6月1日(木)公開の映画『LOGAN/ローガン』で、物語のカギを握る少女ローラの日本語吹替版声優に鈴木梨央が決定した。
本作では、治癒能力を失って不死身の超人ではなくなったウルヴァリン、すなわち生身の人間ローガンと、邪悪な敵に追われる少女ローラとの間に芽生える父娘のような絆、そしてズタズタに傷つきながらも最後の死闘に身を投じるローガンの衝撃的な運命が描かれていく。
絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となるローラの父親代わりとなっていくローガンを演じたヒュー・ジャックマンは、ローラを演じたダフネ・キーンについて「ダフネは素晴らしい女優で、本作で共演できたことは光栄だった。ファンたちは、ダフネに夢中になって、彼女に恋をするはずだ」と絶賛している。
そんなキーンが演じるローラの日本語吹き替えをドラマや映画、CMと引っ張りだ鈴木梨央が担当する。劇中でローラは英語とスペイン語を話すが、鈴木は英語のパートは日本語に吹き替え、スペイン語のパートは、スペイン語で声を当てた。
ローラの話すスペイン語は非常に早口で、スペイン語の先生でもローラのスピードで話すのは苦戦するほど。しかし、鈴木はテープを聞き、自身でメモを持ち込んで見事にやってのけ、先生を驚かせたという。
鈴木はアフレコについて「今回初めてスペイン語の吹き替えにもチャレンジしました。早口のスペイン語だったので、頂いた音源を何度も聞いてワンフレーズずつ覚えていきました。台本に自分でアクセントをつけたり自分流の強弱、テンポを記入して、役者さんのお芝居に近づけるように練習しました。日本語の部分は、ローラの感情と距離感を意識しました。大変でしたが初めての経験で勉強になり、とても楽しかったです」と振り返っている。
『LOGAN/ローガン』
6月1日(木)全国ロードショー
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート
配給:20世紀フォックス映画
©2017Twentieth Century Fox Film Corporation