4月3日(月)からスタートする平成29年度前期連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)の第1週完成試写会に、ヒロイン・谷田部みね子を演じる有村架純、脚本の岡田惠和らが出席。有村がみね子の役作りについて語った。
本作は、東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。茨城県北西部にある山あいの村・奥茨城村の小さな農家の谷田部家に生まれた長女・みね子が、やがて集団就職で上京し、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記。第1週(4/3(月)~4/8(土))の放送では、1964年秋、高校3年生のみね子の暮らしが描かれる。
みね子を演じる有村は、茨城弁や農作業、日焼けした姿を本作で披露。「茨城編のみね子を見てちょっとびっくりしたかもしれませんが、日焼けメイクをして体重も今より5キロくらい増やしました。今は東京編の撮影をしているので、見も心もどんどん絞まっていくところを表現したくて減量しています」と今回の役作りについて説明。
そんな有村の役作りは、「昨日、宮本(信子)さんとご一緒するシーンがあって、『茨城編のみね子すごくいいわね~』って言っていただいて安心しました。自分の中でちょっとした挑戦というか、やってみてよかったなと思いました」と、東京編で共演する宮本に絶賛されたことを明かした。
また、同席した演出の黒崎(博)が、「有村さんから『普段あまり炭水化物を摂らないんですけど、みね子がお米を食べないわけにはいかないのでお米を食べています』という話を聞いて、これはもう大丈夫。有村さんはみね子にちゃんとなっていけるなと強く確信しました」と有村の役作りへの熱を感じるエピソードも飛び出した。
共演者、スタッフが絶賛する有村の役作り。「3食きちんとお米を食べれば自然とああいった感じになってくるかなと。体重を減らすことのほうがやっぱり大変です」と有村。続けて、「みね子は色も黒いし、お洋服も作業ができるラフな格好でもんぺとかはんてんを着ています。でも、幼馴染の時子(佐久間由衣)と比較したときに、これくらい“もっさい”ほうがいいなと思ったので、挑戦してよかったなと思いました」と役への自信をみせた。
最後に『ひよっこ』について有村と岡田は、「笑えるところもあって、なんかうるってなったり、胸にぐっとくることもたくさんあるので、見てくださる皆さんをいろんな気持ちにさせてくれるお話です」(有村)「古くから朝ドラを見ていらした方々も、最近見るようになった方々もどちらにも楽しんでいただけるような作品を皆さんに届けたい。みね子は野心の強い女の子ではありませんが、有村さんに演じるみね子と共に半年間、泣いたり笑ったり楽しんでいただけるようにしたいと思います」(岡田)とそれぞれPRした。
連続テレビ小説『ひよっこ』
放送:4月3日(月)~9月30日(土)全156回(予定)
NHK総合 前8・00~8・15ほか
出演:有村架純、沢村一樹、木村佳乃、和久井映見、佐々木蔵之介、古谷一行、宮本信子ほか
番組ホームページ:http://www.nhk.or.jp/hiyokko/