西島秀俊が主演を務めるテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』(テレビ朝日系 2024年3月放送)に、水上恒司の出演が決定し、コメントが到着した。
作家・楡周平による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」(集英社刊)を、オシドラサタデー『書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(2021/テレビ朝日系)、テレビ朝日2夜連続SPドラマ『キッチン革命』(2023)、映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」(2020)ほかで知られる鬼才・豊島圭介が完全ドラマ化。
日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者である服部金太郎の波乱の人生を重厚に描き出す今作。丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先々を読み、「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら、一歩ずつ己の夢をかなえていった金太郎だが、一方で火災や震災など数々の困難が彼の人生を襲う。
洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして“東洋の時計王”になったのか。「禍を転じて福と為す」を実践した、稀代の起業家・服部金太郎の一代記をスペシャルドラマとして届ける。
主人公・服部金太郎を演じるのは、主演映画「ドライブ・マイ・カー」(2021)で全米映画批評家協会賞・主演男優賞受賞、ドラマ『警視庁アウトサイダー』(2023/テレビ朝日系)など、話題作、注目作への主演で実力を発揮する西島秀俊。
このたび金太郎の青年期を、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気俳優・水上恒司が演じることが決定した。2018年のドラマ『中学聖日記』(TBS系)で鮮烈な俳優デビュー。以降は、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演し、同年、映画「弥生、三月-君を愛した30年-」ほかで第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2022年には、阿部サダヲとW主演を果たした初主演映画「死刑にいたる病」をヒットへと導き、現在、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で個性を発揮するなど、まさに実力と人気を兼ね備えた大注目株として知られる水上。
今回の金太郎役へのオファーを受け、「本当に身に余る思い」と恐縮しきり。「“時間”というものに魅了されていった金太郎のスケールの大きさに圧倒され、『ぜひ演じさせてください』とすぐにお答えしました」と、クランクインを楽しみにしていた心境を語った。
また、日本が誇る“職人”たちの成功譚の脚本を担当したのは、映画「凶悪」(2013)で日本アカデミー賞・優秀脚本賞受賞の後、映画「東京リベンジャーズ」シリーズや、ドラマ『警視庁アウトサイダー』などヒット作を連発する俊英・髙橋泉。
水上は「現代を生きる我々からすると“時間”というのはすごく当たり前のことだと思うんです。いま何時なのかということは、どこにいても、何をしていても、すぐにわかる時代ですから。脚本には、それがない時に、金太郎が時間というものに魅了されていく過程がすごく繊細に描かれていました。その中で、さまざまな仲間と出会ったことで、西島秀俊さんが演じる金太郎につながっていくというところは、僕も丁寧に演じたいと思っています」と襟を正し、「今回僕は、14歳から21歳までを演じさせていただきますので、その間の金太郎の成長度合いを見せていきたいなと考えています。そこに、僕の個性も生かすことができれば」と、意欲的に青年・金太郎役に挑んでいることを明かした。
さらに西島とは2021年の映画「奥様は、取り扱い注意」以来の共演となる水上は「西島さんからは『がんばろうな!』と温かい言葉をいただきました」と、撮影現場で非常に良いコミュニケーションがあったことを語り、「1シーンだけご一緒させていただく機会があったのですが、再会はすごくうれしかったです。本当に人柄のすてきな方で、またどこかでぜひ共演したいと強く感じさせていただきました」と、西島に大いにリスペクトを送った。
現在、当たり前となっている“正確な時間”の重要性に気づき、時計商を目指す男の試練の物語。そこに、初恋相手や親友との別れ、天才的な職人との出会いなどの濃厚な人間ドラマも加味され、作品はさらに奥行きを増していく。水上は「現代は簡単に時間が知れる時代。そのことに疑問さえ持たない時代だと思います。だからこそ、『時間ってなんだろう?』という視点で、そこに情熱をもって魅了されていく金太郎の姿に何かを感じていただけると思います。僕は金太郎の青年期を演じさせていただきますが、キラキラした眼差しで時計と、時間と向き合っていますので、ぜひ楽しみにご覧ください!」と意気込みを寄せた。
水上恒司(服部金太郎[青年期]役)コメント
今回、服部金太郎の青年期という役柄のオファーを頂けたこと、本当に身に余る思いです。“時間”というものに魅了されていった金太郎のスケールの大きさに圧倒され、「ぜひ演じさせてください」とすぐにお答えしました。
現代を生きる我々からすると“時間”というのはすごく当たり前のことだと思うんです。いま何時なのかということは、どこにいても、何をしていても、すぐにわかる時代ですから。ましてや、その時間が正確なものなのかどうかは疑う余地もないくらい、テクノロジーも発展しています。脚本には、それがない時に、金太郎が時間というものに魅了されていく過程がすごく繊細に描かれていました。その中で、さまざまな仲間と出会ったことで、西島秀俊さんが演じる大人の金太郎につながっていくというところは、僕も丁寧に演じたいと思っています。
青年期の金太郎は、不器用ではあるのですが、真っすぐに、時間というものに魅了されていく男の子です。今回僕は、14歳から21歳までを演じさせていただきますので、その間の金太郎の成長度合いを見せていきたいなと考えています。14~15歳は抜けているところもあり、しかし、後に金太郎の妻となる山本まんと出会う21歳では、男としての魅力もにじませ、グラデーションをつけられれば。そこに、僕の個性も生かすことができればうれしいです。
こういった経験は僕も初めてなのですが、撮影現場は、手持ちのカメラでずっと追ってくださっていて、だからこそ機動力があり、スピーディで時間軽減にもつながるので、限られた時間の中で「撮りたいカットをとことんこだわって撮るぞ!」という充実した空気感が充満しています。そんな恵まれた環境の中で、今回、西島さんとも久しぶりに共演させていただき、「がんばろうな!」と温かい言葉をいただきました。1シーンだけご一緒させていただく機会があったのですが、再会はすごくうれしかったです。本当に人柄のすてきな方で、またどこかでぜひ共演したいと強く感じさせていただきました。
現代は簡単に時間が知れる時代。そのことに疑問さえ持たない時代だと思います。だからこそ、「時間ってなんだろう?」という視点で、そこに情熱をもって魅了されていく金太郎の姿に何かを感じていただけると思います。僕は金太郎の青年期を演じさせていただきますが、キラキラした眼差しで時計と、時間と向き合っていますので、ぜひ楽しみにご覧ください!
番組情報
テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』
テレビ朝日系
2024年3月放送
出演:西島秀俊、水上恒司
原作:楡周平(『黄金の刻 小説 服部金太郎』集英社刊)
脚本:髙橋泉
音楽:江﨑文武
演出:豊島圭介
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、長谷川晴彦(KADOKAWA)
協力プロデューサー:竹園元(テレビ朝日)
制作協力:KADOKAWA
制作:テレビ朝日
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