片渕須直監督が6年の歳月をかけて作り上げたアニメーション映画「この世界の片隅に」(上映中)より、主人公・すずの声優を務めるのんが新たに録り下ろした“すずさんからのありがとう”動画が公開された。
本作は、戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた珠玉のアニメーション映画。動員130万人を超え、2月4日(土)より新たに73劇場での上映が決定した人気作の主人公の声を務めたのは、のん。
公開された動画では、本作の映像と広島弁で全国各地の皆様へ“ありがとう”の気持ちを伝えるのんの声が収録されている。3月3日(金)よりメキシコでの海外上映も行われる「この世界の片隅に」は、全国にて上映中。
【すずさん(のん)よりコメント】
今までたまげるくらいの人らが、うちに会いに来てくれよりました。ほんまに、ありがとうございます。こんなうちじゃけど、これからも、もっとようけの人にお会いできるんを、楽しみにしとります!この世界の片隅に。あんたの町で、会えますね。
すずさんのありがとう動画:
【ストーリー】
どこにでもある 毎日の くらし。昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている。すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。
「この世界の片隅に」全国にて大ヒット公開中!
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会