矢口史靖監督の最新作「サバイバルファミリー」のブルーレイ&DVDが9月20日(水)に発売される。
本作で矢口監督が選んだ題材は「もし、電気がなくなったら」。いつもはスイッチ1つでつく電球はもちろん、パソコン、携帯電話、冷蔵庫、電車、ガス、水道、乾電池…。普段当たり前に使っているものが、ある日突然使えなくなったら、いったい人はどうなるのか? 何が起きるか分からない世界で、ある家族が繰り広げるサバイバルムービーだ。
主人公を演じるのは、小日向文世。お母さん役には深津絵里。一家の子供役には泉澤祐希と葵わかな。そのほか、時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊淳、宅麻伸、柄本明、渡辺えり、大地康雄といった個性的な俳優陣が、ストーリーのいたるところに登場する。
ブルーレイスペシャル・エディションには、豪華ブックレットのほか、特典映像として「矢口史靖監督のサバイバルのススメ」「サイドストーリー『サバイバルボーイ』『サバイバルガール』」「矢口史靖監督の映画の常識・それほんと?」「イベント集」などを収録予定。
<小日向文世 コメント>
11月の終わりに川に入ったり、豚と格闘したり、撮影はとにかく大変でしたが、台本を読んだ時の面白さがそのまま映像になっていて、矢口監督の「ブレなさ」に感心しました。この作品は、クスッと笑えるところがちりばめられていたり、ちょっとホロリとさせられたり、いろいろな要素が盛り込まれているのですが、特に家族のいがみ合いや必死になっているところなど、日本人が「そう、そう」と思わず共感してしまうところが丁寧に描かれているので、「やっぱり家族っていいな」と思ってもらえたらうれしいです。ぜひBlu-rayとDVDでお楽しみください。
<矢口史靖監督 コメント>
◇本作の見どころについて
この映画にはゾンビも怪獣も宇宙人も、隕石も殺人ウイルスも出てきません。“ある日突然、電気が消失する”だけで世界が崩壊し、生き残るために奮闘する家族の物語です。電気がないだけでどうしてそこまで!?と思うかもしれませんが、情報も物流も、ライフラインさえもストップしたら、世界はどうなってしまうのか?
便利で快適な暮らしに慣れた私たちにとって、その瞬間から生死をかけたサバイバル生活がやってくるのです。信じられないという人は、この映画でそんな世界を体験してください。果たしてあなたは、そして家族は生き残れますか?
◇撮影時のエピソード
CG全盛の時代に、セットは使わずオールロケにこだわりました。ホームドラマが似合いそうなフツーの一家が、文明崩壊した日本で命がけのサバイバルをしていきます。自転車で東名高速道路を突っ走り、100キロ超級の豚を捕まえ、手製のイカダで濁流を下る……体を張った撮影で俳優は心身ともにボロボロ。とりわけダメ親父役の小日向さんは踏んだり蹴ったり。あわや肋骨にひびか!?という豚捕獲シーンや、イカダの撮影では低体温症寸前。全員、生きたままクランクアップを迎えられて本当に良かったです。
◇Blu-ray&DVDを見てくれるファンへ
ディザスタームービーの主人公と言えば大抵は原因を解決したり、皆を助けるために頑張るヒーローが定番ですが、この映画の主人公は生きるだけで精いっぱいの“最もサバイバルに向いていない家族”です。地図もなしに自転車で走り回っては道に迷い、川の水を飲んでは下痢をし、大雨に濡れれば熱を出して倒れる。こんな生命力の弱いサバイバーがいたでしょうか?
ですが、僕を含めて大抵の人がこんなもんだと思うのです。だからこそ誰もが自分のことのように共感し、応援し、感動できる。そんな映画を目指しました。ただこれだけははっきりと言いたい。鈴木一家は最も悪い例です。危険なので絶対に真似しないでください!
「サバイバルファミリー」Blu-ray&DVD
9月20日(水)発売
※レンタル同時発売
Blu-rayスペシャル・エディション ¥7,600+税
<外装・封入特典>
ブックレット
<特典映像>
本編:予告/CM集
特典:矢口史靖監督のサバイバルのススメ/サイドストーリー「サバイバルボーイ」「サバイバルガール」/矢口史靖監督の映画の常識・それほんと?/イベント集(完成披露、初日舞台挨拶、マカオ映画祭 など)
などを収録予定
DVDスタンダード・エディション ¥3,800+税
Blu-rayスタンダード・エディション ¥4,700+税
発売元:フジテレビジョン 販売元:ポニーキャニオン
映画サイト: http://survivalfamily.jp/
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