劇作家・末満健一の作・演出舞台「TRUMP」シリーズの新作「グランギニョル」がこの夏、東京・大阪にて上演されることが決定した。
末満は、舞台「刀剣乱舞」の脚本・演出、TVアニメ「ボールルームへようこそ」(今夏放送予定)のシリーズ構成・脚本など幅広いジャンルの作品を手掛ける劇作家。「TRUMP」シリーズは末満が手掛ける吸血種(ヴァンプ)の宿命を描いたゴシック・ファンタジー。
09年に自身の演劇ユニット「ピースピット」での初演の後、12年に再演。13年の俳優集団D-BOYSによる演劇公演“Dステ”等、キャスト・演出を変え、3度再演されている。また、アナザーストーリーとして、ハロー!プロジェクト“演劇女子部”で「TRUMP」の3000年後を描いた「LILIUM -リリウム少女純潔歌劇-」、劇団Patch公演では14年前を描いた「SPECTER」がそれぞれ上演された。
今夏上演される「グランギニョル」は、染谷俊之、三浦涼介の出演が決定。人気と実力を兼ね備えた2人の共演で、ヴァンプたちの絢爛な社交界を舞台に、背徳のゴシック・サスペンスを描き出す。
「グランギニョル」
作・演出:末満健一
出演:染谷俊之 三浦涼介 ほか
7月29日(土)~8月6日(日)
サンシャイン劇場
8月18日(金)~8月20日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
<物語>
特権階級である貴族家系の家督者であり、吸血種の統治機関《血盟議会》の若手議員でもあるダリ・デリコ。
ダリはある日、血盟議会より停職処分を受けるが、上司ヨハネスよりある事件を秘密裏に捜査することを命じられ、下級議員マルコとヴァンパイアハンター歌麿と春林らと事件を追う。やがて、《黒薔薇館》という社交倶楽部が捜査線上に浮かびあがる。
混迷する人間関係、血盟議会という巨大組織との対峙、陰謀渦巻く黒薔薇館、そして吸血種の間で伝承される原初の吸血種《TRUMP》の不死伝説──事件を解き明かした先で、ダリがたどりつく真実とは?
公式HP:http://grandguignol.westage.jp/