天才バレエ少女の数奇な運命を描く『ポリーナ、私を踊る』の監督が来日!

映画
2017年06月27日

126429_01_R 開催中のフランス映画祭2017にて、10月28日(土)より日本公開となる映画『ポリーナ、私を踊る』の上映が行われ、共同監督を務めたヴァレリー・ミュラーとアンジュラン・プレルジョカージュが登壇した。

 BD書店賞、ACBD批評グランプリを受賞したバスティアン・ヴィヴェスによる話題のフランス・グラフィックノベルを映画化した本作。天才バレエ少女の、輝かしくも数奇な運命を描く。

 久々の来日となったミュラー監督は「こうして東京でみなさんにお会いできて光栄です」とあいさつ。自身のバレエ団を持ち、これまで日本でも公演を行った経験を持つプレルジョカージュ監督は「私も日本に来ることができ、大変嬉しく思っています。日本ヘは公演で何回か来ていますが、映画のプロモーションで来るのはまた別の感動があります。とても幸せです」と笑顔でコメントした。

観客とのQ&Aのコーナーでは、迫力のあるダンスシーンについて「本作の出演者はすべてダンサーの人ですか?」という質問が。ミュラー監督は「本作では『本人に踊ってもらう』という決めごとをアンジュランと作りました。替え玉は使いたくなかったのです」と企画段階でのこだわりを披露。さらに、「いくつものオーディションを重ね、ダンサーで演技ができる人と、俳優でダンスができる人の両方を使うことにしました。映画とダンスが一緒に歩むことができるような形にしたかった」と、キャスティングの裏側を明かした。
また、原作者のバスティアン・ヴィヴェスも絶賛しているという本作。プレルジョカージュ監督は「映画を見てくれて『僕が描いた登場人物たちを力強い人物として描いてくれていて嬉しい』と言ってくれ、とても幸せでした。原作を映画化する幸せはそこにあると思いました」と満面の笑みを見せ、イベントは幕を閉じた。

【作品情報】
『ポリーナ、私を踊る』
10月28日(土)より ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
©2016 Everybody on Deck – TF1 Droits Audiovisuels – UCG Images – France 2 Cinema

■監督:ヴァレリー・ミュラー&アンジュラン・プレルジョカージュ
■脚本:ヴァレリー・ミュラー
■出演:アナスタシア・シェフツォワ、ニールス・シュナイダー、ジュリエット・ビノシュ、ジェレミー・ベランガール、アレクセイ・グシュコフ
■原作:「ポリーナ」(ShoPro Books) (著者:バスティアン・ヴィヴェス、訳:原正人)
■配給:ポニー・キャニオン

<STORY>
ボリショイバレエ団のバレリーナを目指すロシア人の女の子ポリーナ(アナスタシア・シェフツォワ)は、厳格な恩師ボジンスキー(アレクセイ・グシュコフ)のもとで幼少の頃から鍛えられ、将来有望なバレリーナへと成長していく。かの有名なボリショイバレエ団への入団を目前にしたある日、コンテンポラリーダンスと出会い、全てを投げ打ってフランスのコンテンポラリーダンスカンパニー行きを決める。新天地で新たに挑戦するなか、練習中に足に怪我を負い彼女が描く夢が狂い始めていく。ダンスを通して喜びや悲しみ、成功と挫折を味わい成長していく少女。彼女が見つけた自分らしい生き方とは……。

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