現在上映中の映画「東京喰種 トーキョーグール」。人の姿をしながら人を食らう怪人・喰種と人間との戦いを描く迫力のバトルや、高いドラマ性が評価されて話題を呼んでいる。そんな本作の公開を記念し、主演の窪田正孝、鈴木伸之をゲストに迎え、「ファン大感謝DAY!」として舞台あいさつが行われた。
本作の上映を終えたばかりの会場に2人が登場すると、場内のボルテージはあっという間に最高潮に。7月29日の公開初日から20日たっているにも関わらず超満員の会場に、窪田も「すごいですよ!」と興奮気味。いっぽう鈴木は、作品の評判の高さを喜びながらも、本作のプロモーションを通して「窪田さんのことが大好きになってしまった」ことを告白。役者としても先輩としても尊敬できると絶賛し、“窪田愛”を本人の前で熱弁した。窪田も鈴木を「ノブくん」と呼び、「これでLINEを返して焼き肉に連れて行ったら100点満点ですね!」と応えるなど、2人の仲のよさに会場からは大きな拍手が沸き起こった。
トークが始まると、まず2人が劇中で戦うクライマックスのアクションシーンの話題に。2人ともハードなバトルを夜から朝まで練習するのは大変だったが、「集中していたのであっという間だった」「一番思い入れの強いシーンかもしれない」と撮影を振り返った。
また、そのビジュアルクオリティの高さが話題を呼んでいる“喰種マスク”を装着していた窪田は、マスク状態でのアクションシーンの苦労話を披露。ずっと口元が覆われていた状態だったが、鈴木演じる亜門にかみつくシーンで“口開きマスク”に変わったことでようやく息ができたという、迫力バトルシーンの裏話を明かした。
さらに、「ファン大感謝DAY」らしく、客席のファンから「思い入れのあるシーン」を語ってもらうコーナーも。窪田、鈴木がそれぞれボックスから引き当てた座席番号のファンが、お気に入りのシーンを直接ゲストたちに熱弁した。ファンの1人がカネキ(窪田)と亜門(鈴木)それぞれのトレーニングシーンを挙げると、すかさず窪田が撮影秘話を披露。カネキが指を痛めつけられる印象的なシーンは、実は窪田ではなく撮影助手の指だったことが明かされ、上映を見たばかりのファンからは感嘆の声が上がった。
ゲストたちに番号を呼ばれると、感動のあまり泣き出してしまうファンも。その喜びぶりに思わず感動する窪田と鈴木だったが、お気に入りのシーンを涙ながらに「シャワーのシーン」と語るファンには思わず会場全体が大爆笑。終始和やかな交流が行われ、まさに「ファン段階者DAY」にふさわしいイベントとなった。
映画「東京喰種 トーキョーグール」は、現在公開中。
<ストーリー>
人の姿をしながらも人を食らう怪人【喰種(グール)】。水とコーヒー以外で摂取できるのは「人体」のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ/窪田正孝)は、ある日、事件に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故のとき一緒にいた喰種の女性・リゼ(蒼井優)の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ/清水富美加)と出会う。「あんていく」は喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつも、やがてカネキを助ける存在となっていく。そんな中、喰種にも人間と同じように、守るべき家族や大切な友人がいること、愛する気持ちや哀しみ、憎しみといった感情があることを知り、カネキは人間と喰種、二つの世界の価値観の中で葛藤する。そんな中、喰種を駆逐しようとする人間側の組織・CCG(Commission of Counter Ghoul)の捜査官・亜門(鈴木伸之)、真戸(大泉洋)が現れ、し烈な戦いに巻き込まれていくのだった…。
<スタッフ>
原作:石田スイ「東京喰種 トーキョーグール」
監督:萩原健太郎
脚本:楠野一郎
<キャスト>
窪田正孝
清水富美加 鈴木伸之 桜田ひより 蒼井優 大泉洋
村井國夫/小笠原海 白石隼也 相田翔子 栁俊太郎 坂東巳之助
佐々木希 浜野謙太 古畑星夏 前野朋哉 ダンカン 岩松了
©2017「東京喰種」製作委員会