4月18日（木）よりスタートしたドラマ特区『ゴーストヤンキー』（MBSほか 毎週木曜 深夜0時59分～）の先行上映＆トークイベントが都内で行われ、主演の柏木悠（超特急）をはじめ、石川凌雅、福澤侑、小坂涼太郎、寺坂頼我、高野洸が登壇した。
本作は、人生に絶望した少年が、ひと癖もふた癖もある“幽霊の昭和ヤンキー”たちと巡り合う完全オリジナルストーリー。けがで陸上選手の夢を絶たれた主人公・風町トゲル（柏木悠）は人生に絶望し、「一生…死んだように生きるくらいなら…」と無意識に車の前に飛び出し、気付くと“幽霊”になっていた。突然の出来事に戸惑う中、トゲルは約40年前に死んでからいまだに成仏できていない昭和ヤンキーグループ「わんぱく団」の吾郎（福澤侑）、順平（小坂涼太郎）、チッタ（寺坂頼我）と出会う。
一方、吾郎ら「わんぱく団」と仲間だったバーチ（石川凌雅）は、霊界で悪さをする“暴霊族”の一員になっていた。トゲルは昭和に取り残されたバカでアツいヤンキーたちとの間にジェネレーションギャップを感じながらも、だんだんと仲間意識が芽生えていき…。霊界で起こる不思議な騒動に巻き込まれながらも仲間たちと切磋琢磨しながら乗り越えていく、アツくてクスッと笑える友情物語だ。
柏木は「オファーを頂いたときはびっくりで、僕自身、単独主演が初めてだったので、すごくうれしかったです」と声を弾ませ、「台本を読ませていただいたときは“なんだ？”と（笑）。最初にハテナが出てきたんですけど、読み進めていくうちに面白さだったり、設定の難しさがあって、そこは自分で台本に書いたりして注意するようにしました」と語った。
役を演じた感想については「めちゃくちゃ楽しくて、僕自身アクションシーンが初めてだったので、経験させてもらえて楽しかったですし、本気でけんかしている気分になって、そのときは自分が強くなったのかなって思いました」と笑顔を見せた。
石川は「最初に読ませていただいたときは、“幽霊役か！”というのが正直な感想で、どういうふう作っていったらいいんだろうって考えたんですけど、非現実的な設定が故に、なんでもやっちゃっていいんじゃないかなと気持ちになったので、肩肘張らずに臨むことができました」と。福澤は「幽霊なので設定が難しくて、撮影しているときも“これ触っていいのかな”っていうのはありました。芝居の中で持っちゃうと“これ大丈夫？”って」と苦労を明かしつつ、「監督から『こういう世界観でやるからね』と聞いていたんですけど、お芝居しているとちょっと忘れてしまって…」と語った。
その福澤の話を聞いた小坂は「俺、撮影中に手すりを触っちゃって、監督に『触らないで！』って言われたことを思い出しました」と。続けて脚本について「読んだときは面白くて純粋にすごくうれしかったです。これはイケるって思いました」と振り返った。
寺坂は「台本を読んだときに楽器をやるとあって、ベースも初めてだったので準備はどうしようってのは考えました。あとはアクション（のレッスン）をやった次の日はめちゃくちゃバキバキでやばかったです」と打ち明けると、柏木は「レッスンの次の日にライブだったんですけど、（腕が）上がりませんでした」と裏話を告白した。
高野は「僕も台本を読んだときはハテナが多かったですけど、コメディでめちゃくちゃ面白い要素がちりばめられていたので、読み進めるのが楽しかったです。役柄的にも悩みつつ役作りをしました」といい、「撮影日を後半にまとめてくれていたので参加する日数は少なかったんですけど、それまで皆さんが撮影をされていて、しかも楽器とかアクションの練習をめちゃくちゃされていると伝わってきました」と感心した。
また、撮影時の裏話を聞かれると、キャストの面々は「頼我しかない」と声をそろえ、小坂は「彼、すごくかわいいんですよ。役と近いくらい天然で、本当に優しくて、本当に裏がないというか、こんなに純白な人見たことないくらい透き通っているんです」と絶賛しつつ、「僕と頼我の入り時間が一緒のときがあって、自販機で飲み物を買おうとしたら頼我が来て、かわいいので『1本買ってあげるよ』と言って500円を入れて、（自分の分を）押して、『いいよ』って言ったら『ありがとうございます。いいんですか？』って言って、（自分が買った飲み物と一緒に）俺のお釣りをポッケに入れたんです」と暴露して観客を大爆笑させた。
福澤も「悠と頼我は初めましてで、みんなのことが分からない中、昼休憩があったんです。弁当を食べようとしたら、聞いたことがない“ピコン”という音がして。2日目もまた昼休憩の時に同じ音がして、3日目はちょっと休憩時間をずらしたんです。そうしたら俺と頼我だけでも音がなって、録音するときの音と似ているから何をやっているのかなと思ってみたら、毎日自分が食べる弁当をライブモードで写真を撮っていたんです」と寺坂の驚きの行動を明かした。
「もし自分が幽霊になったら、どこで何をしたい？」との質問に、柏木は“深海に行く”と答え「深海魚になりたいです。カッコよくないですか？『俺、深いところ潜れるぜ』みたいな」と語り、観客を笑わせた。
石川は“あなたのお家へ…”と書き、高野から「何それ」と声が飛ぶ中、石川は「（家に）行って驚かせたいですね。そういうイタズラなことが好きなので」とニッコリ。キャストの家に行くなら誰の家に行きたいか聞かれると「やっぱり高野洸君じゃないですか」と答え、高野は「やだよ」と本気のトーンで拒否するなど、仲むつまじいやりとりを見せた。
福澤は“お化けやしき”と書き「人が脅かしてるじゃないですか。そのお化けに成り切っている人を驚かせたいですね。いつもやられているので」と願望を明かし、“本能寺”と書いた寺坂は「ほかの幽霊に会いたい。信長を捕まえて、いろんな気持ちがあると思うので『どうですか？』って気持ちを聞きたい」と語ると、石川から「リポーターのしすぎなんじゃない？」とツッコミが入った。
小坂は“ポイ捨てした人に返す”と書き「これを全員やったら日本がきれいになりますよ」と優等生な回答。高野は“墓の中”と書き「墓の中に秘密基地を作りたいです」と謎発言をしてキャスト陣を困惑させた。
「自分以外の役を演じるなら誰の役を演じたい？」という質問に、柏木は小坂演じる佐々岡順平の名前を挙げ「クランクインからずっと言っているんですけど、佐々岡順平という名前が好きで」と明かすと、小坂から「俺より名前言っていますもん」と裏話が。
石川は寺坂が演じたチッタを挙げ「この登場人物の中だったら、一番自分に近いのかなと思ったので、やってみたいなと。最後に活躍するシーンもあるので、それもやってみたいなと思って」と寺坂の注目シーンを明かしつつ理由を語った。
石川演じるバーチを挙げた福澤は「1話の最後のシーン、俺もやりたい」と石川のシーンを物まね。石川はその日の撮影を振り返り、「（撮影当時）寒くて、口が回んなかったです。めちゃくちゃ真っ暗な廃屋みたいなところで撮影したんですけど、みんなの口から白い息が出るくらい寒かったんで覚えてないです」と語った。
さらに昭和ヤンキーさながらに作ったオリジナル当て字を披露する場面では、柏木が「咲左男化巡平（ささおかじゅんぺい）」、石川が「愛飢男（あいうえお）」、福澤が「接吻破楪刺（チュッパチャップス）」、寺坂が「愚流天！（グルテン）」、小坂が「美天邪姐夜（みてんじゃねぇよ）」、高野が「波夜死堕（はやしだ）」と思い思いの言葉を当て字に。柏木の“佐々岡順平”のお気に入り具合に会場が笑いに包まれる場面も。
最後に石川は「時間がない中、みんなで集中して一気に撮影したんですけど、その撮影の空気を主演の悠が作り上げてくれて、年齢で言ったら19歳の彼が引っ張って行ってくれたんですけど、年齢とか関係なく頼もしい姿を見せてくれて、そういうものに救われたシーンがいくつもあって、映像にその空気感が全部詰まっているので、そういうところも感じながら見ていただけたら、もっと伝わるんじゃないかなと思います」とアピール。
柏木は「この作品は面白いですし、青春もあり涙もありで、いろんなものが詰め込まれているので、気軽にたくさんの方に見ていただければなと思いますし、見ていて元気がもらえるんじゃないかなと思うので、ぜひ注目してもらえたらと思います。3話には僕が笑いすぎて1秒もカメラを向いていないシーンがあって、なんでそれを使ったんだろうレベルのシーンが使われているのでお楽しみに」と薦め、イベントを締めくくった。
番組情報
ドラマ特区『ゴーストヤンキー』
MBS
毎週木曜 深夜0時59分～
テレビ神奈川
毎週木曜 午後11時30分～
チバテレビ
2024年4月19日（金）午後11時～
とちぎテレビ
2024年4月25日（木）午後10時30分～
テレビ埼玉
2024年4月25日（木）午後11時30分～
群馬テレビ
2024年4月26日（木）午後11時30分～
＜配信＞
MBS放送後に、TVer、MBS動画イズム 見逃し配信1週間あり
＜キャスト＞
柏木悠（超特急）、石川凌雅、福澤侑、小坂涼太郎、寺坂頼我
阿久根温世（ICEx）、早乙女友貴、高橋怜也／高野洸、和田聰宏
＜スタッフ＞
監督：永江二朗、しばざきひろき
脚本：我人祥太
オープニング主題歌：「昭和魂」T.C.R.横浜銀蝿R.S.
エンディング主題歌：「One Night Party」わんぱく団
制作プロダクション：株式会社キャンター
製作：「ゴーストヤンキー」製作委員会・MBS
公式サイト：https://ghost-yankee.com
公式X＆Instagram：＠ghostyankee2024
MBSドラマ公式TikTok：＠drama_mbs
©「ゴーストヤンキー」製作委員会・MBS
