7月8日に放送された『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ)の「TOGAKI HOUSE」が、放送批評懇談会が優れた番組・個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」の7月月間賞を受賞した。
『関ジャニ∞クロニクル』は、2015年5月にスタートしたバラエティ番組。音楽、芝居、バラエティーなど多方面で活躍を続ける関ジャニ∞が、「原点回帰」を目指し、スタジオ企画、ロケ企画、スポーツ企画など、さまざまなジャンルの企画に挑戦している。
今回受賞した「TOGAKI HOUSE」は、1つの部屋に集められた関ジャニ∞のメンバーが、ト書きの指示に従って即興で芝居を繰り広げ、アドリブでストーリーを作っていくという企画。今年4月に始まったコーナーで、この日の放送が2回目となる。
この日の放送では、なぜか「TOGAKI HOUSE」から失踪した丸山隆平が、5日ぶりに、しかもずぶ濡れで部屋に戻ってくるところからストーリーがスタート。失踪した理由やずぶ濡れの理由などを、出されたト書きに従って芝居していき、話は予想もしない方向に展開していく。
選評では、「関ジャニ∞のアドリブ能力やお笑いセンスの高さが生かされると同時に、素の部分の魅力や普段のメンバー同士の関係性も垣間見えて、アイドルバラエティーの良さが十分に発揮された回であった」と評価されている。
今回の受賞について、総合演出の福山晋司は「いつも筋書きどおりに行かない、自由にハミ出し続ける関ジャニ∞の魅力を逆説的にストーリーの世界に閉じ込めようとしたのがこの企画。番組と彼らの関係性を象徴するような企画が賞をいただけてうれしい限りです。これからも自由奔放な彼らがハミ出しやすい企画を、彼らに脱線されてこそ面白くなる筋書き(ト書き)を作り続けていこうと思います」とコメントを寄せている。
『関ジャニ∞クロニクル』
フジテレビ
毎週(土)午後1時30分~2時(※関東ローカル)
<出演者>
関ジャニ∞(横山裕、渋谷すばる、村上信五、丸山隆平、安田章大、錦戸亮、大倉忠義)
<スタッフ>
チーフプロデューサー:中嶋優一
プロデューサー:上野貴央、瓜生夏美、松本祐紀
アシスタントプロデューサー:箕臼高志
総合演出:福山晋司
演出:姉崎正広
ディレクター:袰川斉、角山僚祐、神田洋昭
制作:フジテレビジョン