菅野美穂が主演を務める木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系 午後9時~9時54分)より、クランクアップレポートが到着した。
今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の「ゆりあ先生の赤い糸」(講談社)を、菅野美穂主演で連続ドラマ化した本作。かつてない地味でタフで明るい“踏ん張るおっさん主婦”ヒロインが、目の前に突然現れた夫の彼氏、彼女、隠し子と奇妙な同居生活を開始。時にぶつかり合い、時に手を取り合い、みんなで意識不明状態となった夫の介護にいそしみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と血のつながりを越えた“家族”の絆を編み上げていく。
本日12月7日(木)は第8話を放送。物語はクライマックスに向け、ますます波乱続きだが、撮影現場はひと足先に大団円。“疑似家族”たちが奇妙ながらも深い絆を築いてきた思い出深い伊沢家のセットで、ついにクランクアップの日を迎えた。
夫の妹・伊沢志生里役の宮澤エマ、実姉・泉川蘭役の吉瀬美智子、姑・伊沢節子役の三田佳子とのシーンをもって、撮了となった主演・菅野美穂。波乱続きの人生に果敢に立ち向かっていく主人公・伊沢ゆりあを、全身全霊で演じ切った菅野の表情は晴れやか。最後のあいさつでも「キャストの皆さんのお芝居が生き生きと、より輝くように、監督陣がすごい熱意で取り組んでくださって…。ものすごいエネルギーで撮影が進んでいくなと感じていました。私も気持ちだけでも負けずに返せるように…という思いで、現場に通っていました」と、充実感をにじませた。
もちろん、キャスト陣からも鼓舞される毎日だったそうで、「芸歴63年という長いキャリアでありながらも、なお誠実で情熱のある三田さんの姿勢に胸を打たれました。吉瀬さんとは13年ぶりの共演。初共演のキャストの方が多い中、すごくホッとする存在でした。エマさんも現場に来てくださると、空気がほぐれて、本当に助けられました」と、一人一人の目を見つめながら感謝を伝えた。
さらに「鈴鹿(央士)君にも、松岡(茉優)さんにも、木戸(大聖)君にも本当に刺激を受けました。年上からも教えられ、年下からも教えられ…という時期に、私も入ったんだなと思いました」としみじみ。「“赤い糸”とは恥ずかしくて言えませんが(笑)」とちょっぴり照れながらも、「ターニングポイントになったというか…またつながりたいなと思う人たちとご一緒させていただけました。本当にありがとうございました!」と感無量の様子で深々とお辞儀をし、3か月にわたる撮影を締めくくった。
そんな『ゆりあ先生の赤い糸』では、ドラマ自体はまだまだフルスロットル。先週放送された第7話のラストでは、要介護状態だったゆりあの夫・伊沢吾良(田中哲司)が完全に目覚め、言葉を発することに。しかし、それは吾良の“彼女”小山田みちる(松岡茉優)の次女・みのん(田村海夏)が自分の子だと告げる、残酷な言葉で…。吾良の“彼氏”箭内稟久(鈴鹿央士)はショックを受け、伊沢家を飛び出してしまう。
第8話では、吾良の告白が“介護に縛られてきた稟久を自由にするためのうそ”だったことを知るゆりあが、稟久に真意を伝えようとする。ところが、稟久は完全にシャットアウト状態。そんな中、稟久のみならず“一家”も自由にしたいと考え、禁断の恋に足を踏み入れたゆりあに「好きにしていい」と告げる吾良。一時は本物の家族さながらの絆を築き上げつつあった“疑似家族”が、ここへ来てバラバラに…。
一方、ゆりあと年下彼氏・伴優弥(木戸大聖)の禁断の恋にもまさかの展開。あろうことか、ゆりあは優弥の妻・伴里菜(えびちゃん)と一対一で対面することになる。果たして、この直接対決はゆりあと優弥の関係にどんな影響をもたらすのか。さらに、ゆりあの人生に目の前が真っ暗になるような暗雲も立ち込め、最後の最後まで容赦ない出来事が畳み掛ける。
番組情報
『ゆりあ先生の赤い糸』
テレビ朝日系
毎週木曜 午後9時~9時54分
番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/yuriasensei/
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