高田純次が、テレビ朝日の『じゅん散歩 純ちゃん生誕70年DX~思い出の街歩きで見つけた爆笑人生一歩一会~』(2月18日(土)前10・00 関東ローカル)で“盟友”柄本明と共演することが分かった。
同番組は高田が1月21日で70歳を迎えたことを記念したスペシャル企画で、柄本を迎えて新宿を散歩する。待ち合わせ場所の東京都庁近くにやって来た柄本が「『じゅん散歩』よく見てるよ~。出生したなと思ってさ~」と言うと、高田は「大御所たちの後を継ぐからプレッシャーが強かったんだよ」といつになく殊勝な(?)答え。そんな高田に柄本が「…何であなたの言うことは全部ウソに聞こえるんだろうね(笑)」とツッコミを入れ、一緒に歩きながら思い出話に花を咲かせる。
高田と柄本は、かつて同じ「自由劇場」に参加。その後、高田は家族を養うために演劇の道をあきらめ、宝石会社に就職するが、そんなときに新宿の居酒屋で柄本と偶然再会する。それをきっかけに、高田は会社を辞めて柄本が率いる「劇団東京乾電池」に入団。再び俳優人生を歩み始めるにいたった。高田にとって新宿はいわば“タレントとしての原点”である。
今回の散歩では、2人が運命の再会をした居酒屋も訪問。「ここは運命の私にとっては革命的な場所」と振り返る高田に、柄本は「本当は(安定した生活を捨てて、演劇の世界に)戻ってくるなんて、やめた方がいいと心配していたんだよ」と当時の心境を初めて告白する。さらに、「劇団東京乾電池」の結成に深く関わったビルの前では、柄本や同劇団のベンガルがアルバイトで出演していたコントショーの話題で大笑い。『笑ってる場合ですよ!』『笑っていいとも!』のレギュラー出演時に通っていた「新宿アルタ」前でも思い出を語り合い、ラストはよく訪れていたという中華料理店で懐かしの味を堪能する。
散歩を終えて、高田は「えもっちゃん(柄本)は、違う世界に踏み出そうとする僕の背中を押してくれた人」と柄本に感謝し、「あのとき、えもっちゃんたちに出会わなければ、今ごろはえもっちゃんに1000万円の宝石を売りつけていると思います(笑)」とコメント。そのテキトーぶりに、柄本が「ホントに出会ったときから何も変わらないよね」と笑顔を浮かべつつ、「まぁ、おめでとうって言っておこうかな。健康が一番だよね」と70歳を迎えたことを祝福すると、高田は「昔は“人生50年”って言われていたから、残りの人生はもはや付録みたいなもの。人間じゃないような生き方をしたい」と今後の抱負を語った。
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