弘兼憲史の人気同名漫画をドラマ化した『ハロー張りネズミ』(TBS系 毎週(金)後10・00)が7月14日(金)からスタート。普通なら絶対断るような面倒な案件を好んで扱う風変わりな探偵事務所を舞台に、人情とお節介をモットーに“ハリネズミ”こと七瀬五郎(瑛太)とその仲間たちが人情味あふれた哀しい事件や超常現象などの想像を超えた難事件に挑んでいく変幻自在な探偵ドラマ。
放送に先駆けて行われた特別試写会&舞台挨拶には瑛太、深田恭子、森田剛、山口智子のメインキャストと脚本&演出を務める大根仁監督が登場。本作の見どころや撮影秘話を語った。
役衣装で登場したキャスト陣は立ち位置が分からずあたふた…。「たぶん並びが間違っているんでしょう。俺が修正します」とすぐさま仕切りにまわった大根監督は「お気づきかと思いますが、先ほど説明した立ち位置すら把握しないようなひと癖もふた癖もある役者たち。この人たちをコントロールするためには全話の脚本と演出くらいやらないと言うことを聞いてくれないだろうと思いまして無理して頑張った感じですね(笑)」と冗談めかした。
「今までにないような新しい探偵ドラマが出来上がったと思います」と語った瑛太は「大根さんが描かれる台本が本当におもしろい。第1話でも人情モノでありながら、森田さん演じるグレの笑っていいのか泣いていいのかわからないようなお芝居が入ってきたり…なんですかね~。大根さんの脳みそに入ってることがすべて反映されていて、僕はそこにどんどんついていきたいと思ってやっている」とコメント。
深田が「台本に“ミステリアスな雰囲気をまとい、ハニーなムードを併せ持つ女性”と書いてあって、『それってどんな女性なんですか?』って監督にお伺いしたら、『とにかく台本にすべて書いてありますので。僕は台本というのは、役者へのラブレターだと思っているのでそれを受け取ってください』とおっしゃってて」と話すと、それを受けた大根監督は「女優にはラブレターのつもりで書いてますけど、男にはどんなひどい目に遭わせてやろうかと思って書いてます(笑)」と笑いをさそった。
そんな大根監督に「大根さんはラブレターじゃないって言ってますけど、僕はラブレターだと思ってるんですよ。すごく台本から愛情を感じる」と信頼を寄せた森田は、グレの出演シーンでたびたび客席から笑いが起こったとMCから聞かされると「俺は撮っていて全然楽しくなかったんですけど…めちゃくちゃな感じで鍛えられました」と撮影を振り返った。
“共演して印象が変わった人”を問われた瑛太は「相棒ですし、森田さんの素性を知りたくて色々と話させていただいた。最初はけっこうたじたじだったんですけど、今はもう何でも話せる仲になりました。それは芸能界の中でも僕1人なんじゃないかな」と森田と意気投合した様子。「今まで色んな取材とかで森田さんのことを“ちょっと物足りない”とか言ったことが記事になっちゃりして…。実際に物足りないことも時期も長かったんですけど、とにかく合間にひとことでも良いから森田さんの内面、生活感を全部聞き出してやろうって。僕はもう今幸せなんです」と笑顔を浮かべた。
いっぽう、森田は「瑛太君には絶対に誰にも言えないこととかも話せるんですよ。一緒に住めって言われたら住める」と相思相愛の様子を明かすも「僕も年上だからもっとコミュニケーションをとったりすればいいんだけど、できないから反省してます」と恐縮。そんな2人の光景を見ていた大根監督は「剛のことはよく知っているけど、このシャイで人見知りの剛がこんなに心を開いているのは初めて見たくらい」と感慨深げ。「“剛が笑ってる!”って思ってちょっとうれしかった」と語ると会場からは笑いが起こった。
TBS連ドラ初主演・瑛太×G・Pドラマ初脚本&演出・大根仁で送る、ドラマ『ハロー張りネズミ』はTBS系列にて7月14日(金)よりスタート。
公式HP:http://www.tbs.co.jp/hello-harinezumi/