柳楽優弥が『ライオンの隠れ家』でTBSドラマ初主演!坂東龍汰と兄弟役で初共演 徳尾浩司&一戸慶乃によるオリジナル脚本【コメントあり】

ドラマ
2024年07月19日
『ライオンの隠れ家』

柳楽優弥が、10月スタートの金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)でTBSドラマ初主演を務めることが決定。坂東龍汰と共演する。

本作は、どんな境遇でも大切な存在を守るために必死で生きる人たちの家族愛と兄弟愛を描いた、心震えるヒューマンサスペンス。

自閉スペクトラム症の弟・美路人と二人暮らしをしている兄・洸人。決まったルーティンの中であれば問題なく生活できる美路人に合わせ、洸人は凪のように何も起こらない平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、二人の元に、突如「ライオン」と名乗る小さな男の子が現れ、預からざるを得ない状況になってしまうところから物語は始まる。

慣れないながらもライオンと三人で暮らしていくうち、ライオンが預けられた背景にはある事件が関わっていることが分かり、平穏な日々から嵐のような渦に飲まれることになっていく。

温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が絡み合う本作は、完全オリジナルで描かれる。脚本は、火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』や『おっさんずラブ』シリーズを手掛けた徳尾浩司と、本作が連続ドラマデビュー作となる新人・一戸慶乃が共同で担当する。

主人公の小森洸人を演じるのは、柳楽優弥。柳楽は2004年に自身初の映画「誰も知らない」で、日本人初かつ史上最年少でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したことで、日本だけでなく世界中にその名を轟かせた。

『ゆとりですがなにか』(2016年・日本テレビ系)シリーズなどの連続ドラマ、蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」(2012年)をはじめとする舞台に出演するほか、配信ドラマ『ガンニバル』(2022年・ディズニープラス)では主演を務めた。スリリングな作品だけでなく映画「銀魂」(2017年、2018年)シリーズのようなコメディ作品ではコミカルな芝居も見せるなど、あらゆるプラットフォームでさまざまな役を自在に演じ、日本のみならず世界でも人気が高い。柳楽は本作がTBSドラマ初主演で、TBSドラマへの出演も9年ぶりとなる。

本作で演じる主人公の洸人は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年。両親を事故で亡くしてからは、自閉スペクトラム症の弟と二人で暮らしており、朝は弟と決まった時間に家を出て、退勤後も弟と決まった時間に一緒に帰るという、いつも弟に歩幅を合わせ弟のために生きている。そんな平穏な日常を過ごしていた兄弟だが、謎の男の子「ライオン」と出会ったことで、ある事件に巻き込まれ、生活が一変していく。

洸人の弟・美路人を演じるのは、坂東龍汰。2017年に俳優デビューし、初主演映画「フタリノセカイ」(2022年)で第32回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞。最近では瀬々敬久監督の映画「春に散る」(2023年)へ出演、舞台「う蝕」(2024年)では舞台初主演を経験し、『RoOT/ルート』(2024年・テレ東系)で河合優実と共に地上波初主演を務めるなど、柳楽と同じくさまざまなプラットフォームで活躍している。TBSドラマに出演するのは2023年放送の火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』以来。柳楽との共演は初となる。

美路人は自閉スペクトラム症の青年で、その特性からコミュニケーションが苦手だったり、こだわりが強かったりする。また、知覚・芸術の分野で突出したセンスを持っており、その能力を生かし、小さなアート事務所でアーティストとして働いている。ルーティン通りの生活を送り、イレギュラーへの対応が難しい美路人にとってライオンがいる生活は混乱の連続だが、これまで体験したことのない日々に美路人自身も変化していく。

そして洸人と美路人の前に現れる謎の男の子・ライオンを演じるのは、5か月にわたるオーディションで選ばれた佐藤大空。5歳にして本作でドラマ出演本数5本目。名前かどうかも謎である「ライオン」役を、無邪気に演じる。

主演・小森洸人役 柳楽優弥 コメント
『ライオンの隠れ家』小森洸人役の柳楽優弥©TBS

今回、出演するにあたって僕が惹かれたポイントは、ヒューマンドラマという点でした。その中でも兄弟の愛や家族愛が描かれていくというところにすごく惹かれましたし、それがオリジナル脚本で描かれるというので、とても貴重な作品に参加させていただけるなと感じました。
僕が演じる洸人は、市役所で働いている安定志向で等身大なキャラクターです。
個性的なキャラクターではないのですが、そこに弟がいて…ライオンが現れて環境が変わっていくことで安定志向な洸人がどのようにリアクションしていくのか、その関係性・トライアングルがどういった形で表現されていくのか、今からすごくワクワクしています。
弟を演じる坂東さんとは今回初めての共演ではあるのですが、初めてお会いしたときから…好きです。
僕のほうがキャリア的には先輩ですが、感じるバイブスみたいなものが似ている方なのかなと期待していますし、心強さも感じています。
今までにも兄弟の絆を描いている有名な作品がありますが、僕たちならではの良い色が出せたらと思っています。心強い兄弟とここから冬まで『ライオンの隠れ家』の世界にどっぷりと浸かって、素敵な作品にしたいという気持ち一心で一生懸命撮影に挑みたいなと思っております。ぜひご覧ください。

小森美路人役 坂東龍汰 コメント
『ライオンの隠れ家』小森美路人役の坂東龍汰©TBS

オリジナル脚本で男三人の物語と聞いて、すごくワクワクしました。
僕が演じる美路人は、柳楽さん演じる洸人の弟で、自閉スペクトラム症の青年です。生活の中で、強いこだわりがあったり、ある分野にすごく知識があったりします。そういった役を演じるのは、自分にとってチャレンジングだと思っています。美路人は、お兄ちゃんとずっと平穏な暮らしをしていたのですが、そこにライオンが現れたことで、大変な事件に巻き込まれていくことになります。そこにはサスペンスな展開だけでなく、笑えるシーンやかわいらしいシーンもあるので、そこをどうチャーミングに演じていこうか、今台本と格闘しているところです。
さらに、今回僕のお兄ちゃんを演じるのが柳楽さん。本当にずっと大尊敬していた先輩なので…実はすごく緊張しています(笑)。実際にお会いしたらすごく優しくて安心しました。兄弟の絆は、海外の映画や日本でも描かれてきていますが、僕自身すごく好きな題材です。今回はそこにサスペンスが重なってきますが、その中でも兄弟の絆や繋がりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたらと思っています。
一生懸命皆さまに面白い作品を届けられるように、これから美路人という役を生きようと思いますので、楽しみに待っていただけたらなと思います。よろしくお願いします!

編成プロデュース・松本友香 コメント

家族の話、兄弟の話を企画したいと思い、2年前にこの企画の準備を始めたのですが、そのときにちょうど30代に入り、自分の生きている環境が安定してきて、ちょっとやそっとのことじゃ動じなくなり「変わらないこと」に落ち着いてしまう現状に不安を覚えたのが、この企画の種になったのかもしれません。
同じ場所にとどまることが、決して悪いことではないですが、挑戦できていない不安、閉塞感へのフラストレーションを抱えることは、普遍的な葛藤だと思い、そうした悩みを抱える主人公が大きな渦に巻き込まれたらどんな物語が生まれるだろうと想像しました。そんな種から始まった企画を脚本チームの徳尾さん一戸さんとオリジナルで作れること、皆でアイデアを出し合える信頼できるスタッフチームと作れること、そして柳楽さん坂東さんをはじめとする素晴らしいキャストチームとこのドラマを届けられることが、今からとても楽しみです。
今ある環境、そばにいる人、大切なモノについて見つめ直せるような時間になれたら、そしてエンターテインメントとして楽しんでもらえるヒューマンとサスペンスのドラマになれたらと思います。放送が終わる12月までの約半年間、すてきなドラマを届けられるよう精いっぱい、取り組んでいきます!

番組情報

金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』
TBS系
2024年10月スタート
毎週金曜 午後10時~10時54分

<キャスト>
小森洸人:柳楽優弥
小森美路人:坂東龍汰
ライオン:佐藤大空(子役)

<スタッフ>
製作:TBSスパークル、TBS
脚本:徳尾浩司、一戸慶乃
編成プロデュース:松本友香
プロデュース:佐藤敦司
演出:坪井敏雄 ほか
編成:吉藤芽衣、中野翔貴

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/lionnokakurega_tbs/
公式X:@kakurega_tbs
公式Instagram:@lionnokakurega_tbs

©TBS

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