映画「追憶」完成披露会見&舞台あいさつに主演の岡田准一をはじめ、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆、降旗康男監督、木村大作カメラマンが登場。
本作は「駅 STATION」(1981年)「夜叉」(1985年)、「あ・うん」(1989年)「鉄道員(ぽっぽや)」(1999)などの名作を送り出してきた、降旗康男監督と木村大作カメラマンの黄金コンビが9年ぶりにタッグを組んだヒューマンサスペンス。幼馴染の3人が一つの殺人事件をきっかけに刑事(岡田)、容疑者(小栗)、被害者(柄本)という形で25年ぶりに再会を果たしたことから物語が展開される。
「降旗監督と木村カメラマンとどう向き合っていけるのかをすごく考え、悩んだ作品ですが、今はそこに自分が参加できた喜びを今噛み締めている最中です」(岡田)、「いられるだけで本当に幸せだなと思える現場で作らせていただいた映画」(小栗)、「僕自身、降旗さんが監督で大作さんがカメラをまわしてるという現場を体験できるとも思ってもみなかった」(柄本)とそれぞれ撮影を振り返ったキャスト陣。
12年ぶりの共演となった岡田と小栗は互いに「楽しかった」と口を揃えると、「12年前に会ったときもいろいろな話を聞いていたのですが、今も太くなっている先輩の姿を見て…」と語る小栗。「それは見た目の話だな(笑)」と笑顔でつっこんだ岡田は「お互いに主演をやることが多くなって会うことが少ない中で、降旗監督と大作さんとの作品に呼んでいただけるというのは、なにか2人で抱き合いたい気持ちと言いますか。“こういう作品で会えるのはほんとうに幸せだね”ということをずっと話していました」としみじみ。
また、長澤が演技では初共演となる岡田の印象を「声のお仕事のときに思っていた感覚と全く変わらなくて。誰よりも作品のことを考えているし、強くて優しくて…なんか神様みたいな人だなっていつも現場で思ってました。本当に尊敬する先輩です」と明かすと、「神様って…ありがとうございます(笑)」とまさかの言葉に戸惑う岡田。会見前には小栗と柄本から“屋久杉”と言われたそうで、柄本が「岡田准一を形容するのにピッタリの言葉は屋久杉と発明しました。芯が強くて、幹も太い、地に足がついて」と説明すると、小栗も「僕も屋久杉って言われたときにピッタリだなって思いました。屋久杉もちょっと神話的なところもあるのでやっぱり神様なのかな(笑)」とのっかり、岡田は「全くわからない!」と納得できない様子だった。
さらに、岡田に対する“屋久杉”イジリは舞台あいさつでも行われ、柄本の「自然界のものでは、“空、海、岡田准一”という感じ」というコメントには、さすがの岡田も「いま、わかったけど、2人とも俺のことバカにしているだろ(笑)」とツッコミ。「ぜんぜんしていない!」、「ほんとうに敬意を込めて!」と必死に弁解する小栗と柄本の姿に客席からは笑いが起こった。
日本映画界のレジェンドと超豪華キャストが紡ぐ、映画「追憶」は5/6(土)より全国東宝系にてロードショー。
公式サイト:http://tsuioku.jp/