山﨑賢人「新しい信乃を感じてほしい」舞台『里見八犬伝』公開稽古

エンタメ総合
2017年04月14日

『里見八犬伝』 山﨑賢人主演のスペクタクル時代劇『里見八犬伝』の公開稽古が、作品ゆかりの地である千葉県館山市の南総文化ホールで行われた。

 本作は、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の8つの玉に導かれた8人の勇猛果敢な犬士(剣士)たちの活躍を描く滝沢馬琴原作の歴史ドラマを舞台化。時代物の舞台作品に定評のある鈴木哲也が既存の物語設定を基に書き下ろし、映画監督、故・深作欣二の代表作でもある作品を、息子の深作健太が舞台版として演出する。

 主演は山﨑賢人。本作の2014年版で初舞台にして主演を飾った山﨑が再び主人公・犬塚信乃に挑みます。八犬士には、青木玄徳、玉城裕規、和田雅成、西銘駿、松島庄汰、荒井敦史、丸山敦史が集結。さらに青野楓や栗山航など若手注目株の俳優や、松田賢二や比嘉愛未など実力派俳優たちも参戦する。

<山﨑賢人コメント>
◇いよいよ明日から初日ですが、意気込みをお願いします。

二年半ぶりの『里見八犬伝』です。前回からのキャストと今回は新しいキャストもいて、だからこそ新しい化学反応が起こっていて、どんどん良い方向に向かっています。
『里見八犬伝』ゆかりの地であるこの館山で、前回の2014年は大千秋楽を迎えることができて、そして今回は初日をこの館山で始められることには意味があると思います。全力でお客様に届けたいです。

◇前回と今回で変わったところや、今回新たに挑戦するところは?

前回とは違う信乃を演じたいと思っています。言葉で表すのは難しいので、お客様にはぜひ劇場へ観に来て頂いて新しい信乃を感じてほしいです。今回あらためて台本を読んでみて、前回理解しきれていなかっところもやっと理解できて、もっとこうしたいと思えるようになってきました。より信乃という役を掘り下げていけた気がしているのでそこを観てほしいです。

◇前回は殺陣のシーンが大変話題になりましたが、今回の殺陣はいかがでしょうか?

諸鍛冶さんのつけてくれる殺陣は、その時その時の感情が素直に出やすい立ち回りなので、感情を乗せやすかったです。最初のシーンでは、信乃は基本的には人を斬りたくないので素手で戦ったりしていますが、仕方なく刀を抜いて戦う姿も殺陣の振り付けで表現されています。特に今回すごく好きなシーンは、荘助と浜路が死んだ後の信乃の怒りの立ち回りで、前回とはかなり変わったのでぜひ観て頂きたいです。
そして今回は舞台美術の移動も激しくて、セットが動きながらそこからキャストが出て来たりするのでインパクトがあって、見どころの一つです。

◇前回は初舞台・初座長・初時代劇、今回も二年半振りに座長としてメンバーを引っ張るというお気持ちは?

前回も今回も経験豊富な先輩方がたくさんいらっしゃるので支えられながら、でも自分自身はしっかりと信乃を演じることで、みんなを引っ張っていきたいです。今回は、前回からの素敵なキャストの方々に加えて、新たに素敵なキャストの方々もそろったので、すごく楽しいです。

◇最後に舞台をご覧になるお客様に向けて

舞台里見八犬伝、全力で皆さまに伝えられるように頑張りますので、ぜひ楽しみにしていてください。よろしくお願いします。

<演出・深作健太コメント>

◇いよいよ明日から初日ですが、意気込みをお願いします。

2年半ぶりの再演ということで、何よりも成長した山﨑賢人君と一緒にやれるのがうれしいです。そして、新しい八犬士も素敵な面々が集まり、日々稽古場でもいろんな新しいことが生まれてきたので、2017年度版としてブラッシュアップした作品に仕上がったと思います。
僕としては、決定版のつもりで演出しましたので、お客様に「里見八犬伝」の魅力が熱く伝わればいいなと思っています。

◇前回上演の2014年と変わった点は?

2014年度は、まず賢人君が初座長・初舞台・初時代劇ということで、初日が開くまで分からなかったんです。でも幕が開くと、全然違う信乃がいて、びっくりしました。初演は賢人君の若さと初めてのエネルギーが何か作品の力を引っ張っていったと思います。でもそこから2年半経って、賢人君も大きく成長し変化したので、より成熟した信乃の魅力が引き出されています。また作品自体も座長の魅力に引っ張られて、みんなが仲を深める作業をしている感じがしています。だから、アクションももちろん、言葉の1つひとつ、人間ドラマの1つひとつを深めた作品になっていっています。

◇アクションシーンが増えましたね。

今回、殺陣がうまい役者さんがそろいましたし、賢人君も本当に殺陣が上達したので、アクション監督の諸鍛冶さんも手をゆるめずどんどんアクションが難しくなっていっています(笑)

◇ラストの立ち回りのシーンについて

今まで、ばらばらだった八犬士が力をあわせて玉梓のお城に乗り込んでいく、そういう意味では八人八様のアクション、八人八様のドラマが殺陣の中に盛り込まれていす。そしてまたそれぞれの物語に終結が付いていくシーンであるので、「里見八犬伝」最大の見せ場ですし、30分の大立ち回りはなかなか珍しいとも思います。何よりも俳優さんから伝わる熱気を劇場で、ぜひ生でお客様に体験してほしいです。

「里見八犬伝」

脚本:鈴木哲也
演出:深作建太

<公演日程>
千葉 4月15日(土)、16日(日)@千葉県南総文化ホール
東京 4月18日(火)~24日(月)@文京シビック 大ホール
大阪 4月28日(金)~30日(日)@梅田芸術劇場メインホール
高松 5月3日(水・祝)@レクザムホール
高知 5月5日(金・祝)@高知県立県民文化ホール
長崎 5月7日(日)@長崎ブリックホール
福岡 5月10日(水)@福岡サンパレス
金沢 5月13日(土)@本多の森ホール
広島 5月16日(火)@広島文化学園HBGホール
愛知 5月19日(金)~21日(日)@刈谷市総合文化センターアイリス大ホール
青森 5月24日(水)@リンクステーションホール青森
仙台 5月27日(土)@東京エレクトロンホール宮城
東京凱旋 5月30日(火)、5月31日(水)@新宿文化センター大ホール

<出演>
山﨑賢人、青木玄徳、玉城裕規、和田雅成、西銘駿、松島庄汰、荒井敦史、丸山敦史、青野楓、栗山航、松田賢二、比嘉愛未 他

企画・製作:日本テレビ

公式ホームページ:http://satomi2017.jp/

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