ほか)
音楽:MAYUKO、眞鍋昭大
演出:岩田和行(『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』『家族ゲーム』(フジテレビ系)、『黒鳥の湖』(WOWOW)ほか)
菊川誠(土ドラ『リカ』、『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)、『悪魔はそこに居る』(Paravi)ほか)
本間利幸(『アイゾウ』『シンデレラはオンライン中!』(フジテレビ)、『左ききのエレン』(TBS)ほか)
木下高男(『ばらかもん』『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)、『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)
プロデューサー:遠山圭介(東海テレビ)(土ドラ『三千円の使いかた』『おいハンサム!!』『その女、ジルバ』ほか)
貸川聡子(共同テレビ)(『忍者に結婚は難しい』『推しの王子様』『知ってるワイフ』(フジテレビ系)ほか)
制作協力:共同テレビ
制作著作:東海テレビ

番組サイト:https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/
番組Instagram:https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/

©東海テレビ
©白乃雪/講談社

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