みうらじゅん、いとうせいこうとの感動ドキュメンタリー(!?)作品に自信「ラストあたりは、観客のすすり泣きが聞こえる」

映画
2017年02月20日

 みうらじゅん・いとうせいこう・スライ(スライド機)による大人気トークイベント「ザ・スライドショー」のドキュメンタリー映画『みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密』の初日舞台挨拶ならぬ初日式典が新宿ピカデリーで行われ、みうらじゅんといとうせいこうが登壇した。

 公開初日の会場は満席。この様子を見ていとうが「嬉しいです。いつもここに来ているみうらさんも喜びはひとしおでしょう」と話すと、みうらは「びっくりしました!でも後ろのほうは書いてあったね、人が。絵を志す人間として、見たらすぐわかった。あれはベニア」と喜びを小ボケで表現。本作についても「ラストあたりは、観客のすすり泣きが聞こえた」となぜか感動ドキュメンタリーを匂わせるみうらに「この作品、そんな映画だっけ?ただ最後のシーンは、僕らがスローモーションにしようと提案したよね。スローモーションにさえすれば、人は泣くからって」と2人の“レジェンド仲良し”なやりとりも。

また、メンバーズカードを持っているというピカデリー常連のみうらが「俺は、朝一にきてピカデリーをホームシアターにすることを楽しみにしてるんです。でも平日の朝で空いてるにも関わらず、隣にぴたっと座るご婦人の方がいて…。きっとチケットの購入システムをあんまり理解してないんでしょうね、人がいるところに虫みたいに集まってくる」という映画館でのエピソードや、ピカデリーにちなんでピカっと光る水晶を拾った面白話を披露し、会場を沸かせた。

続いておもむろにマイテープカッター、マイ手袋を取り出した2人の希望で“偉いひとたち”映画企画・制作、配給に携わったWOWOWエンターテインメントビジネス局長・大村英治、日活の執行役員・永山雅也と本作の構成を担当したおぐらりゅうじと一緒に、テープカットの時間へ。2人で会ったら絶対するとこだわりのテープカットは一瞬で終わり、写真撮影を終えた2人は「入場者特典の“熱湯の地獄篇と花の極楽篇”マグネット(全2種)は数量限定だから、もらえるうちに“お早め”“急いで”観にきてほしい」とメッセージを送る。まさしく、いとうが“劇中では俺らの笑い声が入ってるから、笑い声たてるのが恥ずかしいなって方も大丈夫”とアピールしたとおりの終始笑いに包まれた式典となった。

『みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密』全国公開中

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