高橋克実、中村蒼、正名僕蔵、山路和弘、伊藤淳史、六平直政らが『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』出演決定【コメントあり】

ドラマ
2024年02月21日
『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』上段左から)高橋克実、中村蒼、正名僕蔵 下段左から)山路和弘、伊藤淳史、六平直政

横浜流星が主演を務める、2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合ほか 2025年1月スタート)に、高橋克実、中村蒼、正名僕蔵、山路和弘、伊藤淳史、六平直政の出演が決定。コメントが到着した。

本作の主人公となるのは、親なし、金なし、画才なし…とないない尽くしの生まれから、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(蔦重/横浜流星)。天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期に喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽“を世に送り出した人物だ。

そんな蔦重の故郷・吉原で共に生きる人物役として、新たな出演者が決定。吉原を代表する引手茶屋の主、そして蔦重育ての“親”・駿河屋役を高橋克実。はやりもの好きな放蕩息子で蔦重の“義兄”・次郎兵衛役を中村蒼。伝説となる名妓を輩出し続ける老舗の妓楼主・松葉屋役を正名僕蔵。

和歌、俳句、画に通じた教養人の妓楼主・扇屋役を山路和弘。愛称は“カボチャ”でドケチの“忘八”・大文字屋役を伊藤淳史。蔦屋向かいの“つるべ蕎麦”の主・半次郎役を六平直政が務める。6名が演じる役柄の詳細とコメントは以下を参照。

※「忘八」とは仁・義・礼・智・忠・信・考・悌といった八つの徳目を忘れ(捨てて)遊女たちをこき使い、遊客から金をむしり取る妓楼主たちのことをいう。

駿河屋役・高橋克実
高橋克実

<役柄>
吉原の引手茶屋(客に遊女を紹介する案内所)“駿河屋”の主。両親に捨てられた、幼い蔦重を養子にして育て上げた。蔦重の商売に対する姿勢と才覚には一目置いている。

<コメント>
舞台は1700年代半ば。華やかな江戸の町人文化が発展した時代。この時代を描いたドラマで真っ先に思い出すのが、昭和46年に放送された『天下御免』。主人公は平賀源内でした。小学生だった私は毎週興奮して見ておりました。そして、令和7年に登場する主人公は蔦屋重三郎。自分が出演するというのに、早く見たい! 今からワクワクしています!

次郎兵衛役・中村蒼
中村蒼

<役柄>
駿河屋の実子であり、蔦重の義理の兄。吉原に向かう手前の五十間道で茶屋の経営を任されてはいるが、実際の切り盛りは蔦重が行っている。蔦重は、その軒先を借り、貸本屋も営んでいる。次郎兵衛は、はやりもの好きでおしゃれに敏感、自由気ままな性格の、いわゆる「放蕩息子」。

<コメント>
今回演じる次郎兵衛はちゃんと働かず遊びなどに熱心な息子で、吉原の問題には常にどこか蚊帳の外ではありますが、重三郎(蔦重)が悩みもがいている時に同じ目線で悩み、同じ目線で喜びを分かち合う、義兄だけど友のような存在だと思います。フラフラしている次郎兵衛ですが、どこか憎めず皆さんから愛されるような人物にできるようにしたいと思います。

松葉屋役・正名僕蔵
正名僕蔵

<役柄>
代々“名妓”としてその名を江戸中に轟かす「瀬川」を輩出してきた老舗妓楼“松葉屋”の主。花の井(小芝風花)ら数多くの遊女を抱え、花魁から禿(かむろ)まで、その数は50人以上とも。吉原の顔役で町の決め事を取り仕切る。

<コメント>
老舗妓楼の楼主、すなわち忘八(ぼうはち)をやらせていただきます。忘八…、すごい言葉ですね。とは言え、役者稼業をなりわいとしている私にもどこか“忘八”めいたところがあるような…。不孝者は否めませんから、早速“孝”は欠けておりますし、年長者に従順である意の“悌”も怪しいところです。“忠”、“信”は心もとなく、“仁”、“義”も疑わしい。あっという間に忘六です…。そんな忘六者ではありますが、せめて“礼”と“智”はおざなりにせず、役を務めさせていただく所存です。よろしくお願い致します。

扇屋役・山路和弘
山路和弘

<役柄>
松葉屋とともに吉原を取りまとめる妓楼“扇屋”の主。「墨河」という号を持ち、俳句、和歌、画などを嗜む教養人で遊女たちにも和歌や書を習わせ、花扇、滝川といった名妓を育てた。

<コメント>
この時代、人物、特に絵師たち物書たち版元たち。実は私の大好物でして。十返舎一九や、この蔦重も好きでやらせていただいたことがございます。さまざまな思惑が渦巻く中、生き残りを賭け江戸市中を、そして吉原を全力疾走する姿。たまりません。さて今回いただいた「扇屋」というお役。蔦重の敵やら味方やら、善人やら悪人やら(多分後者でしょうが…)まだ分かりかねますが、いかに相成りますことやら。乞うご期待。

大文字屋役・伊藤淳史
伊藤淳史

<役柄>
新興勢力の妓楼“大文字屋”の妓楼主。伊勢から江戸へ出て最底辺の河岸見世の遊女屋の経営から始め、中見世の妓楼に店を拡大・成長させた経営手腕を持つ。経費削減のため、女郎に安いカボチャばかり食べさせたことから“カボチャ”のあだ名を持ち、“ドケチ”として江戸中に知られ、子どもたちの口ずさむ歌にもなったといわれている。

<コメント>
カボチャと呼ばれたドケチ。もう、魅力以外見つかりません! 吉原についての歴史をきちんと学びながら、楽しい作品をお届けできるよう、スタッフ共演者の皆さまと、力を合わせて頑張ります! 私自身、20年ぶりの大河ドラマに出演させていただけること、大変光栄に思います。よろしくお願い致します。カボチャ、大好きです!

半次郎役・六平直政
六平直政

<役柄>
五十間道、茶屋・蔦屋の向かいにあるそば屋“つるべ蕎麦”の主。幼い頃から蔦重や次郎兵衛を見守ってきた。

<コメント>
人口100万を超える世界有数の大都市、江戸。その江戸の吉原、五十間道にあった、つるべ蕎麦の店を営む、半次郎。
この主人・半次郎が私の役です。野暮を嫌い、粋を重んじる、江戸っ子には、3分で食い終わるそばが最も似合っていた。市井の人々に混じって蔦屋重三郎も半次郎のつるべ蕎麦を食べながら、さまざまなことを半次郎に相談していた。吉原五十間道のつるべ蕎麦の半次郎は江戸のさまざまな変化を日々、目の当たりにしていた。この半次郎が見ていた江戸の人々が織り成す世界も『べらぼう』の毎回の楽しみになるとよいと思います。蔦重と半次郎の2人の関係も楽しみです。

番組情報

2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
NHK総合ほか
2025年1月スタート

©NHK

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