西島秀俊・主演で“東洋の時計王”服部金太郎の一代記をドラマ化『黄金の刻』24年3月放送決定【コメントあり】

ドラマ
2023年12月20日
『黄金の刻』西島秀俊 ©テレビ朝日

2024年3月放送のテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』(テレビ朝日系)で、西島秀俊が主演を務めることが決定。コメントが到着した。

作家・楡周平による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」(集英社刊)を完全ドラマ化。それが2024年3月に放送が決定したテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者である服部金太郎の波乱の人生を重厚に描き出す。

丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先々を読み、「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら、一歩ずつ己の夢をかなえていった金太郎だが、一方で火災や震災など数々の困難が彼の人生を襲う。

洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして“東洋の時計王”になったのか。「禍を転じて福と為す」を実践した、稀代の起業家・服部金太郎の一代記をスペシャルドラマとして届ける。

主人公・服部金太郎を演じるのは、主演映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年)で全米映画批評家協会賞・主演男優賞受賞、ドラマ『警視庁アウトサイダー』(2023年/テレビ朝日系)など、話題作、注目作への主演で実力を発揮する西島秀俊。

今作のオファーが来た際の、率直な感想を尋ねると「セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました」と、服部金太郎役を快諾したことを明かす。

そんな金太郎の印象を「明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています」と大いにリスペクト。高度成長を陰で支えてきた、日本が持つ宝である職人。日本が元気を失ってしまったこんな時代だからこそ、世界で勝負をかけた職人の物語を送る。

金太郎を筆頭とした、日本が誇る職人たちの成功譚の脚本を担当したのは、映画「凶悪」(2013年)で日本アカデミー賞・優秀脚本賞受賞の後、映画「東京リベンジャーズ」シリーズや、ドラマ『警視庁アウトサイダー』などヒット作を連発する髙橋泉。

西島も「脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、あらためてこの役を演じてみたいと思わせていただきました」と絶賛する。

そんな脚本を託された監督には、オシドラサタデー『書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(2021/テレビ朝日系)、テレビ朝日2夜連続SPドラマ『キッチン革命』(2023年)、映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」(2020年)ほかで知られる豊島圭介。

彼のもと、絶好調で撮影が進む現場は、西島いわく「今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます」と、とても良いコンディションで撮影に臨めていることを明かした。

脚本・髙橋泉×監督・豊島圭介と、スタッフも俊英ぞろいとなるが、解禁となるメインビジュアルを手掛けたのも鬼才クリエイターたちだ。ひげを蓄えた威厳が漂うモノクロの西島が強烈なインパクトを放つ写真は、写真界の巨匠・操上和美が撮影。

さらに、名だたるアーティストのアートワークなどで知られるアートディレクター・森本千絵がデザインを担当。金太郎や職人たちの、時計にかける想いや情熱が感じられるメインビジュアルも要チェックだ。そのほかにも、物語を彩る豪華共演者に関する情報も随時解禁。

現在、当たり前となっている“正確な時間”の重要性に気づき、時計商を目指す男の試練の物語。そこに、初恋相手や親友との別れ、天才的な職人との出会いなどの濃厚な人間ドラマも加味され、作品はさらに奥行きを増す。

主演・西島と実力派クリエイターたちが織り成す骨太なドラマである2024年3月放送のテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』。西島も「これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と意気込んだ。

西島秀俊 コメント

今回のお話をいただいた時は、セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました。脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、あらためてこの役を演じてみたいと思わせていただきました。

演じさせていただく金太郎は、明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています。

実は、これは出来過ぎた話だと思われるかもしれませんが、父がずっと「グランドセイコー」をつけていて、僕が仕事をするようになったころにそれをもらい、今も愛用しています。ですので、個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります。

現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます。

これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!

番組情報

テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』
テレビ朝日系
2024年3月放送

原作:楡周平(『黄金の刻 小説 服部金太郎』集英社刊)
脚本:髙橋泉
音楽:江﨑文武
演出:豊島圭介
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、長谷川晴彦(KADOKAWA)
協力プロデューサー:竹園元(テレビ朝日)
制作協力:KADOKAWA
制作:テレビ朝日

©テレビ朝日

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