直木賞作家・角田光代の同名小説を実写化した映画『月と雷』が、10月7日より公開される。映画公開に先駆け、本作のポスタービジュアルが解禁された。
「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂と評される原作を、『blue』(03)、『海を感じる時』(14)で揺れ動く女性の心情をまざまざと描いた安藤尋監督が映画化。初音映莉子、高良健吾主演で、普通の人間関係を築けない大人たちがその意味を探しもがく姿を描く。
泰子(初音)は、家と職場を往復する代わり映えのない日々を送り、可もなく不可もない婚約者と結婚の準備を進めていた。そんな時に、無邪気な笑顔を浮かべた男・智(高良)がやってくる。智はかつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の連子であり、短い期間だが共に暮らした彼が、大人になって泰子の前に現れ……。
今回解禁となったポスターは、自然と体を重ねた2人のバックハグが印象的。“普通”の家族を知らぬまま大人になった2人の“普通”とは違った関係を感じることができる。
『月と雷』
10月7日(土)ロードショー
出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己、草刈民代
原作:角田光代(中公文庫)
監督:安藤尋
配給:スールキートス
公式ティザーサイト:http://tsukitokaminari.com/
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©2012 角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会