俳優の川野太郎が、テレビ朝日系『イチから住』((日)後6・30)の4月23日放送分から登場し、千葉県南房総市に“ガチ移住”する。
同番組は、芸能人が地方の街に移住するドキュメント・バラエティ。川野の移住先の南房総市は、房総半島の最南端に位置する地。北側は県下最高峰の愛宕山をはじめとする山々が連なり、西側には東京湾、東側及び南側には太平洋と3方を海に囲まれ、その海岸線は南房総国定公園に指定されている。また、沖合を流れる暖流の影響で冬は暖かく、夏は涼しいという特徴も。そんな気候もあり、移住希望者が多い街として知られる。
移住は3月末からスタート。それまで神奈川県内で家族と4人暮らしだった川野にとって、約30年ぶりのひとり暮らしとなった。初回の4月23日放送分では、町を散策するほか、不動産業者を訪れて2つの物件を内覧する様子を紹介。1軒目は家の中からでも海を見渡せるぜいたくな家。2軒目は大家が目の前に住んでいて、竹やぶに囲われ、サンルーフのあるリフォーム済みの家。川野が住まいに選んだのは、果たしてどちらか…?
2回目(4月30日放送分)以降では、趣味の乗馬を生かした仕事に挑戦。生活の基盤を除々に築きつつ、地域の人々と交流したり、名物料理を堪能したりと全力で田舎暮らしを体験し、“移住”という人生の選択肢について考えていく。
川野は「もともと自然がたくさんある田舎は大好きですし、移住に興味は持っていましたが、どこかに移り住んでみたいなと思っていてもなかなか実現できないですよね。今回のお話をいただいたとき、“これは一生に一度のチャンスかもしれない、思い切ってやってみよう!”と決意しました」と、移住に踏み切った理由を説明。家族に伝えたときは「いいじゃない~!」と応援してくれたと言い、「もしかすると、僕よりも妻の方が、将来、田舎暮らしをしたいという気持ちは強く持っているのかもしれません。物件を決めたときに写メを送ったら、娘からは“私も住みたいなー!”という返事が返ってきました(笑)」と明かした。
南房総市の印象については「太平洋が目の前に広がって、反対を見れば山もある…。僕の田舎にも海と山があったので、とても懐かしい感覚があります。それに、人間が温かいですね。移住したばかりで右も左もわからない僕に手助けをしてくれる、心のゆとりを出会った皆さんに感じます」。さらに「僕は29~30歳ぐらいまでひとり暮らしをしていたのですが、今回、洗濯掃除など久しぶりにやりました。普段は妻任せなので大変ですが、懐かさも同時に味わっているところです」と奮闘ぶりをにじませつつ、「この移住生活では人々と触れ合ったり、自然の中でいろいろなことを体験したりして、都会の生活では使っていなかった細胞が刺激され、今までの自分になかったものが加わっていく気がしています。これは、ここ何十年と感じていなかった新しい刺激! これまで自分の中に存在しなかった、さまざまなものを南房総市で得て帰りたいですね!」と、充実した様子で語っている。