「魔女の宅急便」がキキ役の上白石萌歌、トンボ役の阿部顕嵐(ジャニーズJr.)でミュージカル化されることが決定した。
原作「魔女の宅急便」は児童文学作家・角野栄子が1982年から27年間に渡り執筆した全6巻の児童書。1989年にスタジオジブリが宮崎駿監督でアニメーション映画化し大ヒットを記録。1993年~1996年には蜷川幸雄演出によりミュージカル化、2014年には小芝風花主演で実写映画化、そして2016年にはイギリス・ウェストエンドにて舞台化が行われた。
今作では、キキ役を上白石萌歌、トンボ役を阿部顕嵐(ジャニーズJr.)が演じる。6月1日(木)~4日(日)新国立劇場・中劇場、8月31日(木)~9月3日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。
<出演者・原作者コメント>
■上白石萌歌/キキ役
◆『魔女の宅急便』という作品の印象
スタジオジブリで映画化されたときに初めて知りましたが、とても空気感の好きな作品です。
キキの新しく住むことになった街の鮮やかなタッチであったり、壮大な自然の美しさにうっとりしてしまいます!
ちなみに1番好きなシーンは、キキが満月の夜に旅立つシーンです。
わたしまでドキドキしてしまいました!
1人の女の子が悩みながら成長していく姿にとても勇気をもらえる、背中を押してくれるような作品だと思います。
◆キキ役を演じるにあたっての意気込み
独り立ちをする、という意味では今の自分に少し似ているような気がします。わたしも今16歳で、キキと同じように日々悩みながら一歩ずつ大人に近づいていけるように努力しているところです。
キキという女の子としっかり向き合って自由におてんばに、そして舞台の上で一緒に成長していけたらいいなと思います!
わたしが作品に背中を押されたように、観てくださる方にパワーをお届けできればなと思います!
■阿部顕嵐(ジャニーズJr.)/トンボ役
◆『魔女の宅急便』という作品の印象
僕自身「魔女の宅急便」のDVDを持っていて、何回も繰り返し観ているほどのファンです。小さな魔女キキは、空は飛べてもそれ以外は「普通の女の子」なので落ち込んだり苦悩したり、周りの人に助けられたりして成長していく姿にいつの間にか気持ちが重なり、そんな彼女を見て、僕は想いを配達されている気がしました。キキが少しずつ成長し大人への第一歩を踏み出す過程がとても爽やかでキラキラしていて、年齢や性別問わず誰もが共感し応援したくなる印象です。
◆トンボ役を演じるにあたっての意気込み
いまだに信じられないですが、トンボ役を演じさせて頂くと聞かされたときは、嬉しすぎて両親にすぐ報告しました。まさか自分がやらせてもらえるなんて光栄です。キキとの恋の行方も、爽やかでキラキラした感じを受け取ってくだされば嬉しいです。不安やプレッシャーもありますが、それ以上に楽しみで仕方がありません。トンボをしっかり演じて、観に来ていただく皆さんの期待を超え、心を震わす歌声を配達していきたいと思ってます。
■原作者・角野栄子
◆キキ役とトンボ役について
上白石萌歌さんは透明感のある歌声でキキのイメージにぴったり。
成長していくキキの初々しい姿が今から目に浮かびます。
阿部顕嵐さんはスリムでさわやかで、これまたトンボさんが本の中から出てきたみたい。
新鮮なキキとトンボさんの登場です。
◆魔女の宅急便のミュージカル化について
旅立ちのとき、キキは言います。「おくりものをあけるときのようにわくわくしてるわ」
私も舞台があくのをわくわくして待っています。
そう、不思議のジジもお忘れなく。二人と一匹は舞台を魔法でいっぱいにするでしょう。
ミュージカル「魔女の宅急便」
<東京公演>
6月1日(木)~4日(日)6回公演予定
新国立劇場・中劇場
企画製作:アークスインターナショナル/フジテレビジョン
主催:フジテレビジョン/アークスインターナショナル
<大阪公演>
8月31日(木)~9月3日(日)7回公演予定
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
企画製作:アークスインターナショナル/フジテレビジョン
主催:朝日放送/アークスインターナショナル
原作:角野栄子
脚本演出:岸本功喜
作曲:小島良太
<ストーリー>
13歳になった魔女のキキは、古くから伝わる習わしにのっとり相棒の黒猫ジジと共に満月の夜に旅立つ。自分で新しい町を見つけ、一年後には自力で暮らせるようにならなければいけないが、空を飛ぶ魔法しか知らないキキは、新しい町コリコでも様々な壁にぶつかる。皆が家族同然の小さな街で育ったキキは、大きな町での価値観の違いに驚き、また魔女であることに対する好奇の目や偏見にも苦しむ。自分という小さな存在に葛藤しながらも、飛ぶことに憧れる少年トンボとの交流や、パン屋のオソノさんに励まされながら、思春期の少女は少しずつ成長していく。
オソノさんの提案で飛べることを生かしお届けもの屋さんを始めたキキだが、なかなかうまく町に馴染むことができない。何かとちょっかいを出してくるトンボへの淡い恋心も、まだまだ子どものキキにはその気持ちを整理することができない。
そんな中、町長からある依頼がくる。それは町の一年で一番大きな行事に関わる重要な仕事。
キキは無事にその依頼を果たせるのか。そしてトンボとの淡い恋の行方はどうなっていくのか。