パーソナルアロマディフューザー「AROMASTIC TM」のコンセプトWebムービー『元、落語家 ~話が下手な元噺家のハナシ~』の公開記念プレミアム上映会が行われ、ピース・又吉直樹、柄本佑が登場した。
又吉が企画・構成を手掛けたこのWebムービーは、落語家から不動産屋に転身した男が、同僚や上司とのコミュニケーションに悩んでいたところ、「AROMASTIC TM」の香りを吸い込むことで気持ちが前向きになるというストーリーだ。
このストーリーについて又吉は、「昔コンビニでアルバイトしてて、お笑い芸人ってことも知られてたんですけど、バイト先では2番目に面白いと言われてたんですよ。芸人じゃない僕よりも面白い人がいて、ここで自分はちゃんと仕事ができてないなと、力をいまいち発揮できない状況を感じていたので、そういう時に何かの香りをかぐことによってふっと楽になって、頑張ろうって気持ちが変わるっていう感覚を作品に出せたらいいなと思いました」と自身の過去のエピソードと重ねてコメントした。
また、香りについての具体的なエピソードを聞かれると、「ネタを書いたり、文章を書いたりするときに夜中に外を歩くとお風呂のにおいとかで子供の頃の記憶がよみがえってくるので、香りは記憶を思い出させたり、気持ちも切り替えられますね」と語った。
また、本ムービーの主演を務める柄本の印象について、又吉は「僕は俳優さんとかはその人のたたずまいが大事だと思うんですが、柄本さんは立っているだけで脚本とか作品で描き切れない背景を想像させてくれるところがすごく好きです」と。一方の柄本は、又吉について「又吉さんは、もっと声が小さくて前髪で隠れてて……というシャイなイメージだったんですけど、実際にごあいさつさせていただくとパーンとしている方だったので安心しました」とお互いの印象を照れながら語り合った。
囲み取材で又吉は、「準備も含めたら撮影はかなり時間がかかりました。案は5、6個出してプロットは3つ書きました」 と製作の裏側を告白。さらに、“又吉大先生”と呼ばれることについて質問が及ぶと、「呼ばれることに慣れたというより、なんでしょうね、みんなも僕のことを先生って呼ぶときに半笑いで呼ぶんで、たぶんニックネームみたいな感じなので、僕も含めて誰もそんなこと思ってないと思うと、受け入れられるようになってきました」と話し、記者たちを笑わせた。