中谷美紀×井上芳雄!舞台「黒蜥蜴」18年1月上演決定

エンタメ総合
2017年02月03日

舞台「黒蜥蜴」 中谷美紀、井上芳雄が出演する舞台「黒蜥蜴」が、2018年1月に東京・日生劇場にで上演されることが決定した。

『黒蜥蜴』は、江戸川乱歩の傑作を三島由紀夫が戯曲化した究極のエンターテインメント。三島が残した最高傑作戯曲の1つともいわれている代表作。

 主人公の美貌の女盗賊・黒蜥蜴役には中谷美紀、黒蜥蜴の好敵手であり運命の恋人、名探偵・明智小五郎役に井上芳雄を迎え、演出は、日本でも数多くの作品を手掛けている英国人演出家、デヴィッド・ルヴォーが担当する。

<出演者・演出家コメント>

■中谷美紀 コメント

◆出演にあたって

今回、江戸川乱歩が創作し、三島由紀夫が書かれた物語をデヴィッド・ルヴォーさんが演出されるということで、三島さんが巧みに描かれた文章を表現することは容易なことではないですし、とても大きな劇場で演じるということに恐れを抱き、逡巡もしたのですが、やはり心が動いてしまい、出演させていただくことを決めました。
ルヴォーさんとスタッフの方々が温かく支えてくださるということと、また、井上芳雄さんという素晴らしい明智小五郎さんにもめぐり会えるようですので、自らの身を委ねてみたいと思います。

◆「黒蜥蜴」という作品の魅力

耽美的でありながら、毒も含んでいて、きちんとエンターテイメントになっている、とても分かりやすい物語であるということが、この作品の魅力なのではないでしょうか。

◆演出 デヴィッド・ルヴォー氏について

「言葉の魔術師」という感じで、人を抵抗なく説得する天才なのではないかと思っています。人の不安材料を取り除いたり、ご自分の世に引き込む力がある方だと思うので、ぜひ私も魔法にかけて頂きたいと思っています。

◆井上芳雄さんの印象

私自身は本作が舞台4作目と経験がありませんが、井上さんはミュージカルスターであることはもちろん、ストレートプレイでも実のあるお芝居をなさる方ですので、いろいろ教えて頂き、助けて頂けることを期待しています。

■井上芳雄 コメント

◆出演にあたって

この作品をやりたいと感じた一番の理由はルヴォーさんの演出だということです。過去に『ルドルフ~ザ・ラスト・キス~(2012年 帝国劇場)』での経験が素晴らしかったので、いつかまたご一緒したいという気持ちがあり、ルヴォーさんが来日するたびに顔を見せに行き、「いつかまた一緒にやりたい」と言い続けてきました。今回のタイミングでお話を頂き、是が非でもやりたいとお返事しました。

◆「黒蜥蜴」という作品の魅力

お恥ずかしながら三島さんの作品はそこまで多く読んだことは無いのですが、もともと「黒蜥蜴」はすごく好きで、話自体に興味がありました。「黒蜥蜴」というキャラクターに魅力がありますし、作品で描かれている時代の日本は今の日本に無いものが沢山あるので、不思議な話ではありますが、ずっとすごく好きな作品でしたね。ルヴォーさんとやりたいというのは第一ではありましたが、題材が「黒蜥蜴」だったということも二重のラッキーでした。

■演出家 デヴィッド・ルヴォー コメント

◆中谷美紀さんについて

黒蜥蜴役は、まず目を見張るような絶世の美女でなければなりません。同時にある種の緊張感を持ち、何かに駆り立てられている女性で、謎めいており、この人のことを知りたいと、周囲に思わせる磁力の持ち主。中谷美紀さんは、そのすべての要素にかなうだけでなく、繊細な部分も併せ持っていて、申し分ありません。

◆井上芳雄さんについて

明智は、完全にアウトサイダーであり、ハンフリー・ボガードのようなハードボイルドですが、まっとうなモラルも併せ持っています。『ルドルフ・ザ・ラストキス』でご一緒した井上芳雄さんは、他者からの共感を呼ぶことができる才能に恵まれた俳優で、クールで知性的な点でも、明智にふさわしいでしょう。もう王子様役は十分でしょうから(笑)、新たなハードボイルド役に期待しています。

舞台「黒蜥蜴」公演概要
原作:江戸川乱歩
脚本:三島由紀夫
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演:中谷美紀、井上芳雄 他

公演日程:
東京公演:2018年1月 日生劇場
大阪公演:2018年2月上旬 梅田芸術劇場メインホール

主催:
東京 フジテレビジョン ぴあ 梅田芸術劇場
大阪 ぴあ 梅田芸術劇場

企画・制作:梅田芸術劇場

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025冬ドラマ最新情報まとめ2024→2025 年末年始・お正月特番一覧