友人夫婦7人らのスマホをめぐる究極の信頼度確認ゲームを描くイタリア映画「おとなの事情」。3月18日(土)の公開に先駆け、都内で行われた女子限定特別試写会にて“負け美女研究家”エッセイストとして活躍中の犬山紙子が登壇し、現代の恋愛スタイルを斬り込み、会場を沸かせた。
本作について「面白かった~!!秘密の内容というより、秘密を知った方と知られてしまった方の反応で、人柄が出るといいますか…」と怒ったり悲しんだりと秘密への対応はさまざまだと語る犬山。
実際のスマホこじらせエピソードを尋ねられると、“すごい浮気性の彼と10年付き合ってる友人が、彼の浮気をいつもスマホチェックで浮気を見破る”という話を披露し、「ただ女性側はもちろん9割本当に悲しいんですが、残りの1割はハンターとしての“ほら、みたことか!”っていう浮気の証拠を発見した快感があるみたいで。あと、男性は浮気がバレた時しゅんとはしますが、それは浮気を反省してるんじゃなくて“浮気がバレた自分の不手際”を反省してますね」と分析する。
また犬山は「1度彼のPCにある怪しげな『スケベ』というフォルダの中身を見てしまい、衝撃を受けたトラウマがあるので、それ以来見ないようにしようと思っています。あと自分も、趣味がBL(ボーイズラブ)だったりするので、スマホの中身を見られるのは恥ずかしいですし」と浮気や不倫といったパートナーを傷つける秘密でなくともスマホにはプライベートな情報が詰まっているといい、スマホのチェックに対する持論を展開するひと幕も。
最後に「『女の勘ってするどいから嘘つけない』って言ってる男性は、100%嘘つきですよ!」と本作に出てくる(!?)ような嘘つき男性に騙されないための犬山流アドバイスが送られると、会場からは「あ~」と共感しつつ、深くうなずく女性の姿もあった。「おとなの事情」は3月18日(土)より公開。
「おとなの事情」
3月18日(土)より新宿シネマカリテ ほか全国順次公開
配給:アンプラグド
©Medusa Film 2015