菅野美穂が主演を務める木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系 午後9時~9時54分)の最終話が、12月14日(木)に放送される。
今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の「ゆりあ先生の赤い糸」(講談社)を、菅野美穂主演で連続ドラマ化した本作。かつてない地味でタフで明るい“踏ん張るおっさん主婦”ヒロインが、目の前に突然現れた夫の彼氏、彼女、隠し子と奇妙な同居生活を開始。時にぶつかり合い、時に手を取り合い、みんなで意識不明状態となった夫の介護にいそしみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と血のつながりを越えた“家族”の絆を編み上げていく。
夫・伊沢吾良(田中哲司)が昏睡状態から目覚めて快方に向かい始めた矢先、12月7日放送の第8話ではどんな困難にも果敢に立ち向かってきた伊沢ゆりあ(菅野)が乳がんを患っていることが発覚。12月14日放送の最終話では、波乱続きのゆりあの人生がついに完結を迎える。
プロポーズしてくれた若きイケメン便利屋・伴優弥(木戸大聖)との幸せに満ちた禁断の恋を終わらせることを決意したゆりあ。すべては愛する優弥の幸せのため…思い悩んだ挙げ句、病気のことは隠して別れを切り出した。かたや、優弥も納得がいかないものの、ゆりあの幸せを一番に願い、彼女のもとから去っていく。
お互いの幸せを願い、胸が張り裂けながらも決別した2人。しかし、ゆりあの悲しみはそう簡単には癒えず…。一時は“運命”だと感じた恋はこのまま苦い思い出となってしまうのか。それとも、恋の奇跡が起こるチャンスはまだ残っているのか。
一方、ゆりあを中心とする疑似家族の行く末にも注目だ。吾良を介護するために同居生活を送る中、さまざまな衝突やトラブルをひとつずつ乗り越え、一時は本物の家族さながらの絆を築き上げつつあった疑似家族たち。しかし、言葉を発するまでに回復した吾良が、愛する“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)を自由にさせてあげたい一心でついたうそが発端となり、“家族”はバラバラに。
吾良の“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)の次女・小山田みのん(田村海夏)を自分の子だと認める告白にショックを受けた稟久は家を飛び出し、新たな恋を育み始める。残された“家族”たちが病を抱えたゆりあを全力でサポートしようと結束する中、吾良への愛憎の念にさいなまれる稟久が常軌を逸した行動を。果たして疑似家族はどうなってしまうのか。
介護、不倫、DVなど、決して他人事ではない問題と向き合いながら、真摯に家族の在り方を模索してきた『ゆりあ先生の赤い糸』。ゆりあと“家族”たちが最後に見いだす“人生の幸せの形”とは。令和の“問題作”が導き出す一つの答えに注目だ。
ゆりあを全身全霊で演じた菅野美穂も「登場人物がみんな、いびつだけど人間らしくて、憎めない! 介護のために血のつながらない“家族”が同居するというシリアスな状況でありながらも、お芝居で皆さんと掛け合っていると、私もつい笑ってしまって…。本当に撮影が楽しかったですし、たくさんの方に元気になってもらえるようなドラマになったんじゃないかなと思います」と、すがすがしい笑顔を浮かべた。
そんな菅野に最終回の見どころを尋ねると「紆余曲折を経て、稟久君が吾良さんへの想いを爆発させます! さらに、別れたゆりあと優弥はどうなるか…。台本をいただいた時から『実際に撮影したらどうなるんだろう!?』と、ドキドキしていました。いざ撮影したら手応えを感じたので、私もドラマとして見るのを楽しみにしています」と期待が高まる返答が。菅野も胸を躍らせる最終回は本日12月14日に放送される。
番組情報
『ゆりあ先生の赤い糸』
テレビ朝日系
毎週木曜 午後9時~9時54分
番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/yuriasensei/
©テレビ朝日