原点は日本の“スーパー戦隊”、日本で生まれてアメリカで育ったハイブリッドヒーロー「パワーレンジャー」。世界160か国以上で20年以上放映され続けている世界的TVシリーズが、総製作費120億円を費やし、ハリウッドの技術と経験を注ぎ込まれて映画化された。そして、7月15日(土)の世界公開の最終地である日本公開を目前に、名古屋市港区の田んぼにてレッドレンジャーの田んぼアートが完成した。
茶屋新田田んぼアート実行委員会が主催するこの田んぼアートは、地元・名古屋市港区の茶屋新田地域資源保全隊が中心となって取り組むプロジェクト。田んぼアートの制作を通して、田植えや稲刈りといった稲作作業を楽しく体験することで農業への関心を高め、水田の保全につなげる目的で行われている。
今年で7年目を迎える田んぼアートだが、映画とのコラボレーションは今回が初めての試みとなる。同委員会の布目勝会長は「東映とのコラボ企画でパワーレンジャーを田んぼに描いてみました。今回のコラボを通じて、もっと農業に関心を持っていただき、日本の農家のパワーを感じてほしい。ぜひ田んぼアートを見て、感動してほしい」と語った。
5月14日に行われた田植えには、名古屋市民と地元農家総勢500名が参加。お披露目を待ちわびていたという名古屋市の男性は、「(田んぼアートを見て)すごいです!子供にも田植えを経験させたくて参加しましたが、子供もとっても喜んでいるので満足です」と興奮を隠せない様子。
田んぼアートの観察会には、その出来映えを見るためにレッドレンジャーがサプライズで登場。集まった子供たちも日本が生んだ世界的ヒーローの登場に歓声をあげ、急きょ撮影会が行われるなど盛り上がりを見せた。田んぼアートの見ごろは7月下旬まで。観察台が設けられ、誰でも無料で観覧することが可能。植えられた稲は10月ごろ刈り取られ、12月に田植え参加者に配られる予定。
<田んぼアート概要>
場所:名古屋市港区西茶屋三丁目地内
主催:茶屋新田田んぼアート実行委員会
協賛:JAなごや はじめ43社
水田面積:3,360平方メートル
「パワーレンジャー」
7月15日(土)ロードショー
<ストーリー>
さかのぼること、ときは紀元前。古代の地球で世界の運命を決する、大きな戦いが終焉を迎えていた。ある5人の戦士たちによって守られた地球。そこにはやがて新しい命が芽生え、物語は現代へと帰ってくる。
小さな町エンジェル・グローブに、普通に暮らす若者たちがいた。ジェイソン、キンバリー、ビリー、トリニー、ザック。ありふれた日々を過ごす彼ら5人は、偶然にも同じ時間、同じ場所で不思議なコインを手にし、超人的なパワーを与えられる。自分たちの力に困惑する彼らの前に現れたのは、かつて世界を守っていた5人の戦士=“パワーレンジャー”の一人ゾードンと機械生命体アルファ5。かつて古代の地球で封印された悪の戦士=リタ・レパルサがよみがえり、再び世界を滅ぼそうとしていること、そしてかれら5人はその脅威に立ち向かうべくコインに選ばれた、新たな「パワーレンジャー」であることを明かされる。しかし、自らの運命を受け入れられない彼らは、まだその秘めたる力を解放できずにいた。地球に残された時間はあとわずか。はたして彼ら普通の高校生に、この瀬騎亜を救うことができるのか?世界が、そして仲間たちが危機にさらされたとき、ついに“その力”が目覚める。
<スタッフ&キャスト>
監督:ディーン・イズラライト
脚本:ジョン・ゲイティンズ、アシュリー・ミラー
音楽:ブライアン・タイラー
製作総指揮:アリソン・シェアマー、ブレント・オコナー
キャスト:デイカー・モンゴメリー/ナオミ・スコット/RJサイラー/ベッキー・G/ルディ・リン/ビル・ヘイダー/ブライアン・クランストン/エリザベス・バンクス
吹き替えキャスト:勝地涼/広瀬アリス/杉田智和/水樹奈々/鈴木達央/沢城みゆき/山里亮太/古田新太
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