日曜劇場『御上先生』松坂桃李が語る第3話の見どころ「幻影の男が御上とどういう関係があるのかも明らかに」

ドラマ
2025年02月02日
『御上先生』
『御上先生』

日曜劇場『御上先生』(TBS系 毎週日曜 午後9時~9時54分)の第3話(2月2日(日)放送)を前に、主演を務める松坂桃李のコメントが到着した。

松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(みかみ・たかし)。ある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。「考える」力を身に付けるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子供たちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づいていく。

そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって御上に私立高校への出向が命じられる。実質、エリート官僚にくだされた左遷人事。しかし御上は、制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声を挙げ、制度の内部からぶっ壊せばいいと自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。

御上が担任を務める出向先の「隣徳学院」3年2組の生徒29人は、オーディションで選ばれた次世代を担う注目の若手キャストが集結。そして、御上を取り巻く重要なキャストとして、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝が共演する。

完全オリジナルストーリーとなる本作の脚本を担当するのは、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろば。詩森は松坂が主演した映画「新聞記者」で、第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞するなど近年映像作品にも挑戦し、本作で初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。また、『アンチヒーロー』(2024年)、『VIVANT』(2023年)、『マイファミリー』(2022年)、『ドラゴン桜』(2021年)など、近年話題となった日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝がプロデューサーを務める。

第2話では、国家公務員採用総合職試験会場で起きた殺人事件の犯人が、真山弓弦(堀田真由)であることが判明。さらに彼女が、3年2組の生徒・神崎拓斗(奥平大兼)が不倫をリークした隣徳学院の元教師・冴島悠子(常盤貴子)の娘であることも明らかになったほか、謎の青年(高橋恭平)が登場したことで、ますます先が読めない展開となっている。

◆第2話まで放送されましたが、松坂さんのもとにはどのような反響が届いていますか?

普段あまり連絡を取らないような方々からも、「面白かった」や「見たよ」など、感想をいただいて、正直ビックリしています。飯田プロデューサーからもTVerの再生回数のお話があったり、この作品についての記事を目にすることが多く、僕らみんなで作った『御上先生』という作品が、いろいろな角度から見られているということを実感します。それとともに、少しずつではありますが、本作に込められている思いが届いているのだろうなと感じています。

◆放送後だから言える本作の設定秘話を教えてください。

生徒たちの衣装は、本人たちが役を考えた上での衣装スタイルになっています。
これは宮崎陽平監督曰く、“ハリー・ポッター形式”を採用しています。映画『ハリー・ポッター』シリーズの生徒たちも、それぞれが着たいように制服を着ていたんだそうです。その役のフィルターを通して、自らが主体性を持って衣装を選んでいるところから、「隣徳の生徒たちはハリー・ポッターみたいなものなんですよ」と言っていたことを思い出しました。なので、それで言うと、神崎、富永(蒼/蒔田彩珠)、次元(賢太/窪塚愛流)はハリー、ハーマイオニー、ロンみたいなものです。そして御上先生はスネイプ先生…?

◆繰り返し見てくださる視聴者に向けて、「ここに注目するとより楽しめる」というポイントを教えてください。

繰り返して見てくださっている皆さま、本当にありがとうございます。ワンシーンごとにいろいろな遊び心や、伏線などを散りばめていますが、実はほかにも生徒の関係性などを含めた細かい裏設定があるんです。例えば、村岡渉(山田健人)と戸隠栞(野内まる)は付き合っているとか…。御上先生が教室に入ってくるわずかな時間や授業が終わった後の生徒たちの動きによって、それぞれの生徒の関係性が出ています。なぜなら、生徒1人ひとりがその役と関係性を理解し、芝居上に反映させているから。御上が第1話で生徒のプロフィールを見ているのですが、よく見ると面白いことが書かれているかもしれません。

◆第3話は、教育改革というテーマにさらに一歩踏み込む内容になっているかと思います。視聴者の皆さんに向けて見どころを教えてください。

第2話で主要キャストが出揃いました。それによって第3話では新たな物語が展開していきます。御上と視聴者の皆さんが見ていた幻影の男が、御上とどういう関係があるのかも明らかに。放送終了後にはありがたいことに多くの反響をいただいているので、ネタバレ回避のためにもリアルタイムで見ていただけたらうれしいです。

番組情報

日曜劇場『御上先生』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分

<出演者>
松坂桃李、吉岡里帆、岡田将生、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝

■隣徳学院3年2組
奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空

<スタッフ>
製作著作:TBS
脚本:詩森ろば
主題歌:ONE OK ROCK「Puppets Can’t Control You」(Fueled By Ramen / Warner Music Japan)
プロデューサー:飯田和孝、中西真央、中澤美波
演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
音楽:鷺巣詩郎
脚本協力:畠山隼一、岡田真理
教育監修:西岡壱誠
学校教育監修:工藤勇一

©TBS

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧