2024年1月26日(金)スタートの『恋は湯けむりの中で』(tvk 毎週金曜 深夜0時~0時30分/Amazon Prime Video、U-NEXTほかにて配信予定)の記者会見イベントが行われ、都丸紗也華、平野宏周、豊田ルナ、寺坂頼我、高鶴桃羽、小松準弥が登壇した。
本作は、3人の監督による3つのエピソードをオムニバス形式で送る新感覚恋愛ドラマ。伊香保、南伊豆、伊東の温泉街を舞台に繰り広げられる恋模様を男性・女性それぞれの目線(POV)で描く。
山田晃久監督による「誰にもバレるな!ワタシがカレを推さない理由」では、友達以上恋人未満の花井穂高役・森永伊織役をそれぞれ豊田ルナ、寺坂頼我。
井上博貴監督の「偽りの温泉旅行プロジェクト」では、既婚者と不倫をしている柳田凛役を都丸紗也華、凛の不倫相手から依頼されて凛を口説こうと近づく“別れさせ屋”の堀口正樹役を平野宏周。
山田雅史監督の「コールドムーンの夜に」では、元カレの死を忘れられずに新しい恋に踏み出せない谷口美月役を高鶴桃羽、美月に好意を持つイケメン社会人の堂山茂瑠役を小松準弥が演じる。
会見では、各エピソードごとに見どころを語っていくことに。都丸が「私は社長の愛人役で、それだけ聞くと、『なんだその女?』みたいな感じで思われるかもしれませんが、しっかり見ていていただくと、いいところもきっとあると思うので(笑)。そこもちゃんと見てほしいなって思います」と話し、平野は「お互いにそれぞれ思いがあって温泉に行っていて、それも回を重ねるうちに分かってきたりするので、最後まで見て、『あ、こういうことだったのか』と感じてほしい」とアピール。
さらに、凛と不倫している社長の演技にも注目してほしいという都丸。「社長の演技が本当にすごくて。面白い身振り手振りなどしていて」と明かすと、平野からは「めちゃくちゃ面白かったです。ただこれ僕の主観で社長の演技を受けるんです。都丸さんや社長はカメラに向かって、僕への返答をするので難しかったです」とPOVで描かれる本作ならではの苦労も語られた。
一方の寺坂は「この中ではわりと王道なラブコメになっていて、ある意味何も考えずに見られるというか、本当に楽しめる、そんな作品になっています」と。これには、平野が「この2人が主演だったら、ちょっと考えちゃう」と『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』で共演歴のある寺坂と豊田にツッコミを。
続けて寺坂は「まさか、こんな感じで共演するなんて思わなくて、最初ちょっと気まずかったですけど、知っていたので、呼吸もすぐ合いましたし、やりやすかった」と語るも、豊田は「前にご一緒させていただいた時よりも役柄と違うキャラクターで共演できたので、それはすごく楽しみでした。私は別に気まずいとか思ってなかったです(笑)」と心境を明かした。
そんな豊田は役柄との共通点について「底抜けに明るくて、おしゃべりで、韓国が好きな女の子。ティザーでもちょっと韓国語を混ぜてしゃべっているので、そういうところは私も韓国好きで韓国語をしゃべることができるので、通じる部分があって役作りがすごく楽しかったです」と。
また、地味な男の子を演じた寺坂は事前に監督から「爽やかさと、イケメンさはなくして」と言われたそう。豊田は、撮影を振り返り「頼我君のファンの方は分かると思うんですけど、タピオカみたいな目をしていて、本当にキュルキュルのすごくすてきな笑顔なので、それを一生懸命抑えているんだろうなと思いながら、ちょっとほほ笑ましく見ていました」と語った。
「コールドムーンの夜に」に出演した小松は「一見、ラブコメな感じですが、それぞれ抱えているものがありまして、そういうものが2話、3話とどんどん謎解きされていくというような物語になっています。僕が演じさせていただいた茂瑠という人は一見、イケメンで、大人の余裕があって。そこに美月さんも好意を抱き始めるみたいなことがあるんですけど、ただ茂瑠は裏側に隠してるものがありまして、それが一体何なのかっていうところを注目して見ていただければ思います」とコメント。
高鶴も「私も最初、台本を読んでびっくりしました。1話は王道のラブコメって感じなんですけど、2話で『え、茂瑠君?』みたいな、うわって思ったりするところがあったり。ちょっとサスペンスみたいになっていたりとか、ストーリーのジャンルが変わったりするので、そこが面白いです」と見どころを明かした。
主観での撮影で苦労したことについては、高鶴が「私の手だけ欲しいみたいなシーンがあるんですけど、カメラマンさんが横にいらっしゃるので、私の手の長さでは届かないから、頑張って出さなきゃいけないところがたくさんあって、腕の長さが欲しいなって思うことがありました(笑)」と。
また、本作の大きな見どころでもある“入浴シーンで大変だったことは?”という質問に、都丸は「せりふをしゃべっている時とか長時間お風呂に入っていたので、そこが大変だったのと、あとはせりふがないところでもお風呂に入っているし、その時のしぐさって何をやるのがいいのか、すごく難しかったです」と回答。監督からは「気持ちよさそうに」という指示を受けていたと言い「私も考えながらやっていたんですけど、さっき1話を見させていただいたら、同じ動きをずっとしていて、うわってなりました」とシュンと反省するひと幕も。
一方の平野は「リハーサルの時に浴衣を脱いでタオルを持ってお風呂の中に入ればいいところを、僕真面目だから…パンツを脱がないでタオルだけ持って、お風呂に入るってことはノーパンで浴衣を着ることになっちゃうと思って、なぜかカメラの目の前でパンツまで脱いじゃって。役に入り込み過ぎて、皆さんの前で全裸になっちゃいました(笑)」とハプニングを明かした。
「このインパクトのある話の後に(笑)」と困惑しながらも、豊田は「伊香保温泉にお邪魔させていただいたのですが、色が特徴的だったなと印象に残っていて、そういう温泉地の特徴がよく見れるドラマにもなっていると思います。あと私、お風呂のシーンで顔をお湯の中に入れるところがあったので、『髪の毛とか濡らしちゃって大丈夫ですか?』『全然、行っちゃってください』、『メイクもとれちゃうんですけど大丈夫ですか?』『全然行っちゃってください』というやりとりをしつつ、一生懸命ブクブクブクって沈んだので、そこのお芝居も見ていただけたら」とアピールした。
高鶴は「私はお風呂シーンが何回かあるんですけど、それが1日に全部詰まっていて、1回入って『気持ちよかった』と出て、ヘアメイクとか直して、しばらくしたらまた髪を結んで入って出て、またヘアメイクしてみたいな。何回も出て入って出て入ってを繰り返していたら、私はお昼に過ごしてるのか、夜に過ごしてるのか分からなくなっちゃって(笑)。でも、入るたびにペットボトル2本飲みほすぐらい気持ちよかったです。なので、大変というより楽しかったです」とニッコリ。
そして「ポスターからも見て分かると思いますが、本当に温泉を楽しませていただきました。もうプライベートで来ましたみたいな顔していると思うんですけど、それぐらい温泉自体は気持ちよく、特に大変なことはなく撮影させていただいて」と話す小松。
「ただ髪を洗うシーンがあるんですけど、監督からとにかくシャンプーの泡をたくさん泡立てさせてほしいと言われたので、『すみません』とシャンプーに謝りながら泡立てて。で、使いすぎて泡だらけになるじゃないですか。そこからいろいろあるんですけど、そのシャンプーの泡に軽く溺れかけるみたいなシーンも、ぜひ楽しみに注目していただけたらと思います」とお茶目な撮影エピソードも飛び出し、高鶴も「私も大好きなシーンです」とお薦めしていた。
また共演した男性陣のヒーローを感じた瞬間を問われた豊田は、寺坂について「ずっとヒーローなんですよ。本当に裏表がないというか。スタッフさんに対してもそうですし、街を歩いている方々や、旅行に来ている方々、旅館の方々にも、誰にでも分け隔てない笑顔で接するので、根っからのヒーローなんだなっていうのは感じました。それから旅館のスタッフの方が2人で出ていた作品を『見ていました。本当に大好きなんです』と言ってくださって私もうれしかったですし、やっぱりヒーローだなって思いました。私も特別感みたいな、その効果を実感できた瞬間でした」と。
さらに、都丸からの「(平野さんは)演技で俺はこう思うみたいなのをしっかり持ってらっしゃる方なので、頼りになるなと。監督さんにちゃんと自分の意見を言ったりとか、私が演技に対して不安があった時もアドバイスいただいたりして、その時ヒーローだなと感じました」という言葉には、平野も照れ笑いを浮かべていた。
番組情報
『恋は湯けむりの中で』(全9回)
tvk
2024年1月26日(金)スタート
毎週金曜 深夜0時~0時30分
※Amazon Prime Video、U-NEXTほかにて配信予定
出演:都丸紗也華、平野宏周、豊田ルナ、寺坂頼我、高鶴桃羽、小松準弥
脚本・監督:井上博貴、山田晃久、山田雅史
企画・プロデュース:佐藤友彦
製作:「恋は湯けむりの中で」製作委員会
公式サイト:https://www.tvk-yokohama.com/koi_yuke/
公式X(旧 Twitter):@koi_yuke2023
©2024「恋は湯けむりの中で」製作委員会