鈴鹿央士と松本穂香がW主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時~9時54分)の第10話(12月9日(月)放送)に、黒川想矢のゲスト出演が決定した。黒川は本作が月9ドラマ初出演となる。
本作は、「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012年から2018年まで連載されていた都戸利津の同名コミックをドラマ化。鈴鹿央士演じる“やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵”と、松本穂香演じる“ウソを聞き分ける奇妙な能力者”の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる綾糸のごとき難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。『ガリレオ』シリーズ(2007年~2022年)の演出・西谷弘とプロデュース・鈴木吉弘がタッグを組む。
物語の舞台は昭和初期の九十九夜町(つくもやちょう)。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(松本)であったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもっており、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない彼女を探偵助手として受け入れる。
第10話にゲスト出演する黒川が演じるのは、履物屋で下働きをしている嘉助。ある事情で本を買いに本屋へと来たところ、目的の本を買うには手持ちのお金では足りなかった。そんな中、本屋の主人が店を空ける。そこに、おつかいにやってきた利市(橋本淳)が嘉助を店員だと勘違いをして声を掛けるが、嘉助はこの状況を利用し、偽の店員に成り済まして利市からお代をもらいそのまま逃走する。嘉助は苦労した生い立ちから、人に本当のことを話しても信じてもらえないと思って生きてきた。そんな嘉助だが、底抜けに明るくて心優しい利市とうそが分かる鹿乃子との出会いによって、次第に心を動かされていき…。
黒川は、5歳から芸能活動を開始。NHK BS時代劇『剣樹抄~光圀公と俺~』(2021年)で、メインキャストの了助役を演じ、当時小学6年生で、剣豪と一緒に旅する孤児の役を好演し話題に。同作で、松本穂香とも共演しており、本作で3年ぶりの再共演となる。そして、映画「怪物」(2023年)でオーディションの末、メインキャストに大抜てき。映画初出演にして「第47回 日本アカデミー賞」新人俳優賞、「第66回ブルーリボン賞」新人賞などを受賞。最近では、『からかい上手の高木さん』(2024年/TBS系)で、W主演のうちの1人に抜てきされるなど、14歳という若さで早くも期待の新人俳優として注目を集めている。そんな黒川は、本作が月9ドラマ初出演となる。
黒川想矢 コメント
『嘘解きレトリック』のファンだったので、本作品に参加させていただき、とても光栄です。個人的には、小学6年生の時に共演させていただいた松本穂香さんと再会でき、“大きくなったね”と言われて、ちょっと恥ずかしかったけれど、うれしかったです!その時の写真を見返して、少し盛り上がりました。今回は少しの出演ではありますが、昭和初期の舞台を楽しんで演じさせていただいたので、視聴者の皆様にも楽しんでいただけるとうれしいです!
第10話(12月9日(月)放送)あらすじ
九十九夜町に雪が降り、本格的な冬を迎えようとしている。祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所で助手として働く浦部鹿乃子(松本穂香)は母のフミ(若村麻由美)宛の封書を郵便ポストに投函。鹿乃子はこれまでもフミに近況を知らせる手紙を出していたが、この時、初めて事務所の住所を書いていた。そのため、鹿乃子はフミからの返事を待つ。左右馬は鹿乃子が手紙を待っていることに気づいた。
ある日、倉田タロ(渋谷そらじ)と会った鹿乃子は、「サンタクロースに何をお願いしたの?」と聞かれる。「サンタクロース?」と聞き返す鹿乃子。タロは鹿乃子がクリスマスを祝ったことがないと知って、あることを思いつく。タロは母のヨシ江(磯山さやか)に、お食事処「くら田」で鹿乃子のためにクリスマス会を開くことを提案。鹿乃子には内緒で、父の達造(大倉孝二)に料理を作ってもらい、左右馬はもちろん、端崎馨(味方良介)たちにも飾り付けを協力してもらう。後に企画を聞かされた左右馬は渋い顔。ウソを聞きわける力を持つ鹿乃子に内緒事は難しいからだ。
一方の鹿乃子は、町で探偵依頼を求めるビラ貼り。掲示板にビラを貼っていると、書店から嘉助(黒川想矢)を追って、利市(橋本淳)が飛び出してきた。利市から嘉助を捕まえる手助けを頼まれた鹿乃子は応じる。左右馬はつくも焼き屋のじいさん(花王おさむ)が寺へ屋台を出すので、寺までの屋台引きを手伝いがてら、稲荷を掃除。すると婦人に声をかけられた。祝探偵事務所への行き方を尋ねる婦人に左右馬は鹿乃子の母・フミだと分かり…。
番組情報
『嘘解きレトリック』
フジテレビ系
毎週月曜 午後9時~9時54分
出演者:鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希、大倉孝二、磯山さやか、今野浩喜、村川絵梨、櫻井淳子、杉本哲太、若村麻由美 ほか
原作:都戸利津「嘘解きレトリック」(白泉社・花とゆめコミックス)
脚本:武石栞、村田こけし、大口幸子
演出:西谷弘(『ガリレオ』シリーズ、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』『あなたがしてくれなくても』『シャーロック』ほか)、永山耕三(『シャーロック』『モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐~』『人は見た目が100パーセント』ほか)、鈴木雅之(『マスカレードホテル』シリーズ、『HERO』シリーズほか)
プロデュース:鈴木吉弘(『ガリレオ』シリーズ、『この素晴らしき世界』『電車男』ほか)、狩野雄太(『366日』『知ってるワイフ』『スタンドUPスタート』ほか)
制作協力:AOI Pro.
制作・著作:フジテレビ
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