東海テレビ×日本映画放送 共同製作連続ドラマ・土ドラ『おいハンサム!!2』(東海テレビ・フジテレビ系 4月6日(土)スタート 毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分)より、撮影現場レポートと主演・吉田鋼太郎のコメントが到着した。
本作は、父・伊藤源太郎(吉田鋼太郎)と、幸せを求めさまよう長女・由香(木南晴夏)、次女・里香(佐久間由衣)、三女・美香(武田玲奈)の三姉妹、そして全てを包み込み時に受け流す母・千鶴(MEGUMI)の伊藤家5人が織り成す、恋と家族とゴハンを巡る見たことのない最新コメディの続編。
個性豊かな登場人物たちの言動にゲラゲラ笑えて、何げないゴハン風景におなかがグウグウ鳴り、源太郎の説教がグサグサと心に刺さる物語。6月21日(金)には映画も公開される。
吉田は、源太郎が勤める会社・鵯越(ひよどりごえ)コンサルティングからクランクイン。台本を手に現れると、立ち位置まで歩く間、スタッフに何度も「おはようございます」と頭を下げていく。
撮影開始に向けスタッフがせわしなく動く中、部下役の俳優たちに優しいほほ笑みを送ると、一人静かに目を閉じ、持っていた台本を開くことなく、せりふを確認するかのように口元を動かしている。
主役にして上司役である吉田のその真摯な姿勢に、少し離れた位置から憧れのまなざしを送る部下役の俳優たち。吉田は現場に入ってものの数分で、Season1と変わらない鵯越コンサルティングの雰囲気を作り出していた。
そこに、Season1からのレギュラー陣で、源太郎の取引先で公私ともに仲の良い大森(浜野謙太)と大森の部下・渡辺(太田莉菜)が合流。
脚本・演出の山口雅俊が立ち位置を指示し、俳優たちの動きを見ながら台本にないせりふを次々付けていく。そんな“変更の嵐”は Season1からおなじみの光景なので誰一人驚かない。むしろ、吉田をはじめ俳優たちは、その変更を「ライブ感」と口々に言い、撮影を楽しんでいた。
それについて吉田は「Season1の方が大変だった。今回はもう慣れたのかもしれないですね(笑)。その場でせりふを覚えるということはアドリブをやる余裕もなく、せりふを言うので精いっぱいだという心残りが前作では少しはあった。でも、オンエアを見ると、むしろ芝居を何もしない方がいい場合が映像にはあると気づいたんです。山口さんは長年役者をやっている自分の演技のやり方を少し変えてくれた恩人ですよ」と感謝の気持ちを語った。
第1話の注目ポイントのひとつは、寝違えて首が回らなくなりコルセットをすることになった源太郎だ。鵯越コンサルティングのシーンでも“コルセットをしているが故の言動”が新しいせりふとして加わったのだが、その表現のおかしさに撮影中、笑いを必死にこらえていたスタッフ。
コルセットを付けて行う演技について、吉田も「体の自由を50%ぐらい奪われる演技はしんどかったですね~。なかなか難敵でした」と苦笑いを浮かべていた。
吉田と三姉妹役の木南・佐久間・武田、母親役のMEGUMIの5人そろっての撮影は、伊藤家の居間のシーンから。芝居が始まると見事に2年前と変わらぬ伊藤家が展開された。
例えば、居間の食卓に皿を並べながらみんなでしゃべるシーン。ここでも吉田はコルセットをして演技をしているのだが、そのトリッキーさとは別に、姉妹で会話をしなくても自然に手分けして皿を並べる手際や家族の距離感や空気感、各人のせりふの言葉のチョイスに『おいハンサム!!』ファンなら「そうそう、伊藤家ってこういう感じ!」と思わずニヤニヤしてしまうだろう。
また別の日に撮影された、5人がテレビを見ながら芋けんぴを食べているシーンでは、畳の上での座り方や芋けんぴの取り方、食べ方ひとつとっても全員が個性を出している。ある者はガサッと手に取ったうえで食べ始め、ある者は菓子入れから1本ずつ取って食べるというふうに、それぞれの役の性格まで表現しているのだ。
伊藤家の女性陣について、吉田は「Season1の時はほとんどの方が初顔合わせのようなものだったので、演技中も待ち時間も何となく探り合いといった印象でした。Season2では少し気持ちがほぐれて、待ち時間も少し冗談を言えるような関係に。気心が知れた分、前回より家族味が出てきたんじゃないかな。娘たちも母さんも、役に同化している感じがすごくしたし、それぞれがちゃんと実生活の重みみたいなものを反映させられる素晴らしい俳優さんたちでした」と感心しきり。
また、伊藤家の撮影現場である古民家について吉田は「素晴らしいお家なんですよ。実際に長く使われていた民家なので、セットでは絶対出せない古さがある。伊藤家の空気感はこの家じゃないと出せないだろうなと行くたびに思いますね」と絶賛。
さらに、撮影中に印象に残ったシーンについては「やっぱり、ゴハンが出てくるシーンですね。この作品はゴハンもひとつの売りなので、そのシーンとなると山口さんがいつも以上に気合が入る。豆腐の位置ひとつにも時間をかけ、テイクも重ねる。伊藤家の誰一人文句は言わないけれど顔がちょっとイラッとしてくる(笑)。普通のドラマなら、そんなにこだわらないところにこだわる。でも、そういうゴハンへの最後のこだわりが実は大事で、このドラマならではだと思いますね」と誇らしげに語った。
最後に、源太郎という役について吉田は「もう自分の分身みたいで、演じていて非常に無理がなく、ずっと演じ続けていたいと思う役。だから『おいハンサム!!』が自分の代表作か? と誰かに聞かれたら、そうです! と答える役に今なっていますね」とビッグスマイルで締めてくれた。
作品情報
土ドラ『おいハンサム!!2』全8回(予定)
東海テレビ・フジテレビ系
2024年4月6日(土)~5月25日(土)
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分
原作:伊藤理佐 『おいピータン‼』『おいおいピータン‼』(講談社「Kiss」連載)
Special Thanks:『渡る世間はオヤジばかり』(講談社 KissKC 所載)
『チューネン娘。』(祥伝社 FEEL COMICS)、『あさって朝子さん』(マガジンハウス)
『ミックスリサ』(講談社漫画文庫)『結婚泥棒』(集英社クイーンズコミックス)
音楽:『おいハンサム!!』オリジナルサウンドトラック MAYUKO、眞鍋昭大、宗形勇輝(ワンミュージック)
エンディングテーマ:The Ronettes 「BE MY BABY」
脚本・演出:山口雅俊(ヒント)
企画:市野直親(東海テレビ)
エグゼクティブ・プロデューサー:宮川朋之(日本映画放送)
プロデューサー:山口雅俊(ヒント)、遠山圭介(東海テレビ)、清水拓哉(日本映画放送)、 森正文(ヒント)
協力プロデューサー:中頭千廣(東海テレビ)
アソシエイトプロデューサー:塚田洋子(日本映画放送)
制作協力:ヒント
制作著作:東海テレビ 日本映画放送
映画「おいハンサム!!」
2024年6月21日(金)全国ロードショー
原作:伊藤理佐 『おいピータン‼』『おいおいピータン‼』(講談社「Kiss」連載)
Special Thanks:『渡る世間はオヤジばかり』(講談社 KissKC 所載)
『チューネン娘。』(祥伝社 FEEL COMICS)、『あさって朝子さん』(マガジンハウス)
『ミックスリサ』(講談社漫画文庫)『結婚泥棒』(集英社クイーンズコミックス)
脚本・監督:山口雅俊(ヒント)
エグゼクティブ・プロデューサー:宮川朋之(日本映画放送)
製作:映画『おいハンサム!!』製作委員会
配給・宣伝:東宝