5月5日(金)より全国公開される、ナホス・キュアロン監督作、アメリカとメキシコの国境を舞台に繰り広げられるサバイバル・エンタテインメント映画「ノー・エスケープ 自由への国境」。
製作プロデューサーのアルフォンソ・キュアロンが、息子ナホス・キュアロンの脚本に瞠目し「とても面白いコンセプトだ。私もこんな映画を作りたい」と告げて作られたのが、第86回アカデミー賞を受賞した「ゼロ・グラビティ」。本作「ノー・エスケープ 自由への国境」は、傑作「ゼロ・グラビティ」の原点といえる作品だ。
メキシコ=アメリカ間の移民問題にいち早く目をつけ、構想8年をかけて完成した本作。奇しくもアメリカではトランプ政権が発足し、メキシコとの国境にいつ壁が作られるのか世界から注目されている。
今回、本作でメキシコからアメリカへ不法入国を試みる主人公モイセスを演じた、ガエル・ガルシア・ベルナルの逃げて隠れて戦う場面写真が解禁された。
甘いマスクと演技力を兼ね備え、メキシコ映画随一のスターであるガエル・ガルシア・ベルナル。第73回ゴールデングローブ賞で主要2部門を受賞した、ドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」での熱演も話題を集めているが、本作でのガエルの演技はそれをも上回るものになっている。
以前から移民問題に深い関心を持っており、先日の第89回アカデミー賞授賞式では「メキシコ人として、ラティーノとして、移民労働者として、ひとりの人間として、僕は僕たちを分断しようとするあらゆる形の壁に反対します」とメキシコ=アメリカ国境間の壁建設に対する反発の声を上げたガエル。製作プロデューサーにも名を連ねていることからも、本作に懸ける熱意が伝わってくる。
正体不明の襲撃者サムに命を狙われ、隠れる場所もなければ、助ける手段もない。
今回解禁された写真は、そんな状況の中生き延びるために必死になって逃げる写真と、戦うことを余儀なくされ、唯一手にした武器で抵抗する写真。普段の甘いマスクからは想像もつかない、生と死の狭間、極限の中で生きようと必死になった貴重な姿を見ることができる。
緊張感あふれる新しいガエル・ガルシア・ベルナルを見ることができる映画「ノー・エスケープ 自由への国境」は、5月5日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー。
<作品情報>
正体不明の襲撃者。水なし、武器なし、逃げ場なし。希望はあるか―。
メキシコ=アメリカ間の砂漠の国境で、不法入国を試みるモイセスと15人の移民たち。そんな彼らに突如襲い掛かる糾弾。襲撃者は正体不明。
“自由の国”を目指す命懸けの逃走劇が始まる。
■CAST&STAFF
監督:ナホス・キュアロン
プロデューサー:アルフォンソ・キュアロン
脚本:ナホス・キュアロン、マテオ・ガルシア
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガン
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