トップ・ダンスボーカルグループ・EXOのメンバー、カイが日本での初出演、初主演を務めたドラマ『連続ドラマW 春が来た』がクランクアップを迎えた。
本作は、倉科カナ演じるデパートの下着売り場に勤める地味で冴えない31歳の岸川直子とその家族が、カイ(EXO)演じる韓国人カメラマンのイ・ジウォンと出会ったことで、少しずつ変わっていく物語。
日本のドラマ初出演で主演、日本語での演技、長期間に及ぶ日本滞在など、カイにとって挑戦となった今回の撮影。さらには同期間にEXOとして海外公演を行うなどハードなスケジュールが続いたにも関わらず、カイはいつも笑顔で周囲を和やかにさせていたという。また、日を追うごとに日本語も上達し、撮影中盤からは共演者や日本人スタッフとも日本語で会話するなど、素直で礼儀正しい彼の人柄により、現場の士気は自然と高まっていった。
先日、韓国の最南端にあるリゾート地・済州島で迎えたクランクアップでは、河合勇人監督から花束を受け取ると、「本当に寂しい。寂しいです」と名残惜しさを日本語で表現。その後も、共演者、スタッフ一人ひとりに「ありがとうございました」とお礼を言い、笑顔で現場をあとにした。
撮影を終えたカイ、河合監督から下記のコメントが届いている。
【カイ(EXO) コメント/イ・ジウォン役】
撮影が終わりました。今はとても寂しくて、様々な出来事が頭の中を駆け巡っています。日本と(韓国の)済州島の2カ所で撮影をさせていただきましたが、とても楽しかったですし、本当に充実した時を過ごすことができました。共演者の方々、そして全てのスタッフの皆さん、今までのロケ地、風景、全てが僕の思い出として残りそうです。日本で初のドラマでありながら主演を演じさせていただき、自分には特別な時間でしたし、全力で臨んだ自分の真っ直ぐな気持ちを、ドラマを通して皆さんに伝えたいです。ドラマヘの期待とジウォン(役名)とカイ、WOWOWへたくさんの応援をよろしくお願いします。ありがとうございます。
【河合勇人監督 コメント】
はじめはタカをくくっていた、韓国のトップアーティスト、EXOのカイさんとはどれほどのものか。お手並み拝見よろしく、高みの見物を決め込んでいた。撮影が終わったいま、こころにぽっかり穴が空いてしまった。激しいカイくんロスに悩まされている。結論から申しあげるとカイくんは怪物であった。世界のスーパースターとはこれ程のものかと打ちのめされた。とりわけ本質への真っ直ぐなアプローチから役を自分のものにしていく役作りには舌を巻いた。カイさんとジウォンの役柄について話した時ジウォンは冬の岸川家に春をもたらす存在なんだという話をした。カイさんは春そのものになり、岸川家だけでなくわれわれスタッフにも春をもたらしてくれました。視聴者のみなさんにも必ずや春をもたらしてくれるでしょう。ただし、春が去った後のカイくんロスは半端ないのでご注意ください。
【作品情報】
『連続ドラマW 春が来た』
原作:向田邦子「春が来た」(『隣りの女』所収)文春文庫刊
監督:河合勇人(「鈴木先生」『俺物語!!』『チア☆ダン』)
脚本:吉田弥生
出演:カイ(EXO)、倉科カナ、古畑星夏、健太郎、高田聖子/高畑淳子、佐野史郎 ほか
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/harugakita/