磯村勇斗が明かす『クジャクのダンス』週刊誌記者役へのアプローチ「原作とは違うキャラクター像を作ることができるのかなと」

ドラマ
2025年02月14日
『クジャクのダンス、誰が見た?』
『クジャクのダンス、誰が見た?』

金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)で週刊誌記者・神井孝役を演じている磯村勇斗のインタビューが到着した。

本作は、浅見理都による「このマンガがすごい!2024」ランクインの人気漫画をドラマ化。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。脚本は、日曜劇場『半沢直樹』(2020年)やNetflix『サンクチュアリ -聖域-』(2023年)など注目作を数多く手掛ける金沢知樹が担当する。

主人公・山下心麦を演じるのは、TBSドラマでの主演は2023年の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』以来約2年ぶり2度目となる広瀬すず。さらに、心麦とバディを組み、事件の真相を追う弁護士・松風義輝役で松山ケンイチ、殺された心麦の父・山下春生役でリリー・フランキー、心麦の運命を左右する週刊誌記者・神井孝役で磯村勇斗、謎深き殺人犯・遠藤友哉役で成田凌、そのほか森崎ウィン、瀧内公美、絃瀬聡一、野村康太、清乃あさ姫、斉藤優(パラシュート部隊)、酒井敏也、酒向芳、藤本隆宏、西田尚美、仙道敦子、原日出子が共演する。

磯村勇斗 インタビュー

◆神井という記者を演じるにあたって、意識したことはありますか?

神井はどんな手札を持っているか分からないような存在で、急に現れるのでインパクトがあるというか、ちょっと癖のある人物にしたいなと思って演じています。なので、セリフの言い回しをネチネチしているように言ってみたり。相手を自分の手のひらで転がすようにセリフを展開することができたら、会話のラリーがすごく面白くできるのではないかと考えています。

◆クランクイン前に原作は読まずに挑んでいるとお話されていましたが、その後は?

途中で読んだら原作の神井が出てきてしまうと感じたので、まだ読まずにいます。今回は読まないほうが、また原作とは違う神井としての登場の仕方やキャラクター像を作ることができるのかなと思って。あえて自分の作戦として、そうさせてもらっています。

◆神井というキャラクターのエッセンスとして、実際に会ったことのある記者を参考にしたことはありますか?

さまざまな媒体のライターさんや記者さんとお会いしますが、本当に皆さん1人ひとりに個性があって。その中でも僕の中で印象に残っている癖の強い方を頭の中でピックアップして、神井というキャラクターに合うかもと思った言い回しや目線の置き方などを取り入れたりしています。

◆ここまでを振り返って、印象に残っているシーンはありますか?

心麦に対しては神井が一方的に、揺るがすような言葉をどんどんぶつけますけど、松山ケンイチさんが演じる松風との対峙は相手が弁護士であることから、心麦よりは交渉を巧みにしていかないと、突かれてしまうのでかなり集中力が必要です。実際に松山さんがどんなふうにセリフを出してくるか予想できないくらい、いろいろと仕掛けてくるので、非常に楽しく演じています。4話では、対峙して見合ったりするような駆け引きがあって。神井が今まで軽々と仕掛けたことを松風には仕掛けられていなかったのですが、初めて仕掛けに成功したり、交渉もどんどん進化していくので楽しみにしていただきたいです。

◆掛け合いのシーンではクスっと笑えるところもありますね。

溝を作る瞬間というか、ふわっとする瞬間は作ってもいいのかなと思うんですが、神井は基本シリアスなところを担当することが多いキャラクターなのでなかなか難しいところですね。ただ、2話で松風と対峙したときに、とにかく明るい安村さんのモノマネがちょっと入ったところは、ツッコミを入れていましたね。『大晦日オールスター体育祭』のときに、安村さんご本人とお会いできたので、みんなで写真を撮らせてもらったりして(笑)。そのシーンの掛け合いは楽しかったですね。

◆この撮影現場ならではのルーティンなど、合間の過ごし方を教えてください。

犯人探しがルーティンじゃないですかね(笑)。皆さんがそれぞれ新しい情報を持ってくるので。実は今日も新しい情報をいただいたのですが「これは絶対に言わないでください」と口止めされているので、聞きたい人がいたら情報交換だったり、駆け引きをもちかけるのもいいですね(笑)。

◆神井らしい発想ですね。

やり方を変えながら、少しずつ情報を出していこうかなと(笑)。でも考察の話だけでなく、趣味の話もしています。特に広瀬さんと松山さんとは同じシーンが多いですし、3人とも体を動かすことが好きなので、休日の過ごし方や普段どんなことをやっているかなどスポーツに関する話もしています。

◆広瀬さん、松山さんとは初共演ということですが、共演して感じた印象は?

お2人ともテレビや映画で受ける印象よりも、物腰が柔らかくてフランクでおしゃべりが好きな方だなと思いました。松山さんは寡黙なイメージがあったのですが、お話すると方言が出たりして、とても愛される方なんだなというのが新たな発見でしたね。でも芝居となるとお2人とも心麦と松風として向き合ってくださるので、掛け合いをしていて楽しいです。

◆本作は“信じる”ことがキーポイントかと思いますが、磯村さん自身が何かを信じるときに特に大切にされていることは?

信じていても簡単に裏切られることもありますから難しいですよね。人というよりは、自分の夢や目標があったとするならば、それを絶対に叶えるという、未来をイメージして、自分を信じ込ませることが大事なのかなと思っています。
デビューする前は、「俳優をやりたい」と思って、「こういうドラマや映画に出る。それでみんなにちやほやされる!」とか、自分の中でさまざまなイメージを作っていたんですよ。当時はすごくがむしゃらでしたし、厳しい世界ということも分かっていたので、そうしないと自分が負けてしまう気もしましたし、やっていけなかったんだと思います。自分の気持ちを高く維持するために、とにかく自分を信じ込ませていくことは大切だし、ポジティブにもなれるのかなと思います。

◆第4話の見どころを教えてください。

4話は話が動くポイントとして、春生さんと心麦と深い関係でもあるラーメン屋の染田進さん(酒井敏也)の周りの話が出てきます。神井もある人物たちと密会をしていたり…。まだまだ明かされていないことがたくさんある中で1つひとつのパーツが出てくるので、楽しみにしていただけたらうれしいです。

番組情報

金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分

<出演者>
山下心麦…広瀬すず
松風義輝…松山ケンイチ
波佐見幸信…森崎ウィン
阿南由紀…瀧内公美
秋貞隆雄…絃瀬聡一
赤沢守…野村康太
ありさ…清乃あさ姫
西陣誠…斉藤優(パラシュート部隊)
染田進…酒井敏也
遠藤友哉…成田凌
遠藤力郎…酒向芳
遠藤友哉…成田凌
赤沢正…藤本隆宏
赤沢京子…西田尚美
山下静香…仙道敦子
木村なつ美…原日出子
山下春生…リリー・フランキー
神井孝…磯村勇斗
<スタッフ>
製作:TBSスパークル TBS
原作:浅見理都「クジャクのダンス、誰が見た?」(講談社「Kiss」所載)
脚本:金沢知樹(『半沢直樹』「サンクチュアリ -聖域-」「サバカン SABAKAN」)
プロデュース:中島啓介、内川祐紀、丸山いづみ
演出:田中健太、青山貴洋、福田亮介、棚澤孝義
主題歌:Ado「エルフ」(ユニバーサル ミュージック)

©TBSスパークル/TBS

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