世界最大級の美術館の秘密に迫る映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」4・29公開

映画
2017年02月18日

102916_01_R エルミタージュ美術館の真の姿に迫る映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」が、4月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開される。

 フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、そしてロシアのエルミタージュの世界三大美術館。中でも1764年に創立されたエルミタージュ美術館は最古の歴史を誇り、絵画、彫刻、宝飾品、陶磁器、武具などその膨大な所蔵品は世界一といわれる。300万点の至宝に2000もの部屋、ほかのどの美術館よりも多くの学芸員を有し、2015年には年間366万人以上もの入場者が訪れた。本作ではそんなエルミタージュ美術館の真の姿や誇り、250年ものときを超えて今もなお特別な存在であり続ける理由を明らかにする。

本作には、エカテリーナ2世のプライベートな宝石や、ルネサンスの三大巨匠であるレオナルド・ダ・ヴィンチの数少ない貴重な絵画、ミケランジェロの彫刻、ラファエロの絵画など世界中のオールドマスターの作品が登場。ほかにもゴーギャン、ゴッホ、マティス、ピカソらの作品も登場する。これら以外の訪れる者を魅了する数々の至宝、美しいコレクションをロシアに行かずして色鮮やかな高画質の映像で見ることができる。

本作の撮影にあたり、エルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー館長をはじめ、著名な彫刻家のアントニー・ゴームリー、“世界一の建築家”といわれるレム・コールハース、美術館の各専門の学芸員らが尽力した。さらに、レニングラード包囲戦を生き延びた生存者や、「戦場のメリークリスマス」などで知られる俳優のトム・コンティが声の出演を果たしている。

極上の宝を深く探求しながら、美術品を紹介するにとどまらず、その背景に寄り添う歴史と人々のストーリーを合わせて披露していく本作に、美術ファン以外も注目だ。

<作品概要>
「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
2017年4月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
■スタッフ
監督・脚本・製作:マージー・キンモンス
■出演
ピオトロフスキー館長、レム・コールハース(建築家)、アントニー・ゴームリー(彫刻家)、トム・コンティ(声の出演)

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