髙橋ひかるが7月13日(土)スタートの土曜ナイトドラマ『顔に泥を塗る』(テレビ朝日系 毎週土曜 午後11時30分〜深夜0時)で主演を務めることが決定し、コメントが到着した。
2024年7月期の土曜ナイトドラマ枠に、テレビ朝日ドラマ初主演を務めた『ハレーションラブ』(2023年)以来、約1年ぶりに髙橋ひかるがカムバック。SNSで大きな反響を呼んだヨシカズ原作の人気コミック「顔に泥を塗る」(ゼノンコミックス/コアミックス)のドラマ化で主人公を演じる。
本作では、髙橋演じる自尊心が低めで周りに気を使ってばかりの主人公が、好きなメークをしてまぶしいくらいに自由に生きるメーク男子と運命的な出会いを果たす。そんな彼にきれいなメークを施してもらった時、これまで抱いたことがない高揚感を覚えるのだが…きれいになった自分を彼氏も喜んでくれると思っていた矢先、これまで優しかった彼氏からは思ってもみなかった反応が返ってきて…。
メークの力で前を向き始めた主人公が、モラハラ男へと変ぼうした彼氏に立ち向かい、自分の人生を取り戻す“人生逆転ラブストーリー”が誕生する。
初のラブサスペンスに挑んだ主演作『ハレーションラブ』で繊細な演技を披露した髙橋は、近年ではほかにも『俺のスカート、どこ行った?』(2019年)や『レッドアイズ監視捜査班』(2021年)、『リビングの松永さん』(2024年)などのドラマ、「おそ松さん」(2022年)などの映画で存在感を放ってきた。
さらに、今年の8月には出演映画「赤羽骨子のボディガード」の公開が控えるなど女優として躍進し続ける一方、バラエティ番組では天真爛漫な明るいキャラクターで多くの人を魅了している。
髙橋が本作で演じるのは、派遣社員としてデパートの受付で働く柚原美紅。自分に自信がなく、周りに気を使ってばかりの美紅は、エリート弁護士の彼氏・結城悠久(通称・ハル)の「清楚でいてほしい」という希望に合わせて、控えめの化粧しかしない毎日。
そんなある日、メーク男子・高倉イヴに偶然出会ったことで、美紅に変化が訪れることに。大好きなメークに合わせて時にレディースファッションも楽しむイヴは、美紅にはまぶしいほどに輝いていて…。そんなイヴに憧れの赤リップのメークをしてもらった時、美紅は生まれて初めて自分のことを「きれい」と感じる。
きっとハルも喜んでくれるはずと思っていた美紅だが、ハルの反応は思っていたものとはまるで違い…。この美紅のメークをきっかけに、優しかったハルがこれまで見たことがないような恐ろしい一面を次々見せていくことに。メークという“心の武器”を手に入れた美紅は、モラハラ彼氏に恐怖を感じながらも前に進んでいく。
また、髙橋演じる美紅の新たな一歩を後押しするイヴ役や、行く手を阻むハル役、さらには彼らの行動を怪しく見つめる鬼武柊真役など、今注目の俳優たちが集結。近日発表される続報にも注目だ。
髙橋ひかる コメント
◆本作の主演が決まった時のお気持ちを教えてください。また、原作や台本を読んでいかがでしたか?
最初に原作の表紙とタイトルを見た時に、タイトルの印象がとても強くて、「どんなお話なんだろう?」と、すごく引き込まれる感じがしました。実際に読んでいくと、とても苦しい気持ちにもなりましたが、共感される方も多い作品だと思ったからこそ、美紅に自己投影して、ご覧いただく方に楽しんでいただけたらな、と原作を読みながら思いました。
◆髙橋さんが演じる“美紅”について、どんな人物だと思いましたか? 共感できる部分や、ご自身と重なる部分、異なる部分などございましたら教えてください。また、演じる上で大事にしたいことがあれば教えてください。
最初は美紅に対して、もどかしさや悔しさ、イライラなどを感じながら読んでいて、まさに原作者のヨシカズさんからしたら、「してやったり」だと思うんですけど(笑)。でも、読めば読むほど、「このいら立ちは自分自身と重なる部分があるからこそ感じるものなんだ」と気づき始めました。それからは、美紅を知るほどいとおしく感じるというか、他人事じゃないように感じるようになりましたね。保身に走ってしまうところなど、私にも共通する部分なのですが、客観的に見ていると「ずるいじゃん」や「なんでそうなっちゃうの?」と思ってしまったりして、最初はそれに戸惑いましたが、読み進めると、美紅は感情に素直な子なんだということがわかってきて、むしろ感情に真っすぐでいいなという印象に変わりました。素直に自分の落ち度にもちゃんと気づくことができて、きちんと自分と向き合って答えを探そうとしているひたむきさがすごく好きです! また、美紅はイヴくんやハルくんなど、人からもらうエネルギーをすごく大切にする子で、自分が主軸ではなく、対相手がいてこそ輝く美紅だと思うので、それぞれの共演シーンを楽しみながら大切に演じていきたいなと思っています。
◆美紅はメークの力によって自信が持てるようになり、変化していきますが、髙橋さんにとってメークはどんな存在ですか?
メークもそうですし、「色」は感情をとても豊かにしてくれものだと思います。私はわりと日常生活では色を取り込まないタイプだったので、かつては「かわいい色は似合わない」や「目立たない色でいいや」など自分で色を制限していたのですが、お仕事を通して強い色のブルーや赤などの物を身に着けたり、チークを取り入れたり、ネイルを塗ったりした時に、自分自身も強くなれた気がしたんです。それをきっかけに好きな色を身にまとえるようになったので、メークや色は自由の象徴だなと感じています。最近ではパーソナルカラーや骨格診断で「あなたに似合うものはこれです」と指標が見つけやすいからこそ、「絶対そっちの方が似合うよ」と人にも言いやすい世の中でもあり、誰がどう思うかを大切にしがちだなとも思うのですが、イヴくんみたいにメークやファッションは自分の内面を表に表現できるものだと思うので、自由に楽しんでいいんだということを、作品を通して感じていただけたらなと思います。
◆本作の見どころや、これから始まる撮影に向けての意気込みと共に、視聴者へのメッセージをお願いします。
見どころはたくさんあるんですけれど、これまで自分の好きなものを内に閉じ込めていた美紅が、イヴくんのメークによって自分の好きなものに気づいてワクワクしていく表情はその1つだと思います。最近「自分って趣味ないな」という人が結構多いなと感じているのですが、好きなものはあるのに、そこまでうまいわけじゃないとか、趣味とまでは言えないかな、みたいに思い込んでいるのかなと思うんです。でも、好きだと感じた小さいときめきに気づいてほしいですし、大切にしてほしいなと思うので、美紅をはじめ、それぞれのキャラクターのささいなときめきとかワクワクを映し出しているシーンを見て、「“好き”ってもっと気軽でいいんだ」とか「“楽しい”って表現していいんだ」と思っていただけたらなと思います。ときめきがたくさん詰まっている「ときめきMAX」な作品になっていると思います(笑)。また、誰もが抱える悩みを、それぞれのキャラクターが何かしら持っていると思うので、自己投影して見ていただいたり、私自身も多分この役を通して強く生きるヒントをもらえる気がしているので、作品を通して皆さんが毎日を楽しく強く生きるヒントが何か送れればいいなと思っています。美紅が強くなっていく姿を見守ってもらえるよう、精いっぱい、頑張りたいと思います。ぜひご覧ください。
原作・ヨシカズ コメント
数多の作品の中から「顔に泥を塗る」を見つけていただきうれしく思います。主人公の美紅を演じてくださる髙橋ひかるさんはとても華やかで美しい俳優さんですが、同時に純真で謙虚な雰囲気も感じられ、自分がイメージする美紅にぴったりでした。脚本も面白い展開を多々入れていただいており、リアルな美紅たちのドラマを見られることを今から楽しみにしています。
番組情報
土曜ナイトドラマ『顔に泥を塗る』
テレビ朝日系
2024年7月13日(土)スタート
毎週土曜 午後11時30分〜深夜0時
原作:ヨシカズ「顔に泥を塗る」(ゼノンコミックス/コアミックス)
脚本:大久保ともみ、遠山絵梨香
演出:熊坂出、高橋名月
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)
瀬島翔(スタジオブルー)
制作協力:スタジオブルー
制作:テレビ朝日
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