

松本若菜が主演を務める新水10ドラマ『Dr.アシュラ』(フジテレビ系 4月16日(水)スタート 毎週水曜 午後10時~10時54分 ※初回15分拡大)に、渡部篤郎、片平なぎさ、鈴木浩介、佐野史郎、田辺誠一、小雪、荒川良々の出演が決定した。
本作は、命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍を描く救命医療ドラマ。原作は、2015年から2016年にかけて「週刊漫画ゴラク」で連載されたこしのりょうによる同名コミック(日本文芸社/全3巻)。原作の世界観を大切に、連ドラオリジナル要素を加えながら上質かつ圧倒的熱量を秘めたエンターテイメント作品へ昇華させていく。主人公の救命医・杏野朱羅を松本若菜、初期研修医・薬師寺保を佐野晶哉(Aぇ! group)が演じる。
このたび、新たに渡部篤郎、片平なぎさ、鈴木浩介、佐野史郎、田辺誠一、小雪、荒川良々の出演が決定した。
渡部篤郎が演じるのは、朱羅のかつての上司・多聞真。元・救急科科長で若かりし日の朱羅の指導に当たっていた。今やヤクザですらも黙らせるスーパー救命医の朱羅だが、決して生まれながらの天才ではなく、血のにじむような努力と研さんを重ねて今に至る。そこにはいつも師匠である多聞の姿があった。しかし4年前、多聞は紛争地への医療派遣事業に従事するため海外へ渡航してしまう。救急科に残された朱羅は多聞の意思を継ぎ孤軍奮闘。離れていても、多聞とは深い絆でつながっていると信じていたが…。
片平なぎさが演じるのは、医療法人帝釈会・理事長の阿含百合。今は経営に従事し、国際帝釈病院の新設に向けて奔走中。なにやら暗躍していそうな雰囲気が漂う。
鈴木浩介が演じるのは、外科科長・金剛又吉。救急科科長の大黒修二のことをばかにしており、救急科を“お荷物”呼ばわりして見下している。帝釈総合病院院長・不動勝治に目をつけられている大黒とは対照的に、不動にうまく取り入り、出世街道をひた走る。
佐野史郎が演じるのは、帝釈総合病院院長・不動勝治。朱羅の身勝手な行動を問題視しており、救急科を目の敵にする。「救急科は赤字続きで当院のお荷物」と公言し、「杏野(朱羅)先生は次に勝手なまねをすれば懲戒解雇。大黒救急科科長は指導力不足としてヒラに降格」と警告する。不動が執拗に救急科をマークするのは理由があるようで…。
田辺誠一が演じるのは、朱羅の直属の上司である救急科科長の大黒修二。出世欲の塊で、家族を犠牲にしてでも上司にこびへつらうザ・中間管理職。そのため、妻や子供からは冷たく扱われている。救急科は赤字続きの“お荷物”セクションである上に、「重症患者は他の病院へ回す」という院長の方針に背いて朱羅が勝手に急患を受け入れてしまう現状も相まって、出世の道に黄色信号が点灯中。「監督不行き届き」の汚名を返上しようと朱羅のことを執拗に指導するが…。
小雪が演じるのは、アメリカ帰りの形成外科医・六道ナオミ。ナオミは10歳の時、母親の仕事の都合で渡米。アメリカで育ち、その後アメリカの病院で勤務した。考え方や価値観がアメリカナイズされており、長時間労働を強いられる日本の医療現場には懐疑的。ワークライフバランスを大切にしている。
荒川良々が演じるのは、東王大学病院・心臓血管外科医師の梵天太郎。成功率99%を誇るゴッドハンドとして知られるが、ある人物に対して劣等感を抱き続けている。
渡部篤郎 コメント
◆台本をお読みになった感想や、演じる役柄の印象をお聞かせください。
原作へのリスペクトをもって作られている台本、という印象を受けました。原作ファンの方々がいらっしゃいますので、自分もこの役を演じるにあたっては、原作に敬意をもって取り組んでいきたいと思います。かつて多聞は朱羅と“ある約束”を交わしているのですが、これ以上は種明かしになってしまうので…(笑)。自分の正義を守る、という一点は大事に演じていこうと思います。
◆撮影現場や作品に対する意気込みをお聞かせください。
先日クランクインしましたが、真剣に良いものを作りたいという熱意、作品に対する真面目な姿勢を感じて、とても良い現場だと思います。そういった雰囲気に背中を押されて、自分も頑張ろうという気持ちになります。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
テレビドラマに限らずいろいろな作品が楽しめる時代ですが、映画や配信ドラマと違って、テレビドラマには“子供は見られません”といった規制はありません。幅広く届けられる分、大変でもありプレッシャーもありますが、どなたが見ても楽しめる、良い作品を届けたいと思います。
片平なぎさ コメント
◆台本をお読みになった感想や、演じる役柄の印象をお聞かせください。
世の中がコロナ禍にあった頃、病床が足りないなどの理由で受け入れ拒否になった患者さんが命を落とすという残念なニュースを覚えています。命に対して決して背を向けない“ドクターアシュラ”。ものすごいスピードで躍動しているさまが臨場感にあふれ、小気味良さを感じました。
◆撮影現場や作品に対する意気込みをお聞かせください。
理事長の阿含百合は原作のコミックとは少々違うオリジナル設定となっています。阿含は“アシュラ”の味方なのか、それとも夢を実現させるためには自ら阿修羅となってしまうのか。どちらに転ぶか分からない振り幅の大きい存在になりたいと考えています。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
私はまだ撮影も始まっておらず台本を読んだだけですが、これはきっと楽しんで見るものだと思うのです。思い切り気持ちの良い、超スーパードクターの“アシュラ”を!
鈴木浩介 コメント
◆台本をお読みになった感想や、演じる役柄の印象をお聞かせください。
命と向き合う厳しい現場なので、撮影自体もカロリーが高いでしょうし、患者さんとの精神的な向き合い方も大変だろうなと。特に主演の松本さんは大変だと思います。息を抜ける瞬間があまりなく、特に第1話は緊張感がずっと続いているという印象でした。
◆撮影現場や作品に対する意気込みをお聞かせください。
金剛は久しぶりにイヤな人ですね…(苦笑)。松山監督とはかなり長い付き合いですが、“何もやらないでください”という時と、“とにかくやってください”という時と、ディレクションが極端に分かれるんです。ちなみに今回は、“やってください”の方だったんです。でも、どうやればいいんだろう(笑)。今はどういうふうに膨らましていこうか模索している最中で、きっと共演者の皆さんと現場で作っていくことになるんだろうなと思っています。松本さんとは最近も共演させていただいておりますが、松本さんとのお芝居はとても楽しくて。今回は役柄の関係上、コミュニケーションは取りづらいかもしれませんが、その雰囲気を楽しんでいこうと思います。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
本格的な医療ドラマです。もちろん、エンターテインメント作品としての楽しみ方もあると思いますが、患者さん、そして命と真剣に向き合う“アシュラ”のひたむきな姿は丁寧に描かれていくと思います。その姿に胸を打たれますし、現場も同じようにひたむきに取り組んでいきたいと思います。
佐野史郎 コメント
◆台本をお読みになった感想や、演じる役柄の印象をお聞かせください。
10代の頃に夢中になって見ていた医療ドラマのことを思い返していました。時代を超えても変わらぬテーマに取り組んだ、医療ドラマの王道だと思います。何よりも人命を第一にする“アシュラ”と真っ向から対立する役どころですが、ステレオタイプの人物像に陥らないよう、気をつけたいと思います。
◆撮影現場や作品に対する意気込みをお聞かせください。
病院に限らず、組織の方針と、現場で必死に働く人々との葛藤は、さまざまな仕事場で見られることと思いますが、この、フジテレビのドラマの現場もまた、スタッフ、キャストが腹を割って語り合い、より良い作品づくりができるような現場になればと思っています。まずは、自分に正直に、『Dr.アシュラ』の世界を生きることができるよう、努めたいと思います。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
私の役どころは病院長なので、手術などの現場に携わることはありませんが、シナリオを読んで、壮絶な手術シーンの数々は、間違いなく見どころとなると思いました。なかなか知られることのない救急医療の現場かとは思いますが、このドラマを通して、決して他人事ではないと感じてくださればありがたく、命と格闘する医療チームの存在に想いを馳せていただければと思います。
田辺誠一 コメント
◆台本をお読みになった感想や、演じる役柄の印象をお聞かせください。
激しくて濃くて怒涛の展開でマグマみたいに熱い熱いストーリーだと感じました。僕が演じる大黒修二もかなりクセが強くて自分のことで精一杯で不器用だけど、彼なりの生き方や正義があると思うので、一色ではなくいろんな色を出せるといいなと思いました。
◆撮影現場や作品に対する意気込みをお聞かせください。
頼もしい若手から尊敬する先輩まで、さまざまな個性の役者さんとご一緒できるのはとても楽しみです。松本さん演じるアシュラ先生を中心に、登場人物たちが時にはぶつかり、時には協力しながら、ばちばち火花を散らして、その炎を燃やして、このアシュラの世界を創っていければと思います。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
人を助けるという使命に燃えているアシュラ先生、でも難題や強敵など次々に壁が立ちはだかります。誰が敵で誰が味方なのか!?毎週水曜22時、見届けていただければうれしいです!
小雪 コメント
◆台本をお読みになった感想や、演じる役柄の印象をお聞かせください。
医療に関わる作品は多くありますが、今回の『Dr.アシュラ』はどの役も医師として持っている信念がさまざまに描かれているので、それぞれの個性や人間模様が面白く表現されたらいいなと思います。
◆撮影現場や作品に対する意気込みをお聞かせください。
私が演じるナオミは少し遅れて本格的に合流させていただくので、既に個性的なドクターたちが作られているチームがどのような空気を醸し出しているか、今から楽しみです。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
主人公の“アシュラ先生”をはじめ、登場人物の一癖も二癖もありそうなキャラクターや、生死の狭間で戦う救急医療の緊張感を皆様にも一緒に味わっていただけるような作品になったらいいなと思います。ぜひ楽しみにしてください。
荒川良々 コメント
心臓外科医で成功率99%の梵天太郎を演じます。荒川良々です。梵天はおぼっちゃまで気が弱いところもあるようでして…と人物の設定をダラダラと述べてもしょうがありません。役に成り切りドラマを見ている人の心に響く芝居ができるように一生懸命にあがくつもりです。楽しみにしていてください。
プロデュース:狩野雄太(フジテレビドラマ制作部)コメント
最高のキャストの方々にご出演していただけることになり、ありがたさと共に身の引き締まる思いです。松本若菜さん演じる主人公・朱羅をかきまわす超個性的な登場人物たちです!
渡部さんは、知的さとスマートさもありつつも、現場を捨てきれない、現場への熱い思いを持つ多聞を渡部さんで見てみたいと思い、ご出演をお願いいたしました。物語の核を担うキャラクターで、魅力的な多聞を表現してくださると思っております。
片平さんは、“本意はどちらなのか?”ある種の食えない人に見える阿含理事長をチャーミングに演じていただけると思い、ご出演をお願い致しました。また、チャーミングなだけではない、阿含という人物の本性が垣間見える芝居もどのように表現してくださるか楽しみにしております。
鈴木さんは朱羅たちにとって嫌味なキャラクターを演じていただきますが、どこか憎めなくて面白い感じを表現していただけると確信しオファーさせていただきました。金剛のシーンは物語のアクセントになると思います。上司である佐野さんとの掛け合いや、同じ科長職の田辺さんとのつばぜり合いが今から楽しみです。
佐野さんに演じていただく不動院長は、院長としての威厳と風格、悪役らしい怖さと迫力、欲深さ、それらを人にはあまり見せたくない感情をふんだんに露出する人物だと思います。佐野さんのお芝居でさらに不動院長に奥行きを与えていただきたいと思いご出演をお願いさせていただきました。
田辺さんは、“ザ・中間管理職”の悲哀を田辺さんの芝居で見てみたいと思いました。ムカつく奴に見えたり、少しおとぼけなところがあったり、善い人に見える一面があったり、 最も多面性があるキャラクターなので、物語が進むごとに愛されるキャラクターを作り上げてくださると思っております。
小雪さんは、これまでの小雪さんのご出演作品であまり見たことがない違うキャラクターをぜひ見てみたいと思い、ご出演をお願いいたしました。どこか浮世離れしつつもナオミなりの考えや正義は登場人物たちに刺激になり、物語に多角的な視点をもたらしてくれるキャラクターだと思います。朱羅と双璧をなす敏腕医師なので楽しみです!
荒川さん演じる梵天は、成功率99%のゴッドハンドと称されるスタードクターですが、ある意味大胆な一面と繊細な一面を持つ人物でもあり、荒川さんのお芝居で見てみたい!と思いご出演をお願いいたしました。先日衣装合わせをさせていただいて、既に名医の風格が漂っておりました。渡部さんと同期の設定なので、お二人のやりとりのシーンも楽しみです。
全員、濃厚なキャラクターになっていくと思いますので、ぜひご期待ください。
番組情報
『Dr.アシュラ』
フジテレビ系
2025年4月16日(水)スタート
毎週水曜 午後10時~10時54分
※初回15分拡大
<キャスト>
松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! group)、田辺誠一、小雪、荒川良々、佐野史郎、鈴木浩介、片平なぎさ、渡部篤郎 ほか
<スタッフ>
原作:『Dr.アシュラ』こしのりょう(日本文芸社)
脚本:市東さやか(『瑠璃も玻璃も照らせば光る』(第34回ヤングシナリオ大賞受賞作)、『真夏のシンデレラ』ほか)
プロデュース:狩野雄太(『嘘解きレトリック』『366日』『知ってるワイフ』ほか)
制作プロデュース:岡田健人、石塚清和
演出:松山博昭(『ミステリと言う勿れ』シリーズ、『トレース~科捜研の男~』ほか)、柳沢凌介(『オクラ~迷宮入り事件捜査~』『Re:リベンジ-欲望の果てに-』ほか)、本田隆一(『魔法のリノベ』『極主夫道』『探偵が早すぎる』ほか)、片山雄一(『法廷のドラゴン』『366日』『うちの弁護士は手がかかる』ほか)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:フジテレビ
©フジテレビ
©こしのりょう/日本文芸社