火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系 毎週火曜 午後11時~)の第8話が、2月27日(火)に放送される。
岩下慶子による同名人気コミックを原作とする本作は、さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスを舞台に描く、ドキドキ年の差ラブコメディー。
グラフィックデザイナーの松永純(29/中島健人)は、ひょんなことから女子高生のミーコこと園田美己(17/髙橋ひかる)と、同じシェアハウスで共同生活をすることに。恋に不器用なカタブツのアラサー男と、ピュアで一生懸命で恋愛偏差値「3」の女子高生が、時に衝突し、時に助け合うことで互いを認め合い成長していく。
シェアハウスで暮らすメンバーとして、松永と男の友情で結ばれているバーテンダー・鈴木健太郎(27)を向井康二、医大に通う大学生でいずれ松永の恋のライバルになる北条凌(20)を藤原大祐、カレー屋でアルバイトしていること以外は生活スタイルが謎という不思議オタク系女子・服部あかね(23)を大久保桜子、ヒロインの美己にとって憧れのお姉さん的存在のネイリスト・大貫朝子(31)を黒川智花が演じている。
先週2月20日放送の第7話では、松永の30歳の誕生日パーティーに、かつてシェアハウスで同居していた松永の恋人・夏未(若月佑美)が登場。担任の教師であり、大人としてもすてきな夏未を前にした美己は、自分に勝ち目はないと落ち込む。その異変に気付き、優しい言葉をかけたのは凌だった。
2月27日放送の第8話では、“第一線から退いていた松永が広告デザイナーに本格復帰!? 美己は松永の元カノ・夏未から、「まだ純が好き」と宣戦布告され…”という、さらなる波乱の展開に。凌から「松永さんには、ハッキリ『好き』って言葉にしないと伝わらない」とアドバイスを受ける美己だが…。
そんな8話について、中島は「ついに、ラブスクエア突入! 恋も仕事も全力な登場人物に、あなたは共感するはず!」とコメント。一方、広告の仕事に打ち込む“お仕事の松永さん”や、美己を助手席に乗せて車を運転する“ドライブの松永さん”など、また新たな一面も披露することに。
「生きている上で仕事って生きがいだし、抱えているトラウマに負けずに再チャレンジして克服しようとする松永の強い気持ちを見ることができる気がします。どんなに強そうに見える人でも、誰にでもつらいことや苦しいこともあって、きっとそれを乗り越えたからこそ強い人間像になれていると思うし。僕自身も原作の松永にすごく共感する部分があって、何かに挑戦したり新しいことを始めたりする人って、すごく周りから意見や言葉をもらうんですよね」と中島。
そして、「松永もそうだけど、シェアハウスっていう新たな場所に飛び込んで、きっかけを作って、大切な仲間ができて。そこで自分のなりたい自分になれるというか、僕はそういう松永像にすごく共感を得ているので。諦めることも諦めないことも、人間らしくていいんじゃないかなって。そう思える回だし、自分のなりたい自分にどんなに壁が高くても挑戦していく…そういう松永のかっこいい男性像みたいなものも8話で知ってもらえるなって思ってます」と見どころを語った。
髙橋は美己の心境を、「見てる方も驚かれるシーンになると思うんですけど、すごく真っすぐでピュアなお話だったからこそ、急に7話、8話からドロッとした大人の恋愛になってくるのが新鮮ですよね。向き合おうとしたいけど、できない美己を松永さんが救ってくれたり、松永さんが何げなく美己を家族の一員だと思って行動してくれたりするのが、逆に美己としては申し訳なくつらくなるところもあって…8話で美己の思いがあふれ出してしまったりするんです」と説明。
また、凌がシェアハウスに引っ越してきたのは、第1話で美己に抱いた恋心がきっかけだったことも明らかに。常に美己を目で追う、藤原の切ない演技にも注目が集まっている。
「凌がシェアハウスになじんでいくと同時に、自分自身にも凌がなじんできた感覚があって。監督からも『完全に凌に入ったね』って言ってもらえたポイントが序盤にあったんです。自分でも、バイト帰りでの美己との2人での歩道橋のシーンで、『ここが凌のラインだ』っていうところがつかめて。ちょうど恋愛模様が動き始める4話、5話ぐらいからのタイミングでですね。8話からは、いよいよ恋の本格的な後半戦開始って感じで、よりここから凌が動きますので期待してください」と藤原自身も手応えを感じている様子。
凌の魅力については「僕だったら絶対自分に振り向いてもらおうとして、ライバルと戦おうとしちゃうんですよね。でも凌は全く戦わずに、冷静に客観的に見た時に、園田さんが好きなのは自分じゃなくて松永さんだから、こっちに振り向かせるんじゃなくて応援しようっていう。僕はそこにもどかしさを感じるから、僕だったら絶対自分に振り向かせようとしちゃうから、この違いが凌のすてきなところだなって思いますね」と。
また、「自分は好きなのにアシストしちゃってつらい思いしてんのは自分…っていう、その不器用さも彼の魅力かなと思います。本当に、自分とは違う役を演じて、新しい自分に出会えるのは楽しいですね」と充実の笑顔を見せた。
凌を演じる上では、「実は、他人のことが好きな人物だと思うんですよね。話をするのが苦手、人のことを受け入れないみたいな感じに見えて、序盤は僕も他人のことを拒絶するように見えてもおかしくないなっていうアプローチをかけてたんですが、だんだん慣れてくると不器用なんだけどいいヤツだなって分かるっていう」と、大切にしていることを。
そして、「うれしかったのが、3話の花火のシーンでのSNSの反応に『すごく無口で、人見知りで人と関わるの苦手だけど、すごくいい人そうなのが分かった』っていうのがあって。僕の中での3話の台本を読んだ時に『凌っていい人だな』って思ったんで、僕と視聴者の皆さんが一致したので、僕としてはホッとしましたね(笑)。言葉とは違う感情を出せるように意識していたのでうれしかったです」と印象的だったシーンを振り返った。
恋の四角関係に巻き込まれることについては、「自分から行ってるんで! まず僕が行動を起こしたせいで三角関係になってますしね。僕としては『凌、頑張れよ』って思っちゃいますけど、凌としては自分の好きな人の思いが一番なので。完全にアシスターですよね。あらためて本当にいいヤツですね」と。
そして、「園田さんへのアドバイスを余裕そうに言ってる凌もいれば、苦し紛れに言ってる凌もいて、いろんな凌がいるなって思ってて。このシーンはこう行こうってあんまり具体的に決めずに臨んでいるので、自分でもOAがどうなっているか、ちょっとドキドキしてます(笑)」とはにかんだ。
一方、凌の優しさについて、髙橋は「実は、これが全く刺さってなくて。台本を読んだ時は『なんで美己!?』ってなるんですけど、演じていると、本当に不思議なことに流れていくんですよ。だから本当に『恋って怖いな』って思いましたね。1人の人しか見えなくなっちゃうし、自分の行動を制御できなくなっちゃう感じが怖いですね」と美己の心境を代弁。
「台本を読んだ時には『絶対選ぶのは凌やろ!』って、髙橋ひかるとしては思うんですけど(笑)。おかしいな~と思いながら、でも、いざ美己を演じると、ちゃんとこれまで気持ちを積んでいったからこそ、そして凌君も真摯に向き合ってくれるからこそ感じるんですけど、やっぱり優しいだけじゃダメなんだなって思いましたね(笑)」としみじみ。
最後に髙橋から、「大人の松永さんが包み込んでくれるシーンが、この8話でもあるので楽しみにしていてください!」というメッセージが。
さらに中島は「8話の終わりに、僕の一番好きかもっていうシーンが待ってます。目の前で泣き出すミーコの涙を不器用に拭う松永が好きなんだよね。ぜひ見ていただきたいです。あと、もう一つ好きなのは向井康二のシーンで、終盤の話数で登場するので、また披露します(笑)」とオチャメに語った。
番組情報
火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』
カンテレ・フジテレビ系
毎週火曜 午後11時~11時30分
出演:中島健人、髙橋ひかる、向井康二、藤原大祐、大久保桜子、黒川智花 ほか
原作:『リビングの松永さん』 著者:岩下慶子(講談社「KCデザート」刊)
脚本:田辺茂範
音楽:眞鍋昭大、畑添美菜
主題歌:Sexy Zone「puzzle」(Over The Top)
プロデューサー:萩原崇、島本講太、本郷達也、村山太郎
演出:金井純一、日暮謙、松川嵩史
制作協力:MMJ
制作:カンテレ、Storm Labels
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