世界初、ご町内ロードムービー「スプリング、ハズ、カム」(全国順次公開中)より、トークイベントが行われ、出演者の柳家喬太郎、石井杏奈(E-girls)、角田晃広(東京03)、柳川慶子と吉野竜平監督が登壇した。
本作が映画初主演となった喬太郎は自前の衣装で登場し、「舞台あいさつは初めてです。控室に入って…やはりこういう場ではちゃんとした格好をするものだと気づきました。浮いております(笑)」と恐縮ぎみにあいさつ。
喬太郎演じる父親・肇の娘、大学進学をきっかけに上京する璃子を演じた石井は「当時高校1年生で、まだ大学というものを知らなかったので大学生になるってどういうことなんだろう…と未知の世界でした。ただ同じタイミングで1人暮らしを始めたので、すごく璃子ちゃんの気持ちが良く分かるし、台本読んでいても共感できることが多かった」と年齢は違えど、役柄と自身の心情に重なる部分があったことを明かす。
いっぽう吉野監督は「喬太郎さんと石井さんがほんとうの親子に見えるためにどうすればいいかはずっと考えていて。なので、親子のような阿吽の呼吸を生むためにも、石井さんには“お父さんの目を見て話さない”と“名前を呼ばない”ことを意識してもらいました」と本作のこだわりを。そんなお父さん役だった喬太郎について石井が「落ち着くな~」と話すと、「その言葉は1番嬉しいです」と照れた表情を浮かべる喬太郎に、会場もほっこりムード。
最後に喬太郎から「何も考えずに春がくるよ!という話なので、何も考えずにボーッと観てほしいですし、100人いたら100人の見どころを見つけていただけると嬉しいです。 この映画を観終わった後で食べるごはんがおいしくなると、なお嬉しいです!」とメッセージが送られた。
「スプリング、ハズ、カム」
新宿武蔵野館、USシネマ千葉ニュータウンにて公開中/渋谷ユーロスペースにて2月25日(土)より公開
©『スプリング、ハズ、カム』製作委員会