3月10日(金)公開の映画『モアナと伝説の海』のプレミアイベントが都内で開催され、“モアナ”役の屋比久知奈、モアナの相棒“マウイ”役の尾上松也、モアナの唯一の理解者である祖母タラおばあちゃん役の夏木マリが登壇した。
イベントは屋比久の日本版主題歌「どこまでも ~How Far I’ll Go~」でスタート。続いて“タラおばあちゃん”の声を演じる夏木マリが登場し、「いるべき場所」の歌を初生披露した。また、モアナとタラおばあちゃんのように屋比久と一緒にダンスを踊るひと幕も。
さらに、本作で声優初挑戦となる歌舞伎俳優の尾上松也がダンサーとともに登場。「俺のおかげさ」を生で初披露し、ダンサーと共に披露した圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた。
3人がステージに並んだところで、最後に屋比久が「どこまでも ~How Far I’ll Go~」のサビを熱唱。会場からは割れんばかりの拍手が送られた。
生歌を披露した屋比久は「とっても緊張しましたが、お二人と一緒にパフォーマンスができて幸せでうれしいです!」と。尾上は「夏木さんも僕も緊張してウロウロしていたのに、一番新人の屋比久さんが一番落ち着いていました!観客の皆さんも拍手を送ってくださって、楽しく歌えました!」と、屋比久の堂々とした歌声を大絶賛。夏木も「屋比久さんの歌声に聞き惚れちゃいました!」と称賛した。
それぞれのキャラクターについて、夏木は「タラおばあちゃんはモアナの運命や使命に気づき、彼女の夢を後押しする存在。優しく大きい役柄を演じられて、私も幸せでした」と。尾上は「マウイは一見ノリが軽くて明るいキャラクターだけど実は暗い過去を持っていて、繊細な部分もあるキャラクター。ずっとその過去に背を向けて逃げていたけど、モアナと旅に出たことで過去と向き合う勇気を持った。そういう部分は僕らの誰しもが持っていますし、リアリティのあるキャラクターだと思います」と語った。
屋比久は「モアナは16才の等身大の少女。自分の夢や使命のために一歩一歩進んでいく姿に誰もが共感できるはず」と語り、「新しい世界へ踏み出すとき、誰もが不安と葛藤を持つと思います。そんな方にこそ本作を観ていただいて、勇気を持つきっかけになればうれしいです」とメッセージを送った。
最後に屋比久は「モアナは強い芯のある女性ですが、タラおばあちゃんやマウイ、家族、ヘイヘイやプアといった周りからの支えがなければ旅へは踏み出せませんでした。今私も全国の地方を回るキャンペーンをしています。普段1人でステージに立つことは心細いですが、今日は夏木さんと松也さんが居てくれて心強かったです。皆さんにも本作を観て、周りの支えの大切さを感じてほしいです」と。
尾上は「僕は小さい頃からディズニー・アニメーションで育ってきたと言えるくらいディズニー映画が大好きです。素晴らしい作品の条件は映像美と音楽!この映画はそれがそろっています!さらに、重要なキャラクターである“海”が表情豊かに美しく描かれていて、数々の曲も映像とマッチしていて素晴らしいです。ぜひ劇場で目と耳で楽しんでください!」と熱く語った。
夏木は「モアナのテーマは“海”です。海は世界を隔てる存在ではなくつなぐもの。私は今まで海に行きたいと思うことはあまりなかったのですが、このお仕事を受ける前になぜか急にハワイに行きたくなり旅行へ行きました。今日この場で皆さんとお会いできたのも、“海”と本作がつあnいでくれた縁だと思います。そして人は生まれた時から死ぬまで冒険者。本作はどの世代の方にも楽しんでいただける作品ですので、ぜひ劇場で楽しんでください」とメッセージを送った。
<ストーリー>
海に選ばれた少女モアナ──海が大好きな彼女は、島の外に出ることを禁じられながらも、幼い頃に海と“ある出会い”をしたことで、愛する人々を救うべく運命づけられる。それは、命の女神テ・フィティの盗まれた“心”を取り戻し、世界を闇から守ること。神秘の大海原へ飛び出した彼女は、伝説の英雄マウイと出会い、世界を救う冒険に挑む。立ちはだかる困難に悩み傷つきながらも、自分の進むべき道を見つけていくモアナだったが…。
『モアナと伝説の海』
2017年3月10日(金)全国ロードショー
監督:ロン・クレメンツ&ジョン・マスカー(『リトル・マーメイド』『アラジン』)
製作:オスナット・シュラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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