10月スタートの連続テレビ小説『わろてんか』への出演が発表された大野拓朗が主演する映画「猫忍」(公開中)が、「第20回上海国際映画祭」パノラマ部門に選出。開催中の同映画祭にて、現地時間6月17日(土)後1・30から上映予定だ。
本作は、「猫」+「忍者」で送る新しい癒やしエンターテインメント。幼いころに父親と生き別れて以来、愛を知らずに生きてきた若手忍者・陽炎太(大野)が、父親の面影がある太った猫との出会いにより成長する姿を描く。監督は「猫侍」シリーズで海外でも高い評価を得た渡辺武、脚本家は黒木久勝が担当する。
アジア最大級の規模を誇る上海国際映画祭。昨年は来場者数が35万人を超え、51のスクリーンで445作品が上映された。本作が選出されたパノラマ部門は、国際的な映画製作者たちに作品を発表する機会を設けるとともに、観客やメディアに世界の映画トレンドを伝えることを目的とした部門。今年、パノラマ部門での出品が決定している作品には「3月のライオン」「PとJK」「帝一の國」「昼顔」「二度めの夏、二度と会えない君」があり、大野智主演「忍びの国」は、コンペティション部門・ジャッキー・チェン・アクション映画週間に選出された。
今回、「猫忍」を選出した理由として、同映画祭のプログラマーWang Xiao氏は「ミステリアスな忍者が多数出てくる『NEKO-NINJYA』は、“粋”や“癒やし”という日本独自の文化を私に教えてくれた」とコメント。パノラマ部門への出品決定を受け、主演の大野は「名誉ある映画祭に招待いただき感無量です。海外の皆様にとって、癒やしだったり、心の支えにこの作品がなってくれればいいなと思っております」と喜びのコメントを寄せている。
主演の大野にとっては、本作が映画初主演作。また、昨年放送の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に続き10月スタートの『わろてんか』にも出演が決定しており、2年連続の朝ドラ出演ということで、今後のさらなる活躍が期待される。
映画「猫忍」は公開中。本作は開催中の「第20回上海国際映画祭」にて、現地時間6月17日(土)後1・30から上映予定。