10月18日(金)スタートのドラマ9『D&D~医者と刑事の捜査線~』(テレ東系 毎週金曜 午後9時~9時54分 ※初回10分拡大)の記者会見が行われ、藤木直人、早見あかり、前田拳太郎、大塚寧々、寺島進が登壇した。
本作は、地域医療が破綻の危機にひんしている街を舞台に、病院再建を期待された医者と組織に忖度しないベテラン刑事が異色のバディを組み、社会からこぼれ落ちてしまった人々の起こす事件とその背景にある人間ドラマに医者と刑事それぞれの立場で向き合い、難事件を解き明かしていく完全オリジナル脚本のヒューマンミステリードラマ。
テレ東ドラマ初主演となる藤木直人が演じるのは、病院再建に奔走する医者・紙子良。藤木は『ハル ~総合商社の女~』以来5年ぶりのテレ東ドラマ出演となる。藤木演じる紙子を捜査に引っ張り込むクセ者刑事・弓削文平役には、名バイプレイヤーとして多くの映画、ドラマへ出演し、テレ東の大人気ドラマシリーズ『駐在刑事』で主演を務める寺島進。藤木と寺島は本作が初共演となる。
出演が決まったときの感想や役柄や演じる上で⼤切にしていることを尋ねられると、藤木は「責任がある役へオファーをしていただいてうれしかったです」と。藤木が演じる紙子は、“三流大学出身の三流医者”な役柄上「一応医者なので…」が口癖で、第1話では6回ほどその口癖が出てくるという。言い方の違いに苦戦しながら演じたものの、完成したものを見ると3つカットされていたことが発覚。藤木は「非常に残念でした」と本音を明かした。
初の看護師役でどう立ち回るのか不安があったという早見は、「上の人にも物怖じせず言いたいことは言う役がワガママに聞こえないように、しっかりと信念が伝わる演技を心掛けています」とコメント。また、「先輩方との共演に学べる喜びとプレッシャーを感じています」と話す前田は、現場の明るい雰囲気に楽しく撮影できているといい、「シリアスな事件の話の中でも牧野のキャラで明るくなれば」と語った。
そんな中、寺島は「来年『駐在刑事』が復活するんだな。これはチャンスだな」と自身の主演ドラマの新作への期待を膨らませた。演じるに当たって大事にしていることは「自由」。演技でも現場でも好き勝手に行動しているとしつつ、テーマは「エンジョイ」だと、チームワークよく撮影が進んでいる様子を明かした。
さらに、『D&D』というタイトルとバディドラマということにちなみ、出演者の得意なことを誰とやってみたいか、“誰と誰”で回答する質問企画も実施。ルービックキューブが得意な藤木は「1日中ルービックキューブができるなら誰と一緒に楽しみたいか?」と尋ねられ、「質問が強引すぎる」と苦笑しつつ、早見と回答。「お酒にめちゃくちゃ詳しくて、食べることも大好きなので、おいしいお酒飲んでご飯を食べながら楽しみたい」と理由を語った。
さらに藤木オリジナルのルービックキューブに藤木が挑戦することに。早見がバラバラにしたものを30秒もかからずに全面そろえるという腕前を見せつけ、藤木のスマートな動きに共演者からは「(そろえるしぐさが)きれい!」と声が上がった。
キックボクシングにはまっている早見は「誰と一緒にトレーニングしてみたいか?」と問われ、今度は早見が藤木を選択。藤木もキックボクシングをしているという話から、寺島の「シャドーを見せろ」との無茶ぶりで二段蹴りを披露する流れに。突然のことに早見は「最悪―!」と嫌がりながらも力強い二段蹴りを披露し、藤木も「全部持っていかれた」とルービックキューブの腕前が帳消しになるほどの動きを見せた。
空手の段位を持っている前田には「誰と道場に行って稽古してみたいか?」との質問が。「もちろんやっぱり…」と寺島を挙げ、「そろそろカッコいいところを寺島さんに見せたい」と理由を明かすと、またも寺島から「空手の型をちょっと見せてもらおうか」との無茶ぶりが。「絶対やりません!」と嫌がりつつも、ステージの中央で正拳突きを披露。鋭い動きで会場を盛り上げた。
写真家としての顔を持ち、「誰と写真を撮り合ってみたいか?」と聞かれた大塚は、「息子と同い年でなじみがあるから緊張しない」などの理由で前田を指名。その言葉を聞いた寺島は「誰とサシ飲みをして語り合ってみたいか?」と問われ大塚を選択。「写真で緊張するっていうから、お酒で緊張をほぐして大人同士の会話をしようぜ」と誘い、“何を話すか”と問われた2人は口をそろえて「秘密だよ」「内緒です!」と答え、相性のよさをうかがわせた。
また大塚とは子供の弁当の話もよくするという寺島。日頃から弁当作りをしており、「たいそうなものではない」と恐縮しつつも、「海苔弁が好き」「梅干しは殺菌作用もあるからよく入れる」など意外な一面を見せた。
最後に、藤木が視聴者に向けて「筋書きのないスポーツにも負けない、筋書きがある本当に面白いドラマになっています」と作品の魅力をアピールし、会見を締めくくった。
第1話あらすじ
外科医・紙子良(藤木直人)は、経営破綻の危機を立て直すべく城斉市民病院に赴任する。病院再建の実績があり経営のスペシャリストとして呼ばれたものの、思いがけず院長代理も務めることに。早速、医師・西見和之(平岡祐太)をはじめとする古参スタッフに改革案を説明するが、専門家でもない新参者への視線は冷ややか。反論が相次ぎ紛糾してしまう。
そんな折、病院近くのショッピングモールで銃乱射事件が発生し複数の客が負傷。救急出動の要請が入り、紙子は看護師・石川咲良(早見あかり)らと急行する。騒然とした現場には、偶然居合わせた城斉署のベテラン刑事・弓削文平(寺島進)と交番勤務の警察官・牧野真二(前田拳太郎)が、自殺を図った犯人・山木健一(吉村界人)と被害者である瀕死の少年・柴田修吾の延命措置を行っていた。紙子はとっさの判断で山木の搬送を優先する。結果、犯人は一命を取り留め、修吾は死亡。紙子は修吾の父・柴田邦行(和田聰宏)や周囲から批判を受ける事態に…。
警察の上層部はただの無差別銃乱射事件として処理を進めるが、それに反発して捜査を続ける弓削。すると事件の裏に隠された悲しい真実が明らかに――。
番組情報
ドラマ9『D&D~医者と刑事の捜査線~』
テレ東系
2024年10月18日スタート
毎週金曜 午後9時~9時54分
※初回放送は10分拡大
「TVer」でリアルタイム配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東 HP、TVer、Lemino)で見逃し配信
出演:藤木直人、寺島進
脚本:真野勝成、谷口純一郎、真部千晶、いとう菜のは
監督:星野和成、大内隆弘
音楽:鈴木暁也、ヨハネス ニルソン
チーフプロデューサー:濱谷晃一(テレビ東京)
プロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)、都筑真悠子(テレビ東京)、松本基弘(PROTX)、山下宏樹(PROTX)
協力プロデューサー:下山潤(ノックアウト)
制作:テレビ東京 PROTX
製作著作:「D&D~医者と刑事の捜査線~」製作委員会
©「D&D~医者と刑事の捜査線~」製作委員会