中島健人、SNS社会を生きる現代人に甘いメッセージ「皆さんの焦げた指の手当てができたら」『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』

ドラマ
2024年07月14日
左から)中島健人、片平なぎさ、白石聖

中島健人が主演を務めるドラマ8『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』(テレ東系 毎週金曜 午後8時〜)が7月19日(金)にスタート。それに先立ち、7月12日に記者会見が開催され、中島、白石聖、片平なぎさが登壇した。

本作の原作は累計210万部(電子+紙)を超える大ヒット漫画「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」(原作:左藤真通/作画:富士屋カツヒト/監修:清水陽平/白泉社「黒蜜」連載)。中島健人演じる新世代のニュータイプ弁護士・保田理が、訪れる相談者を「しょせんは他人事じゃん?」と突き放す独特な信念の下、白石聖演じる仕事熱心なパラリーガル・加賀見灯、片平なぎさ演じる「喫茶柏原」店主の柏原麻帆と共に、ネット炎上や誹謗中傷など最も身近なSNSトラブルの数々を爽快にときにダークに解決していく、新時代の“超リアル”リーガルドラマだ。

そんな本作の記者会見が7月12日に開催され、中島、白石、片平が登壇。まず本作が決まった際の心境を問われ、中島は「自分の経験をフルに生かせる作品に出合えたなと思いました。そして僕自身、新たなスタートを切ってから1発目のドラマになるので、気合の入り方、愛情の入れ込み方がいつもとは少し違うのかなと。自分の新たな一面もこのドラマで見ていただけたら」と。

続けて、白石も「パラリーガルという役は初めてなので、新しい職業を演じられる楽しみと、元々原作の漫画が気になっていて1巻を読んでいたので、映像化に関われることになってすごくうれしいなというのが率直な気持ち」と喜びを語った。

白石聖

一方、ドラマオリジナルキャラを演じる片平は「原作にないキャラを登場させるということで、正直最初に出た言葉は『大丈夫なの? 問題は起きないのかしら』でした。でも、プロデューサーさんにお話をお聞きすると、原作者の先生方も快諾してくださっているということ、今後漫画の中にも麻帆を登場させると言ってくださっていて…」とにっこり。

その発言に対し、「そうなんですか!? 他人事じゃないですよ、これ! 初めて聞きました!」と驚きを隠せない中島をなだめつつ、「どういうキャラにすべきかお聞きしたら、先に作った者勝ちだと言われたので、絵にしやすいキャラがいいかなと。弁護士さんはそんなに派手な衣装を着られないので、私が色モノを担当しようかなと、エスニック調で柄×柄にしてみました」とそのビジュアルの秘密も明かした。

なお、ビジュアルには中島もこだわりがあるようで「僕は原作に対してリスペクトがあるので、ビジュアルは大切にしたいなと。ただ、金髪の弁護士の方はたぶんいないと思いますし、チームでもいろいろな協議があったのですが、紆余曲折ありこのビジュアルに収まって。結果論、ドラマとして見たときに保田のポップなドライな部分が直結するような仕上がりになったと思います。それに、スーツもオーダーメイドグリーンで、完璧に僕の体に合わせて作っていただいたのでまるで皮膚のよう」と満足げに語った。

中島健人

さらに、SNSトラブルがテーマのひとつである本作にちなみ、SNSとの向き合い方に話題が及ぶと、「SNSと生活は切っても切り離せないもので、常に手のひらの中で社会が動くといいますか…。自分の心身とどうバランスを取って、スクリーンの中に飛び込んでいくかっていうことだと思うんです」と中島。

「僕自身、アイドルとしてこの1年くらいいろいろな言葉を全身で受け止めてきたので、ある種タイムリーな作品に参加させていただいているなと思います。ただ、SNSには表と裏があるので、そこの取捨選択をしっかりしつつ、優しい関わり方をしていきたいなと。きっとスクロールしすぎて指先が焦げてきちゃった方がたくさんいると思うので、皆さんの焦げた指の手当てもできたら」と甘いメッセージも。「セクシーアンサーですね」というMCの言葉に、「セクシーは継承されていきますから」と誇らしげに語った。

対して、白石は「SNSが好きかと言われると微妙なところではあるのですが、この作品を通して今一度私自身も向き合い方も見直していきたいです。そして、何か意見を発信するときに、その先にはきちんと人がいて、反対の意見を持っている人もいるかも…と全員がその先のことを考えながら使えるようになったら、もっと楽しい世の中になっていくのかな」と。一方、片平は「まだSNSとネットの違いがよく分かっていないんです」と明かしつつ、「麻帆も分かっていない人なので、ちょうどいいのかな(笑)。このドラマを通じて一緒に学んでいけたら」と意気込んだ。

片平なぎさ

さらに、保田のご褒美がスイーツであることにちなみ、それぞれのご褒美を問われると、ここで中島の「遊戯王」愛がさつ烈。「テレ東さんと言えば、僕は子供の頃から『遊戯王』と一緒に育ってきましたから。それが30歳になり、テレ東さんのドラマに出られるというのはその恩返しのような感覚でもあり、もう本当に感謝ですよね。『しょせん他人事ですから』というドラマをドローしました」と決めてみせた。

このほか、同イベントでは原作者陣よりサプライズで3人にメッセージが届き、中島から自身の名言である「アフターセクシー!」が飛び出したほか、7月12日に誕生日を迎えた片平の誕生日祝いも。片平にはエプロンが贈られ、中島がさりげなくその背後のヒモを結ぶなど紳士な姿を披露。終始和気あいあいの雰囲気のまま会見は締めくくられた。

左から)中島健人、片平なぎさ、白石聖

番組情報

ドラマ8『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』
テレ東系
2024年7月19日(金)スタート
毎週金曜 午後8時~
※初回は15分拡大 午後8時〜9時9分

番組公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/hitogoto/