遠藤憲一が主演を務める火曜ドラマ『民王R』(テレビ朝日系 毎週火曜 午後9時~9時54分)の第7話が12月3日(火)に放送される。
2015年7月期に金曜ナイトドラマ枠で遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された『民王』。作家・池井戸潤が2010年に発表した同名小説を初めてドラマ化し、現職総理大臣とおバカな息子の心と体が入れ替わるという大珍事を時にシニカルに、時にハートフルに描き、人気を博した。そんな『民王』が『民王R』として9年の歳月を経て再起動する。
前作『民王』で総理大臣・武藤泰山を演じた遠藤憲一が本作でも同役を演じ、泰山の書生・田中丸一郎太役で大橋和也、公設第一秘書・冴島優佳であの、警視庁公安部の刑事・猫田マモル役で山時聡真、さらに溝端淳平、満島真之介、岸部一徳らが共演する。息子と心と体が入れ替わってしまうという未曾有の事態に見舞われながらも総理大臣を務め上げ、まもなく政界を引退しようかという泰山に、再び総理の打診が…。そんな矢先、またしても“入れ替わり”という大珍事が襲いかかる。しかも、今回の“入れ替わり対象”は「全国民」。毎話泰山と誰かがランダムに入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーが展開される。
第7話には、泰山が入れ替わる妊娠34週の制作会社のドラマプロデューサー・月本茜役で武田梨奈、テレビ局のプロデューサー・小田山正平役で正名僕蔵、主演女優の神崎塔子役で橋本マナミがゲスト出演する。
第7話(12月3日(火)放送)あらすじ
いよいよ入れ替わりテロの黒幕に肉薄した武藤泰山(遠藤憲一)たち。しかし公安の新田理(山内圭哉)らがナリタカンパニーに強制捜査に踏み込むものの、中は既にもぬけの殻。新田と猫田マモル(山時聡真)は、狩屋孝司=カリヤン(金田明夫)、田中丸一郎太(大橋和也)、冴島優佳(あの)らチーム泰山の中に裏切り者がいるのかもしれない、と泰山に告げる。
時を同じくして、さまざまな国民との入れ替わりを繰り返しながら、乱高下してきた内閣支持率も、白鳥を救うために堀田(泰山顔)が披露したフリップ芸が「身内をかばっている」などとしてSNSで炎上。ここにきて大暴落し、野党は武藤内閣に対して内閣不信任案の提出を決める。
SNS上でまだまだ炎上が続く中、またしても泰山に入れ替わりが起こる。今回、泰山が入れ替わったのは制作会社のドラマプロデューサー・月本茜(武田梨奈)。妊娠後期の身でありながら、テレビ局のプロデューサー・小田山正平(正名僕蔵)とスタッフ、主演女優の神崎塔子(橋本マナミ)の板挟みになりながら働いている女性だった。
「このまま産休に入るから大丈夫」という茜(泰山顔)の言葉をよそに、撮影現場に戻った泰山(茜顔)はつわりに苦しみながらも、茜の職務を全うしようと奮闘。しかし、とんでもないトラブルが発生してしまい…。
一方、総理官邸では茜がプロデューサー業で培った根回し力を発揮。しかしその頃、田中丸にはある危機が襲いかかっていた。
武田梨奈 コメント
◆今作に出演が決まった際の率直なお気持ちをお聞かせください。
社会情勢と現代に生きる人々の悩みをコミカルに描きながらも訴えていく力強さを交えた作品で、とても魅力的に感じていました。今回は妊娠34週・制作会社のドラマプロデューサーという役です。実は私の親友が現在妊婦さんで、つわりと闘いながら日々仕事を頑張っている茜にリンクする瞬間がたくさんありました。今この役に巡り会えたことは運命であり、私の使命だ!!と強く感じました。
◆泰山の入れ替わり相手という役どころですが、お芝居してみていかがでしたか?
ただ泰山に寄せるだけではなく、自分の身体や声帯を使って演じるというプレッシャーはありましたが、現場に入る前から遠藤憲一さん、山本大輔監督、プロデューサーの皆さんとディスカッションを重ねることができたのでとても心強かったです。
現場でもスタッフの皆さんのチームワークに支えていだき毎日楽しく撮影に参加できました。それぞれの登場人物からもたくさん学ぶことがあり、現場で生まれる感情を抱きしめながらお芝居させていただきました。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
30代を過ごしていく中で結婚や出産について考えることが増えました。それは年齢を重ねるたびに避けては通れなくなる話題だからです。しかし私の人生であり、貴方の人生である。
物語の中で泰山が体感していくものを、私自身も全力で体現し、「どんな選択も間違っていない」と肯定してくれるこのドラマに救われました。
大げさかもしれないけれど、今を生きる全ての人たちに見ていただきたい作品です!
武藤泰山に、いや、私たちに乗り越えられぬ山はなーーーーーーい!
橋本マナミ コメント
◆今作に出演が決まった際の率直なお気持ちをお聞かせください。
以前から観ていたドラマなので今回お話をいただくことができてうれしかったです。遠藤憲一さんとも共演するのが9年ぶりだったので、ご一緒できることをすごく楽しみにしていました。
◆実際にお芝居してみていかがでしたか?
武田梨奈さんの振り切ったお芝居と、遠藤憲一さんのかわいいお芝居。とても楽しく撮影させていただきました。お二人のキャラ変が見どころです!
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
今回のお話は女性としても考えさせられる内容でした。そして笑いどころも満載!ぜひご覧ください。
正名僕蔵 コメント
◆今作に出演が決まった際の率直なお気持ちをお聞かせください。
毎話、国民の誰かと入れ替わるというある意味とんでもない無茶ぶりに、全身全霊で立ち向かわれている遠藤憲一さんのお芝居を生で拝見できるわけですから、現場に行けることが楽しみでしかたありませんでした。
◆実際にお芝居してみていかがでしたか?
実際に現場では、遠藤さんと武田梨奈さんがそれぞれ入れ替わったお芝居をされているのを見ているだけでやはり笑えてしまいましたし、そのお2人に対峙して橋本マナミさんが笑いをこらえながらクールにお芝居をされているのを見てもこれまた笑えてしまって、それはそれは苛酷な現場でした(笑)。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
武田さんに入れ替わった遠藤さんの、可憐な瞳とけなげな後ろ姿をどうぞお見逃しなく!
番組情報
『民王R』
テレビ朝日系
毎週火曜 午後9時~9時54分
<出演>
遠藤憲一、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真 ほか
<スタッフ>
Inspired by 池井戸潤『民王』(文春文庫・角川文庫)
脚本:加藤陽一、後藤賢人 ほか
監督:草野翔吾、山本大輔、佐藤恵梨子
音楽」井筒昭雄
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:飯田サヤカ(テレビ朝日)、田中真由子(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日
©テレビ朝日