『おっパン』ドラマ内アイドルグループ「RANDOM」プロフィール&MV撮影の裏側公開 富田靖子&松下由樹が“推し活”を語るSP対談も

ドラマ
2024年03月01日
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

原田泰造が主演を務める土ドラ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)の第9話が、3月2日(土)に放送される。

昭和のおっさん・沖田誠(原田泰造)と共に登場人物全員が価値観をアップデートしていくハートフルなホームコメディ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』。前回の放送では、誠と翔(城桧吏)が秋祭りをきっかけにお互いの気持ちを理解し合い、再び親子関係をアップデートすることに成功。そして、もう一組、大地(中島颯太)と円(東啓介)もまた、秋祭りでお互いの本当の気持ちを再確認した。

2日(土)放送の第9話では、誠が急きょ、萌(大原梓)に代わって美香(富田靖子)と一緒にアイドルグループ「RANDOM」のコンサートに行くことに…。そこで誠は美香がRANDOMにハマっていた本当の理由を知る。また、誠をはじめ沖田家を陰で支えてきた名言製造機・大地にも人生の転機が訪れる。

第9話 注目シーン

大地と恋人の円が町を歩いていた時に、沖田家がそろって和気あいあいとしているところに遭遇。
何げない会話で盛り上がる沖田家の姿に大地は思わず「いいですよね、家族のああいうの」とつぶやくが、それが円のある行動を呼び起こすことに。本来ならば、そこで吐き出される円の熱いせりふが注目ポイントとなるが、今回はその直前の大地のせりふをピックアップ。

「先輩、パフェは嫌ですか?」
「パフェ……」

大地と円に気付いた誠たちが、二人に一緒にパフェを食べに行かないかと誘った直後のせりふなのだが、言い方、目線、カメラワーク、全てがかわいすぎる表情は悶絶必至。
全11話の中でNo.1のかわいい大地を見ることができる。

美香がハマる多国籍アイドルグループ「RANDOM」の正体とは
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』RANDOM

第1話から登場している多国籍アイドルグループ「RANDOM」。
誠の妻・美香や大地の母・美穂子(松下由樹)が推しているグループで物語を陰で支える重要な役どころだ。
今回はそんな「RANDOM」の裏側も紹介。

<RANDOM 設定プロフィール>

カリスマプロデューサーTが手掛けるオーディション番組『BORN TO B STAR』から誕生した人気急上昇中の5人組多国籍アイドルグループ。
「RANDOM」というグループ名は“予測不可能な才能が魅力”というところからプロデューサーTにより名付けられた。

<メンバープロフィール>

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』RANDOM 後列左から)かなた(倉由竜宇)、ソジュン(キム・ジョンヨプ)、ふうと(明石陸) 前列左から)エミール(Eliot YMH)、ヘンリー(RYUO)

◆ソジュン(キム・ジョンヨプ)

韓国出身。美香の推しメン。
オーディション番組で、一度はメンバー候補から外れるものの不死鳥のように復活し、今ではRANDOMのセンターを務める。

◆ふうと(明石陸)

日本出身。RANDOMの一番人気のメンバー。
歌唱力に定評があり、早くからメンバー入りが決まっていた。美穂子の推しメン。

◆かなた(倉由竜宇)

日本出身。ダンスの力量はメンバー1。
ふうとと同じく、早くからメンバー入りが決まっていた。

◆エミール(Eliot YMH)

フランス出身。パフォーマー。
フリースタイルのダンスが得意。

◆ヘンリー(RYUO)

中国出身。パフォーマー。
メンバーの中では弟的存在。

「RANDOM」誕生の瞬間。MV撮影の裏側にも潜入
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』RANDOM

ドラマ『おっパン』は多様性をテーマにした物語ということもあり、多国籍なメンバーが集まったアイドルグループにしようと、オーディションを経て、メンバーを決定した。センターを務めるソジュン役には韓国出身のキム・ジョンヨプ、サイドを固める日本人メンバーでふうと役に明石陸、同じくかなた役に倉由竜宇、パフォーマーのエミール役にフランス出身のEliot YMH、同じくヘンリー役に中国出身のRYUOが選ばれた。

美香が推すソジュンは原作にも登場するキャラクターで、ソジュンを演じるキムは、普段はDJなどをしているが、実はダンスも歌も未経験。演技の仕事も初めてのため、撮影当日はガチガチに緊張していたという。

メンバーが初めて顔を合わせたのが昨年9月29日。都内の練習スタジオに現れた5人に、ドラマ監督からある重大な事実が告げられる。それが“2週間後にMV撮影”。本来ならば練習のため数か月の時間が必要な状況だが、撮影スケジュールの関係もあり、練習開始からわずか2週間でMVの撮影が行われることになった。

そのため練習初日から、「振り付けを覚える」という難題を与えられる。ダンス未経験者のキムとRYUOは、ダンス指導の先生の動きについていけない様子。普段フリースタイルでダンスをしているエミール役のEliotも、決められた振り付けを覚える、という作業に悪戦苦闘。そんな3人を救ったのが、ふうと役の明石と、かなた役の倉由だった。

「1、2、3、4」とリズムを取りながら動きを指導する先生に合わせ、すぐに振り付けを理解した2人は、悪戦苦闘する他の3人に声をかけながら、ひとつずつ、丁寧に動きを追っていく。特に倉由はたった一度のデモンストレーションで完コピし、鏡の前で先頭に立って皆の動きをリード。時折、「今の良かった!」「惜しい!」など声を掛け合いながら、次第にチームワークが形作られていく様は、まさに新グループ誕生の瞬間を垣間見ているよう。

その後、数時間、踊り続けた5人。全体の2割ほどしか動きを確認できないまま、その日は解散となった。
ダンスだけではなく、さらに「歌」という課題も抱え「MV撮影に間に合わないのでは?」と思われる中で迎えた10月11日のMV撮影の日。

そこには、日本中を熱狂させている新アイドルグループ・RANDOMの姿があった。センターを務めるキムは、まだ動きに拙さを残すものの、その一生懸命さがまさに美香の推しメンであるソジュンそのもの。倉由の動きはキレキレで、明石はボーカルパートで全体を引っ張り、EliotとRYUOが全体に華を添える。曲をかけながら同じ動きを何度も繰り返し、撮影が終了したのは、まさに日が落ちんとする夕刻ギリギリの時間。監督の「カット!OK!」の声とともに、その場にいたキャスト、スタッフ全員が自然と大きな拍手でそれぞれをねぎらった。

監督が「この2週間、RANDOMのことしか考えてなかったから、もうクランクアップしたみたいな気持ち」と語った、渾身のMVはドラマ公式YouTubeで配信中。5人の努力と魂の結晶は必見だ。

RANDOM「はじまりの日」オリジナルMV

 


そんな「RANDOM」のコンサートへ、美香と誠、そして大地の母・美穂子が出かける第9話。
「コンサート会場でのシーン」で息の合った演技を見せた美香役の富田靖子と美穂子役の松下由樹が、
約40年ぶりの共演シーンでの見どころと「推し活」について語った。

富田靖子&松下由樹 スペシャル対談
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

◆おふたりが共演するシーンの見どころを教えてください

松下:「お互い息子に苦労している」というより、「愛情があるからこそ大事に想っている息子が心配」という共通項の中で、2人の在り方や捉え方というのがすごく相性が良くて、2人の雰囲気もいいなと思います。またお互いRANDOM推しが一緒というのも面白いですよね。このドラマはおっさんが主人公の話ですけど、裏を返せば、そこにいる母親の存在というものも切っては切り離せないものだなと思います。私が演じる美穂子の場合、シングルマザーで息子を育てていかなくちゃいけないという苦悩もあったりもしますが、思いっきり愚痴を言うわけでもないのにお互い通じ合い励まし合える関係というのはいいなと思いますね。

富田:全てのことを話すわけではないけど、お互いの痛みを分かりあえる存在がいるというのは、大人になっても大切なことだと思います。あとは推し活っていいよね〜っていう(笑)。もちろん旦那さんも大切、でも大切と好きは別!推し活、いいなあって思った(笑)。

松下:確かに楽しかったもんね(笑)。

富田:楽しかった!

◆ちなみにプライベートでも推し活はされていますか?

富田:ないない。

松下:ないね。

富田:ただどんなに大人になっても推し活をしてコンサートに行って「ワア〜」と言っている瞬間は、みんな10代に戻っているような気がする。何も悩みがないわけじゃないけど、一番好きなものを好きって言えたあの時代に戻れるような気がするから、推し活はオススメです。

松下:日常から解放されて、エネルギーがまた入ってくるという自分なりの充電みたいな。

富田:充電できるし、家族にも優しくなれる!

松下:(笑)

富田:私の場合は推しメンのソジュンからもらったエネルギーを家族に還元できるような気がしています。ソジュンから「好き」をもらって、誠に「好き」を返すと、その誠からも「好き」を返してもらえるから、すごくいいなと思います。やっぱりRANDOMってすごい!(笑)

一同:(爆笑)

松下:そういう想いにさせてくれるRANDOMがすごい!

富田:だから自分の「好き」は絶対に大切にしなきゃダメということを、このドラマを通じて世間の母親のみなさんに伝えたいですね。母親は、どうしても日々の生活のことを優先して自分の「好き」を後回しにしちゃうから。後回しにしても最後にまたあらためて自分の「好き」を大切にしてほしいなと思います。

キャストに聞いた「○○がなんだっていいじゃないか!」

原田泰造
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

なんだっていいことは年々、いっぱい出てきてますよ。
先日、幼少期の翔役の子がいて話したんですけど「クイズ番組に出てるじゃん」とその子が言って、
どうやら僕が出演していたクイズ番組を見てくれたようなんです。
そして
「クイズ、すごい間違えてたじゃん」
「うんうん、間違えてるよ〜」って。
「僕、頭いいんだよ」って言ったから
「そっか、それじゃあ大人になった時にクイズ番組に一緒に出られるね」と返したら、
「その頃にはヨボヨボじゃん」と言われたんです。
それでも達観して
「うんうん」って、かわいいなぁって頭なでてやりました。
うん、かわいい。

城桧吏
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

僕が小学生だった頃、学校で色付きの画用紙が配られた時にピンク色を選んだんです。その時、友達に「ピンク色を選んで女の子みたい」と言われたんですよ。でも普通に自分の選んだ使いたい色だったし、別に好きな色はなんだっていいじゃんと思いましたね。ただ今は時代の変化もあってか、僕の周りには否定的な反応をする子はいないかなと思います!

第9話 ストーリー

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』

父・誠(原田泰造)と本心で向き合えるようになり野球部の退部を決めた翔(城桧吏)。そんな翔に、野球部の仲間である長谷川(坂上翔麻)が「俺たちから逃げるのか?」と問いかける。翔が何に悩んでいるのかを知りたい長谷川は「野球が嫌なのではなく、俺たちが嫌なんじゃないか?」とストレートに聞く。それに対して翔は…。
一方、誠の娘・萌(大原梓)も悩んでいた。漫画など二次元の世界には夢中になれるが、現実の人間との関係に冷めてしまう部分がある自分に、「人と関わる才能がない」と痛感してしまったのだ。誠を呼び出し、自分の思いを吐露する萌。だが、そんな萌に誠が告げた言葉に、萌は勇気をもらって…。
そんな中、誠はひょんなことから妻の美香(富田靖子)とデートすることに。
美香の推しグループ・RANDOMのコンサートに付き添う誠だったが、夫の自然な姿に美香もまた抱えてきた思いを吐き出すことができて…。
沖田家がそれぞれ成長する中、大地(中島颯太)と円(東啓介)にも転機が訪れる。さらに謎の男(相島一之)も登場。それぞれの思いが結実する。

番組情報

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(全11回)
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分

出演:原田泰造、中島颯太(FANTASTICS)、城桧吏、大原梓、東啓介、渡辺哲/松下由樹、富田靖子

企画:市野直親(東海テレビ)
原作:「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」練馬ジム (LINEマンガ)
脚本:藤井清美
音楽:鈴木ヤスヨシ
主題歌:「Dancing Dreamer」 4-CaraT(RISING RECORDS)
オープニング:「アプデライフ」 FANTASTICS from EXILE TRIBE(rhythm zone)
演出:二宮崇、室井岳人、加治屋彰人
プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)、古林都子(The icon)、渋谷未来(The icon)
制作:東海テレビ The icon

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